こんにちは!まちっと編集部のバンハルです。
以前リビング北摂Webで取り組んでいた「編集部 北摂自由研究」から、北摂の地名に関するクイズとエピソードを紹介します。
知っているようで知らない地名の世界。へ~そんな由来があるのね!と発見もいっぱい。
地名にはまさに北摂ならではの”謎”が詰まってますよ。
≪2020/1/6公開≫
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簡単そうにみえて、意外な読み方で驚かされるのが地名。「北摂自由研究〈地名編〉」第4回は、豊中市の「北条町」です。
「ほうじょうちょう」と読みたくなりますが、正解は「きたじょうちょう」。なぜ、この地名、読み方になったのでしょう。
地名に関する文献がないため、正確な由来はわかりません。ただ、豊中市立小曽根(おぞね)小学校の創立100周年記念誌によると、「(吹田市)垂水のほうから一条とかぞえて、吹田街道あたりが四条でした。その北にあったのでこの名前が残されたようです」という記載が見られるとのこと。
豊中市が含まれていた古代の豊島郡では条里制(※)が施行されていたため、条はその名残りとする文献もあるそうです。※古代から戦国時代まで用いられた土地区画制度
北条ではない書き方が今の読み方に?
なぜ「ほうじょうちょう」という読み方ではないのでしょう。実は北条ではなく「喜多条とも書いた」という歴史が残されており、そこから「きたじょうちょう」という読み方が今も残っているそう。
豊中市の「新修豊中市史 第1巻通史一」に、「安貞元年(1227年)の勝尾寺文書は、豊島郡の条里の区画として北条を示すものである」と記載があります。1227年は鎌倉時代。この年代には「北条」という地名が存在したことがわかっています。
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この記事を書いたのは…
まちっと北摂編集部バンハル
大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、バンハルです。 夫と息子+琉球MIX犬(女の子)と暮らしています。以前千里中央に事務所があったときは、お昼休み、コラボの図書館に通いづめてました。おすすめは大阪モノレールから見下ろす街並み。特に秋は紅葉が素晴らしい! アイコンの画像はバンハル3歳のときのものです。