大阪・関西万博で壮大な学生オンラインオーケストラを実現したい
2025年の大阪・関西万博。始まったら行ってみたいわ~ぐらいに思っている人も多いと思いますが、
せっかく大阪にいるのだから、見るだけじゃなくて参加しよう!という大阪大学の学生部会「a-tune(ええちゅーん)」の取り組みを知りました。
ぜひお話を聞きたいと、代表の吉川馨さんを直撃★
2年後の大阪・関西万博出展を目指して、”世界中の学生と音楽を通じてつながりたい”と結成された、学生部会”a-tune(ええちゅーん)”。
代表の吉川馨さん(工学部・2回生)は入学したときに配られていた”a-tuneの活動チラシ”を見て、「へー、万博に参加できるんか!」と興味を持ったのだそうです。
「”eMotto(エモット)”という、阪大生が立ち上げたスタートアップ企業があるのですが、その”eMotto”が開発した電子楽器がParoTone(パロトーン)です。
楽器が全く弾けない人でも必ず音楽を奏でられる、すごい電子楽器なのですが、例えば楽器が苦手な人はこれを使い、得意な人はそれぞれの楽器で、オンラインオーケストラを実現させたいんです」と吉川さん。
現在4つの目標を掲げて、活動中。学業と両立しながら、大きな目標に向かって邁進中です。
◇目標1◇世界語拠点をつなぐオンライン合奏
世界五大陸のどこかの国に1拠点ずつ置き、その5つの拠点ををつなげてオンライン合奏をする。
5拠点で演奏に参加する学生の国籍の数を合わせて、100カ国の参加を目指す。
◇目標2◇同時合奏と動画の併用
万博のメイン会場は大阪。時差があり、演奏時間に深夜の時間帯になる国があるため、その人たちは同時ではなく、事前に動画を撮影し、合奏に加わる
◇目標3◇楽器と電子楽器との合奏
電子楽器(例えばParoTone)とギターやピアノ、民族楽器を織り交ぜて演奏する
◇目標4◇サブコンテンツを充実させる
例えば、メタバースを使っての演奏や、プロジェクションマッピングを活用し、立体的な演奏情景を実現する
2022年12月、大阪市中央公会堂で海外学生との初のオンライン合奏会を開催。沖縄科学技術大学院大学(OIST)と、ベトナムの3拠点での海外合奏に成功しました。関西学院大学の協力で、プロジェクションマッピングも実現!
活動の肝になるのが、”拠点づくり”。
「拠点はどこでもいいというわけではなく、ある程度の広さがあり、学生が集まりやすく、しかもオンラインでつなぐための環境を整えられることが条件。あと2年でなんとか課題をクリアして、成功させたいです」
■活動を広く知ってもらうための今年度の活動について
・4月30日、5月1日 大阪大学いちょう祭(学祭)で万博に向けて活動する学生団体の紹介「阪大・学生万博」
・5月21日 いばらき立命館DAY2023 立命館の学生との公開議論(予定)
・9月 海外拠点の設営に学生を派遣
・11月 まちかね祭でオンライン合奏(予定)
・2024年3月 e-Symphony for 2023
★a-tuneについて
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この記事を書いたのは…
まちっと北摂編集部バンハル
大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、バンハルです。 夫と息子+琉球MIX犬(女の子)と暮らしています。以前千里中央に事務所があったときは、お昼休み、コラボの図書館に通いづめてました。おすすめは大阪モノレールから見下ろす街並み。特に秋は紅葉が素晴らしい! アイコンの画像はバンハル3歳のときのものです。