こんにちは。柏市在住の地元民(ジモトミン)、「まちっと柏」ライターのKOJI-KOJI(コジコジ)です。
2024年12月の下旬に柏市郷土資料展示室で開催中の「染谷家のたたずまい~歴代当主が培ってきたもの~」を見てきたので、そのご報告レポートです。
どこでやっているの?いつまでやっているの?
柏市郷土資料展示室で開催中の「染谷家のたたずまい~歴代当主が培ってきたもの~」。
柏市郷土資料展示室は、柏市役所沼南庁舎内、図書館の2階にあります。
アクセスは、柏駅東口から、手賀の丘公園・小野塚台・沼南車庫・布瀬行きバスで「沼南庁舎バス乗継場」下車徒歩1分、または「大木戸」下車徒歩2分。
(概ね午前9時台から午後4時台は「沼南庁舎バス乗継場」、それ以外の時間帯は「大木戸」下車)
「染谷家のたたずまい~歴代当主が培ってきたもの~」は「染谷家」にスポットをあてた展示となっています。
染谷家は、中世の豪農、近世の名主の家柄で、江戸時代には農業を中心に酒造、養蚕、質屋等を兼業してきました。
この染谷家には、古文書や絵図類が多数残されており、建物の建築年代や屋敷構えの変遷を知る資料としても大変貴重なものとなっているそうです。
今回の展示では、染谷家の建物の変遷に触れつつ、それに関わった歴代当主たちの志や想いに触れていく構成になっており、染谷家に代々伝わる美術品等も展示。
開催期間は2025年3月9日(日)までとなっています。
手賀沼の地図が興味深い
この日、私は大津川沿いから手賀沼の南岸を通って手賀川~下手賀川~下手賀沼と水沿いサイクリングをしていた帰りだったので、展示されていた手賀沼絵図という地図が特に興味を引きました。
今の地図は、上が北であることが多いですが、展示されていた地図は南が上。
かつてはそういうものだったみたいですね。
わかりやすいよう上下を反転させ、解説を加えた地図も展示されていました。
下総国と記載があったので江戸時代のものかなと思ったものの、印旛県管轄とも記載があったので、明治時代のものと推察。
特に気になったのは地図の東の方、浅間堤のあたりです。
ここは今の浅間橋のあたり。
浅間橋は手賀川にかかる橋。
そう、今はこのあたりは川なんですね。
地図では沼として描かれ、さらに東にまで手賀沼が広がっています。
今は浅間橋のさらに西側の曙橋が手賀沼と手賀川の境なので、東側がだいぶ干拓されたことがわかります。
ついさっき見てきた、延々と続く一面の冬枯れの田んぼが思い出されました。
地図以外では、染谷家歴代当主の系図、屏風、瓦、五榜の掲示等が興味深かったです。
そんな展示は2025年3月9日(日)まで開催されていますので、興味を持たれた方は一度訪れてみてはいかがでしょう。
URL: 【柏市のHP】染谷家のたたずまい ~歴代当主が培(つちか)ってきたもの~
柏市郷土資料展示室
- 住所:柏市大島田48−1
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この記事を書いたのは…
koji-koji
柏市在住。四季折々の季節の良さ、歴史的な名所・史跡・行事、メジャーなのからマイナーのまで様々なイベントなどを巡ったりするのが好きな千葉県民・柏市民です。農園を借りて野菜や花を育てています。