布施地域は、「布施弁天」や「あけぼの山農業公園」など、柏屈指の観光名所が集まるエリア。
「もし自転車があれば、周辺に点在する『お宝スポット』をもっと欲張りに楽しめるのではないか…」
そんな思いから、「観光ガイド養成講座(布施)」修了生たちが企画したサイクリングツアーが、5/30(土)午前中に実施されます。
地域のお宝スポットを巡る本ツアーの見所をご紹介しましょう。
※本ツアーは、「あけぼの山はなやぎプロジェクト」主催、「NPO法人ジセダイ歴史文化継承研究所」共催で実施されます。
※「観光ガイド養成講座」はNPO法人ジセダイ歴史文化継承研究所と柏市教育委員会生涯学習部文化課との協働事業です。

お宝スポット①利根川の貴婦人
利根川沿いの田園のなかに佇む2本の木。
これがインターネット上で「利根川の貴婦人」として密かに話題になっています。
今回のサイクリングツアーは、もともと「利根川の貴婦人」を見に行くというコンセプトのもと企画されたもの。
広大な田園風景の中、利根川沿いに自転車を走らせた先に現れる、その気高く美しい姿をぜひご堪能ください。
※地域の方々のご迷惑にならないよう、“貴婦人”が佇む農道に立ち入るのはご遠慮ください。

まちっと柏でも、ジモトミンにわかさんが連載記事を書いてくださっている「利根川の貴婦人」。今回は地域の方に特別にご許可をいただき、そのご厚意のもとツアー化させていただきました。
お宝スポット②七里ヶ渡
布施村と戸頭村(取手市)との間に設けられた渡し場「七里ヶ渡」は、元和2年(1616)、江戸幕府が定めた利根川の渡し場16か所のひとつとして設けられました。
布施河岸が併設され、常陸・下野・南奥州筋の物産や銚子方面の鮮魚などの荷物は、ここで陸揚げして、陸路(布施道)で江戸川の加村河岸(流山市)へ運ばれ、再び江戸川で船に積み替え江戸へ運ばれました。
そのため、布施村は交通の要衝として栄え、さらに、江戸中期からは布施弁天東海寺の門前町としても賑わいを見せるようになりました。

利根川沿いにある「七里ヶ渡」の碑。当日はもう少し利根川側の、渡し場があったとされる地点までご案内いたします。
お宝スポット③布施弁天東海寺と八坂神社
なぜ“布施弁天”と呼ばれながら寺院なのか、気になる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、実は両者は、元々別々の歴史を歩んできました。
弁天様については、延宝2年(1675)、布施村にあった亀の甲山(周囲を水に囲われ亀が浮かんでいるような形の小山)に、後藤又右衛門が願主となって、里人とともに藁で小社を造り、弁財天を祀ったのが始まりと言われています。
宝永2年(1705)には、村人たちの願いによって、古屋地区にあった東海寺を亀の甲山に遷すことになり、以後、一体化して繁栄することになりました。
ツアー当日の終盤に訪れる八坂神社の境内には、東海寺の歴代住職の墓塔が残されており、かつてこの地に東海寺があったという歴史の面影を今に伝えています。

文化7年(1810年)に建立された布施弁天の楼門。千葉県指定有形文化財(建造物)です。

享保2年(1717)建立と伝えられる布施弁天の本堂。江戸中期における下総地方の名建築といわれています。こちらも千葉県指定有形文化財(建造物)。
お宝スポット④あけぼの山公園のさくら山
今では柏屈指の桜の名所として知られる、あけぼの山公園の”さくら山”ですが、その起源は江戸時代中期まで遡ります。
庶民の花見文化がまだ普及していなかった当時、七里ヶ渡や布施道を利用する旅人を呼び込むため、寺の住職や後藤家が中心となり、「地域おこし」として桜を植林したのが始まりです。
ツアー当日は新緑の季節となりますが、地元在住のガイドが、“さくらの山”でのとっておきの「写真映えスポット」をご案内します。

あけぼの山公園内「日本庭園」。紅葉の名所として知られますが、透き通るような新緑に包まれる庭園もまた格別です!

さくら山に建つ、江戸後期の俳人・小林一茶の俳文碑。刻まれた句「米蒔くも 罪ぞよ 鶏がけ合ぞよ」に込められた一茶の想いとは…? 詳細はツアーの解説で!
さいごに…
今回のツアーは、自転車で「七里ヶ渡」や「布施道」を軽やかに巡りながら、かつての布施の繁栄を感じていただく旅です。
「利根川の貴婦人」との美しい出会いとともに、地域の歴史を肌で感じてみませんか?
当日は、私も「NPO法人ジセダイ歴史文化継承研究所」事務局長として同行いたします。
皆様とお会いできるのを楽しみにしています!

ツアー概要
- 【ツアー名】自転車歴史探検~布施地域お宝スポット巡り~
【日時】5月30日(土) 9:00~12:30 ※雨天時は翌31日(日)に延期
【集合・解散場所】あけぼの山公園 日本庭園駐車場(マップをご参照ください。)
【コース】あけぼの山公園「日本庭園」駐車場集合→日本庭園・一茶の碑→七里ヶ渡→利根川の貴婦人→布施城址→八坂神社→善照寺→南龍寺→布施弁天→日本庭園駐車場解散
【対象】小学4年生以上(小学生は保護者同伴)
【定員】先着20名(同伴者も定員に含む。最少催行人数10名)
【費用】1,000円(税込)※同伴者も参加費用をいただきます
【持ち物】自転車(ロードバイク不可)、ヘルメット、飲み物、タオル、動きやすい服装、マイナ保険証(または資格確認書)
※ヘルメットのレンタルをご希望の方はこちらまでお問い合わせください。(大人用のみ。数に限りがあります。)
【申込み】5月28日(木)17:00までに、下記URLの「あけぼの山農業公園・あけぼの山公園」の本イベントページよりお申し込みください。満席になり次第受付を終了。
※最少催行人数に達しない場合はイベントを中止させていただきます。
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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…

「ちゃーりんぐ柏」代表石井雅子
柏生まれ柏育ち。編集者・箏(こと)奏者。市民活動家の両親が2015年前後に他界したことをきっかけに、柏に興味を持つようになる。2021年、柏の歴史スポットを自転車で巡る「ちゃーりんぐ柏」を立ち上げる(2022年市民公益活動団体登録)。2023年5月、補助金申請や情報発信、連携などをサポートする中間支援団体「ジセダイ歴史文化継承研究所」を設立、事務局長を務める。2024年8月柏に特化した観光会社「かしわグリーン観光社」を設立、代表を務める。












