こんにちは、レモンキャットです。
春も半ばに近づき、道端や軒先でもカラフルな草木を楽しめる季節になりました。
昨年、初めて流山で春を迎えて「何このお花!かわいい〜!」と
すぐに気になって調べたオレンジ色のこのお花。
北陸ではみたことが無かったのですが、みなさんはご存知でしたか??
なんと「厄介もの」として関東近郊を賑わせている外来種
こちらは「ナガミヒナゲシ」という、ケシ科の一年草。
写真ではうまく伝わらないのですが、とても綺麗なオレンジ色。
なのですが、一株でも約15万粒の種子を持っているという脅威の繁殖力…!
いくつかの自治体からは注意喚起が出ているナガミヒナゲシ。
庭先で見かけた際には、種が飛ぶ前にすぐに除去することをおすすめします。
せっかくなので、もっと詳しく調べてみました!
気になる方はぜひお読みください^^
開花時期は4月〜5月。関東を中心に徐々に全国へ…
東葛エリアでは今週くらいからナガミヒナゲシの花をよく見かけるようになりました。
とても愛らしいオレンジ色の花。
「かわいい!」「摘みたいな〜。でも誰の敷地かわからないし。」
と、道端で見かけるたびに愛でていました。
「せめて名前だけでも知りたいな…」と思って、Googleフォト検索で調べてみました。
すると…
まだ「特定外来生物」や「生態系被害防止外来種(要注意外来生物)」には指定されていないものの、それ以上のリスクがある植物だということが、植物の専門サイトやウィキペディア、様々な地自体のWEBサイトにて「注意喚起」として掲載されていました。
ナガミヒナゲシは、どうして危険なの?
こちらの植物は、とにかく繁殖力がめちゃくちゃ高いんです。
◻︎一株のナガミヒナゲシに15万個の種子がある
◻︎種は5年経過しても発芽して成長する
◻︎根と葉からは、周囲の植物の成長を阻害する成分を放出している
◻︎周りの環境に合わせて15cm〜60cmほどに成長し、風に揺られながら種を飛ばす
◻︎落ちた種は発芽して土の中で越冬するものと翌春に発芽するものに分かれて着実に命を繋いでいる
◻︎繁殖する際に土壌の種類は選ばず、コンクリートの隙間でも生育できる
こうやって書いてみるだけでも、その繁殖力の高さに逞しさを感じます…!
関東を中心に猛威を奮ってエリアを拡大中!
ナガミヒナゲシは、街路樹や道路脇の丘や川沿いで大量に繁殖している様子を見かけます。
風で飛んだ種が、靴の裏や車のタイヤなどに付着して運ばれて生育エリアを広げているようです。
「昨年はここには咲いていなかったな…」というところでも
今年はちらほらと花を見かけるようになりました。
庭先で見かけたら要注意!
もしご自宅の庭や軒先で見かけた際には、なるべく開花前に摘み取るようにしましょう。
せっかくの花壇の植物の成長を妨げてしまうのは、悲しいですよね。
ただし、素手で触るとかぶれることもありますので取り扱いには注意しましょう。
我が家では「ちょっと毒があるお花だから触らないようにしようね」と伝えています。
開花直後の未熟な種子からも発芽が確認されています。
なるべくこのようなフサフサの開花前の状態の時に根っこから摘み取るようにすると良いそうです。
東葛エリアでは、柏市と野田市のWEBサイトにて、市民への摘み取り協力依頼が確認できました。
柏市
https://www.city.kashiwa.lg.jp/kankyoseisaku/ecosite/shizen/yasei/nagamihinageshi.html
野田市
https://www.city.noda.chiba.jp/shisei/1016739/1016740/kusakoho/kusazukan/1016980.html
写真中央の垂れ下がったフワフワが開花前のようです。
この時点で摘み取るのがベスト。
右の円柱状になると、もう種子が出来始めていて繁殖準備OKな状態だそうです。
また、開花前はヨモギと間違えやすい点も要注意…!
どうしても生育したい場合は地植えではなく鉢植えで
鉢植えにして開花した時点で摘み取りをすれば周りの環境に影響がないと伝えているサイトもありました。
ですが、取り扱いにはあくまでも慎重に…。
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
ジモトミンレモンキャット
流山2年生。好奇心旺盛で「出かけること」と「食べること」が大好きな2児の母。趣味は写真と鉱物あつめ。新しい土地で出会うワクワクを綴っていきたいと思います。