こんにちは!
生まれも育ちも流山^^
ジモトミンのスガコウタロウです!
ボクシング好きの三児の父です。
流山市文化協会主催の「邦楽三曲演奏会」を取材してまいりました。
邦楽三曲──箏(こと)、三味線、尺八──は、日本の音楽文化の中でもとりわけ繊細で奥深い響きを持つ世界です。
その音色は古来より人々の心に寄り添い、現代の喧騒を離れた心の安らぎを提供してきました。
しかし今、邦楽は高齢化や若年層離れといった全国的な課題に直面しています。
楽器が大きく、学校で触れる機会も少ないため、若い世代にはなじみにくいのが現状です。
けれど、流山市には変化を受け入れる土台があります!
子育て世代が多く、世代を超えた交流が自然に生まれる街だからです。
邦楽を未来へつなぐために
箏は大きな楽器ですが、奏には静かな体の感覚と深い集中が求められます。
その静けさがこそがストレス社会において心の調律になり心を整えてくれるのです。
和音階がもたらす心理的効果
邦楽で使われる「ヨナ抜き音階」は、終わりをはっきり示さず、余韻や「間(ま)」を大切にした音です。
いわば「終わりきらない美しさ」、「余白のある響き」を特徴とし、聴く人の心を落ち着かせ、ゆったりした時間を感じさせます。
この音階には、副交感神経を働かせてリラックスさせる効果があり、呼吸や心拍が自然と穏やかになることも分かっています。
たとえば、毎日忙しく働く親たちが、休日に箏の音を聴きながらうたた寝をする…
そんなひとときが、家族にとって新しい癒しの時間になるかもしれません。
東京に通勤するお父さん・お母さんが、休日に箏の音を聴きながら親子でうたた寝する──そんなひとときが、新しい子育てや家族の癒しの形になるかもしれません。
都市型生活との親和性
流山市はコンパクトシティとして、文化活動が地域の中で完結できる距離感が大きな魅力です。
箏や三味線も気軽に学べる環境が整い、邦楽は親子で自然に受け継げる音楽として、子育て支援や地域交流にも活かせる可能性があります。
また、邦楽は流行に左右されにくく、親から子へ、そして孫へと自然な形で継承できる音楽でもあります。これは今後、家族ぐるみの文化体験として、流山市の子育て支援や地域交流の施策と組み合わせる余地が大きい分野です。
「伝統をともに育てる」街へ
今回の演奏会には若い世代や親子連れも参加し、演者が『一緒に弾いてみませんか』と声をかけるなど、文化の壁をやわらげる姿が印象的でした。
邦楽は今の時代にも新しい役割を持つ文化です。
流山市が邦楽を通じて世代をつなぎ、暮らしに根づく文化として育てていくことを期待しています。
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この記事を書いたのは…
おおたかの森ファームスガコウタロウ
東京工業大学工学部を卒業後、工業デザイン事務所にてデザイン業務を経て、家業である税理士事務所に入社。そのノウハウを生かし経営コンサルティング おおたかの森ファーム株式会社 を設立。ボクシング好きの三児の父。