こんにちは!とよなか子育て応援マガジンSMILEの編集部員Mです。
豊中市で初めてできた郷土かるた、「蛍池かるた」をご存じですか?
このかるたを作ったのは「蛍池・遊びのプロジェクト」、通称HAPさん。2009年に発足したHAPさんは、なんとメンバーの平均年齢が70歳超え!それでも依頼があれば蛍池小学校や公民館などあちこち訪れて、子どもたちにいろんな「遊び」を伝える活動を続けていらっしゃいます。「年齢を重ねたとき、こんなふうに毎日を過ごせたらいいな」と思わせてくれる尊敬すべき人生の先輩、HAPさんをご紹介します。
子どもと一緒に楽しむ!だからみんな楽しい!多世代交流
SMILEとHAPさんの出会いは、2013年4月にSMILEが読者交流会として企画した「あそびのひろば」でした。春休みに子どもたちがいっぱい楽しめるイベントをやりたいと考えてHAPさんに相談し、共同開催。
SMILE編集部員から見ると親世代の方々。ですが、「手作りの楽しい遊びを考えてほしい」という依頼に、選びきれないほどたくさんのアイデアを出してくださいました。ストローやペットボトルなど身近な素材を使い、それもお金をかけずに収集してくださって。主催した私たちSMILE編集部が恐縮するほど。当時、幼かった我が息子らも思い切り遊んでもらった思い出深いイベントです。
元市役所職員さんやボーイスカウト指導者など、つわもの揃いのメンバー
「子どもの笑顔が何よりのご褒美」というHAPのメンバーは、元市役所職員の代表・山田さんをはじめ、(ボーイ、ガール)スカウト指導者、青年海外協力隊、おもちゃ作りの達人、パソコンの達人、民生児童委員などそれぞれ得意分野のあるつわもの揃い。「退職したら地域のボランティアグループを作ろう」と話していた仲間たちで結成し、みんながリーダー。目指すのは、地域に根ざした世代間交流だそうです。
HAPさんが作られた「蛍池かるた」は豊中市第1号の郷土かるた。蛍池小学校では、このかるたを教材として毎年1年生の「かるた遊び」に始まり、3年生の「かるたde町たんけん」は、HAPメンバーの人脈をいかして、消防分団、寺院、旧家などを訪れる名物授業に。交流先は、蛍池小学校以外にも、上野校区、熊野田校区、刀根山校区などに広がっています。
そんな活動は話題になり、「となりの人間国宝さん」に認定されたり、「街角トレジャー」、「せのぶら」、NHKの「おはよう日本」などいろいろなテレビ番組や新聞で紹介されています。
子どもが安心して暮らせる「ふるさと」の町へ
HAPさんとSMILEの交流が始まってから、約10年。定期的に送ってくださる活動メール!その頻繁さと“まめさ”には、頭が下がる思い。コロナ禍で活動の制限もありますが、小学校からの依頼には必ずこたえながら「蛍池かるた復刻版」の作成計画も進めているそうです。これまで作った500箱が在庫ゼロになり、毎年「買いたい」との問い合わせがあるので期待に応え、ファミリーサイズで発行する予定。
「子どもたちの笑顔が我々サードエイジの活力になっています。この活動を継続することで子どもが安心して暮らせる、まちづくりにつながると思っています」と話すHAPの皆さん。
大人が楽しんで暮らせる町でないと子どもも楽しい未来を描けない…そういう意味ではHAPの皆さんの活動は“夢の種をまいている”とも言えそうです。
そして、いつも「SMILEの皆さんはほんとにがんばってる!」と誉めてくださるのが嬉しくて。素晴らしい先達の後ろ姿をこれからも見せてくださいね!
URL: Facebook「蛍池・遊びのプロジェクト(HAP)」でも活動を紹介中
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この記事を書いたのは…
ジモトミンSMILE編集部員(豊中ママ)
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