【柏市】2025年11月9日(日) インド亜大陸の声の芸術「ドゥルパド」を聴く in 寿量院

【柏市】2025年11月9日(日) インド亜大陸の声の芸術「ドゥルパド」を聴く in 寿量院

こんにちは。柏市在住の地元民(ジモトミン)、「まちっと柏」ライターのKOJI-KOJI(コジコジ)です。

今回は、インド亜大陸の声の芸術「ドゥルパド」を聴くイベントのご案内です。

音楽で心を調える ― ドゥルパドの世界へ

来る11月9日(日)、柏市塚崎にある寿量院にて、北インド古典音楽の至宝「ドゥルパド」の演奏会が開催されます。

ドゥルパドとは、インド音楽の中でも最も古く、精神性の高い声楽様式。

その起源は紀元前のヴェーダの詠唱にまでさかのぼり、16世紀には宮廷音楽として確立されました。

「ドゥルヴァ(繰り返し)」+「パダ(韻文)」から名付けられたこの音楽は、祈りのように静かで深い響きを持ちます。

演奏は「アーラープ」と呼ばれる即興の導入部から始まり、拍子や言葉を持たず、音そのものに意識を向ける瞑想的な時間が流れます。

使用される楽器は、タンプーラやルドラ・ヴィーナなど。声と共鳴しながら、空間全体を包み込むような響きを生み出します。

ドゥルパドは、単なる音楽ではありません。

演奏者は声と呼吸を通して自らの内面を調え、聴く者もまた深い静けさへと導かれます。

現代の喧騒の中で、心を整える「うたう瞑想」として世界中で再評価されているのです。

この演奏会は、音楽を「聴く」のではなく「音とひとつになる」体験。

日常を離れ、音の宇宙に身を委ねてみませんか?

奏者は音を探す旅人、井上 想さん

井上想さんは、北インド古典音楽の最古の声楽様式「ドゥルパド」の奏者として、国内外で活躍する音楽家です。

幼少期よりピアノや横笛など多様な音楽に親しみ、音の源を求めてユーラシア大陸を旅する中で、インドの横笛バーンスリーに出会い、音楽人生が大きく転換します。

2003年より中川博志氏にバーンスリーを師事し、のちにインドへ留学。ドゥルパドの名門グンデーチャ・ブラザーズに師事し、深い修行を積みました。

現在はネパール・カトマンドゥに拠点を置き、同輩のVishal Bhattarai氏とともに音楽学校「Dhrupad Gurukul Kathmandu」を設立。

村の子どもたちや盲学校など、これまで伝統音楽が届かなかった場所での教育活動にも力を注いでいます。

「いい音を出すこと」を人生の目標と語る井上さんの演奏は、聴く者の心を静かに揺さぶり、音楽を超えた深い体験へと誘います。

日本とネパールを行き来しながら、ドゥルパドの響きを現代に伝えるその姿は、まさに“音を探す旅人”です。

開催要領

日時:2025年11月9日(日)14:30~
(開場は14:00~)

会場:寿量院

住所:柏市塚崎815

料金:2000円

※駐車場完備、全席自由

予約・お問い合わせ
 ✉:takatara8@gmail.com
 ☎:080-6815-1788

寿量院

  • 住所:柏市塚崎815

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koji-koji

柏市在住。四季折々の季節の良さ、歴史的な名所・史跡・行事、メジャーなのからマイナーのまで様々なイベントなどを巡ったりするのが好きな千葉県民・柏市民です。農園を借りて野菜や花を育てています。

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