【吹田】吹田市役所に「すいたぶるラーメン」出店!現役大学生初、1年間の常設

【吹田】吹田市役所に「すいたぶるラーメン」出店!現役大学生初、1年間の常設

大和大学社会学部SDG研究推進室のラーメンユニット「麺の下の力持ち」が4月1日、吹田市役所の中層地下1階にラーメン店をオープンしました。

同ユニットはサイズが規格外などの理由で市場に出回らない食材などを使ったオリジナルの「すいたぶるラーメン」を開発し、2022年からイベントなどで販売してきました。
市役所では「背脂煮干醤油ラーメン」(800円) を看板メニューに、「最高の一杯」を追求していきます。

チャレンジャー育成事業の一環

吹田市役所の出店は、市による起業支援「チャレンジャー育成事業」の一環。地元で飲食店の開業を目指す人が1年間、市役所の地下スペースを借りて営業できる制度です。

吹田市によると今回が10年目の取り組みですが、大学生が運営する店は初めてとのことです。
市の職員のほか、市役所を訪れる一般の方々も利用できます。

営業時間は月曜日から金曜日の11:30〜14:00。
吹田市役所(大阪府吹田市泉町1丁目3−40)は、阪急吹田駅から徒歩1分ほどです。

フードロス削減がテーマ。数々のイベントに出店

大和大学社会学部は2022年4月、教員と学生が中心となって「SDG研究推進室」と大学ベンチャー「株式会社ヴェリダス」を設立。
これまで持続可能な社会の実現に向けた学術研究や社会実装に取り組んできました。

ラーメンユニット「麺の下の力持ち」はフードロス削減がテーマ。
京都・舞鶴産の煮干しや兵庫・淡路島産の玉ねぎのうち、規格外で市場に出回らないものを仕入れ、スープの出汁やトッピングに使っています。

これまで、大阪で開催された「魚ジャパンフェスティバル」に2022年の初回から3年連続参加。すべてプロのお店ばかりで、大学生が参加するのは唯一でした。

さらに、淡路島のイベントにも参加したほか、香港でもすいたぶるラーメンを味わってもらったことがあります。香港大学では、代表の学生、永井琉太さんが英語で日本のラーメンについて講演したこともあります。

2024年3月、魚ジャパンフェスティバルに出店

2024年3月、魚ジャパンフェスティバルに出店

2023年3月、香港大学で講演する永井さん

2023年3月、香港大学で講演する永井さん

「サステナアワード」で優秀賞!

SDG研究推進室では、ラーメンのほかに、チョコレート、コーヒー、アパレル、子どもなど全部で5つのユニットがあります。

どれもSDGsをテーマにしたもので、例えば、チョコレートでは、賞味期限が近かったり、箱が損傷したりして、捨ててしまっている商品を買い取って安く販売したりしています。

このプロジェクトは2024年2月、持続可能な社会づくりを目指す団体を表彰する「サステナアワード」の優秀賞に選ばれました。

大和大学SDG研究推進室「麺の下の力持ち」

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「すいたぶる」を目指して大和大学社会学部SDG研究推進室

チョコ、ラーメン、コーヒー、服などを用い、身近にある問題を解決するため、教員と学生が団結し、社会貢献やまちの活性化に向けて取り組んでいます。「進化し続ける」大和大学のヒミツも発信していきます。

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