【豊中市】履正社高等学校で、ユニークな産学連携プロジェクトが実施されました

【豊中市】履正社高等学校で、ユニークな産学連携プロジェクトが実施されました

豊中市の履正社高等学校で、ユニークな産学連携プロジェクトが実施されました。

パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(現:パナソニック デジタル株式会社)と連携し、ラグビー部の身体強化をサポートするアプリを高校生自身が開発したというものです。創部間もないラグビー部の課題は「体づくり」。
日々のトレーニングや体重などのデータを“見える化”し、身体強化につなげる目的でプロジェクトがスタートしました。

2025年夏から約半年、プログラミングゼミの生徒がラグビー部員にヒアリングを重ねながら開発を進行しました。

 

高校生が部活のためにアプリ開発…?
どうやって進めたのか気になりますよね。

そこで今回、プロジェクトに関わったパナソニック デジタル株式会社の安達駿さんにお話を伺いました。安達さんは北摂在住のエンジニアです。

念願の北摂生活へ

安達さんは大阪大学に進学され、そこで自然豊かな文教地区である北摂エリアの魅力を実感し、「子育てするならここ」と思ったのだそう。

パナソニック入社後は福岡や大阪市内で勤務し、現在は念願の北摂暮らし。

ご家族と一緒に北摂での生活を楽しまれています。

会社での所属は「エンジニアリングチェーンマネジメントチーム」。
難しい名前ですが、
「家電などから集まるデータを分析して、もっと便利な使い方を考えたり機能の改善につなげたりする仕事」とのこと。

私たちの暮らしにつながるお仕事なんですね。

主役はあくまで“高校生”

今回のプロジェクト、実は安達さんがリーダーとして引っ張ったわけではないそう。

大切にしたのは「生徒主体で進めること」。

まずはラグビー部の要望をヒアリングし、「できそうなこと」のリストを作成。
その後、プログラミングゼミとラグビー部を一堂に集めて、やりたいことをディスカッションしていきました。

付箋を使ってアイデアを出し合うなど、話しやすい場づくりも工夫。
どんなアプリにするかは、生徒同士の議論で決めていったそうです。

開発も基本は“お任せ”。見守るスタイル

アプリ開発自体も、基本は生徒にお任せ。

安達さんは週1回のミーティングで相談に乗るスタイルで関わり、
あえて口を出しすぎないよう意識していたとのこと。

印象的だったのは、ミーティングでの声かけ。
「今週はどこまで進んだ?」ではなく、
「今週どんなことを考えて、何をした?」と聞くようにしていたそうです。

方向性は示しつつも、生徒たちの自由な発想を尊重。
その結果、想定以上のチャレンジが生まれたといいます。

コースを越えて生まれた“青春の議論”

完成したアプリをラグビー部が実際に使ってみると、
「ここをこうしたい」「もっとこうできるのでは?」と、次々に意見が。

実はラグビー部は「競技コース」、プログラミングゼミは「学藝コース」と、それぞれの活動・活躍の場が異なるため、

関る機会が少なかった生徒同士。

そんな彼らが、ひとつのものを作るために真剣に議論している様子は、まさに“青春”そのもの…!

企業側にも新しい気づきが

この取り組みで成長したのは生徒だけではありません。

安達さん自身も、
「自分のスキルがスポーツ分野でも役立つ」と実感できたほか、
生徒たちに「分かりやすい説明」を心掛ける中で、仕事でのコミュニケーション方法も見直すきっかけになったそうです。

「自分が高校生のときに、こんな機会があったらよかった」と話されていたのが印象的でした。たしかに、自分が学んだことがどんな成果につながるか、学生のうちから実感できる機会があるのは素晴らしいことですよね。

北摂から広がる、産学連携の可能性

今後は履正社高校との継続だけでなく、他の高校や大学とも連携していきたいとのこと。

最後に北摂への想いを聞くと、こんな言葉が。

「北摂には魅力的な若者や企業人がたくさんいます。
それぞれが関わることで、新しい価値が生まれると思っています。

学校と企業がつながることで、学びが深まり、地域もより豊かになれば嬉しいです」
こうした取り組み、これからどんどん広がっていきそうですね。

 

★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

  • facebookシェア
  • twitterシェア
  • LINEで送る

ライター一覧

この記事を書いたのは…

author avatar

まちっと北摂編集部のぶこ

北摂に住んだことはないのですが、千里中央の友だちの家に子連れでしょっちゅう集まっています。

都心に出やすいのに自然豊か、太陽の塔もあり、そんな北摂は憧れの街です。

まちっと取材を通じて北摂の魅力をさらに知っていきたいです。

公式LINEバナー

north