こんにちは。
街で暮らしていると「めっちゃおいしい!このお店もっと知ってほしい」「公園に気づかんかったきれいな花が咲いてる!」「この道初めて通ったけど街並み素敵やん」とか、ずっと住んでいるのに、ふとしたきっかけで気づく、新しい気づき、楽しい発見ありませんか?
私も幼少期含め、それなりの年数を北摂で過ごしていますが、まちっと北摂の取材で街を周れば周るほど、気づかなかった北摂の‟新しい”をまだまだたくさん見つけることができて、本当にここに住んでいてよかった。を実感しています。
‟まだまだ知られていない、新しい魅力を、もっとたくさんの人に知ってほしい!”
北摂で、3児のママ業のかたわら、フリーランスで広報の仕事をされている、スーパーウーマン、渕本真紀さんにお仕事のことや家族のこと、お話を伺ってきました。
生まれ育った北摂を離れ、夢を叶えるためにアメリカの大学に
生まれてから、高校まで吹田で過ごした渕本さん。お父さんの海外赴任や、帰国子女だったお母さんのもと、小さいころから身近に海外があったことから、自然と海外に行きたいという思いを強く持ち、お父さんの反対を受けながらも、海外で英語を学んで、仕事に活かしたいという想いを伝え続け、ついに夢叶い、アメリカの大学に進学。
単身赴任のお父さんに会いに行った中国のホテルで受けた、ホスピタリティやホテルマンの立ち振るまいへの感銘、こんな職に就きたいという想いを形にするため、経営学、栄養学を専攻。英語が母国語でないというハードルを越えるべく、勉強中心の4年間を過ごされたそうです。
あまり詳しく知らなかったんですが、アメリカではホテル学が学問としてメジャーで、学科として多く存在していたり、渕本さんが専攻された栄養学の中にもレストランのホスピタリティを学ぶ等、大学で学問としてホテルを学ぶ環境が多くあるとのこと。日本では大学で専門的にホテル学を学ぶ環境は特定の大学か専門学校以外であまり聞いたことがなかったので驚きでした。
夢だったホテル業界でキャリアスタート
卒業後、東京へ帰国し、誰もが知る大手ホテルチェーンに就職。1年目は現場で調理や、留学経験を生かして海外からの宿泊者の接客を経験。子どもの頃からの夢をかなえた時、ちょうど社内公募が出ていた広告の部門に自ら手を挙げ異動。これが渕本さんの広報・広告のキャリアのスタートとなりました。
配属された広告部門では、ウェディングの広告担当として、人生の節目を最高のものにできるよう情報発信やイベントプロデュース等をされていたそうです。激務な広告の世界。結果を求められ、知らないことも自分でゼロから調べてこなす必要がある。とても厳しい環境だけど、きっとこの経験があってこその‟世の中に新しい魅力をちゃんと発信する”という今につながっているんやと思います。
ママとして、ビジネスウーマンとして、経験から見つけた答え
その後、職を離れ、結婚を機に地元大阪へ。1人目のお子さんを出産後、専業主婦となったのちに、子育てサービスを提供する企業のWeb推進のお仕事や、子育てイベントを運営する会社でのWebディレクション、オンライン上での秘書サービス等様々なお仕事に、子連れ勤務、在宅勤務、業務委託、フリーランス等様々な立場で参画。
その間、双子のお子さんにも恵まれ、3人の子どものママとして、ビジネスウーマンとして自分はどんなことがしたいのか、できるのかを模索した渕本さん。
そんな中、ふと思ったこと。
昔携わっていた、広報の仕事、楽しかったよな。Web事業、SNSの運用にもいろいろな立場で関わってきた。好きなこと、自分の経験を生かしてもう一度広報の仕事をしよう。
その決断から、広報についての知見、学びを更に学び深め、フリーランスの広報・PRプロデューサーとして、今年から活動「ソトナカ」を始めることになった渕本さん。先日まちっと北摂でも紹介した、「ママノワ」、「つなぐ書店」など
北摂のお店の広報サポートの他、関東や東海地方の企業のプロジェクトに参加し、広報活動、Web事業全般のサポート業をこなされています。
▼Instagram、Facebookでも活動を発信されています
URL: 渕本真紀さん Facebook
渕本さんにとって‟広報”の仕事とは?
渕本さんにとって‟広報”の仕事とは?想いを聞いてみました。
「もともと人や物事を観察したり、それについて考えたりすることが好きなんです。この人はどんなことを思ってるんだろう、これってどういうものだろうと思ったり。街を歩いていても、ずっと頭はフル回転でいろいろなものを見て、考えてるんです。そうすると、今まで全然見えていなかったものを発掘できるんです。
「とってもファンが多いのに、あまり広く知られていないもの」
「雑誌やWebで取り上げられることのないもの」
「発信の手段がなかったり、効果的な発信の方法を知らなかったり」
上手に魅力が伝わってないものも多くて、それはとってももったいないと思うし、自分は文章を書いたり発信することは得意ではないけど、本当にいいものを、ちゃんと知ってもらうような仕組みをつくるのは好きなので、もし発信に困っている人やサービスがあるのであれば、応援したいんです。
生まれ育った北摂、吹田もとっても好きで、梅田とか都会にでなくてもこの街にはまだまだ隠れた魅力がたくさんあって、もし、その魅力を知ってもらう、そこにスポットライトを当てるようなお手伝いをすることによって、人も街も繋がって、活性していけば幸せです。クライアントも暮らしている人も自分の広報活動がきっかけで、「いい街やな!」と思ってくれるようになったらうれしいです。」
バイタリティとなる家族とのコミュニケーション
とてもモチベーションの高い、そのバイタリティがどこからでてくるんだろうと思い、お話を聞くうちに、やっぱり家族やご主人とのコミュニケーションの深さが生み出していることを実感。
結婚前の東京の激務時代からご主人はとてもよき理解者。仕事をすることで生き生きしている自分をとても応援してくれているそう。結婚後も、特に双子のお子さんが生まれたころは上の子どもも、面倒を見ながらの双子育児という中、ほぼ夫婦寝ずに育児、仕事も一緒に走り続けたとのこと。
この2年の間はコロナ禍でご主人も、リモートワーク中心の生活になったことで、家にいてくれるから自分も安心して仕事ができている、ということを実感するそう。「料理や、お弁当なども分担したり、ご飯を2人で食べながら、悩みや気になることを、ため込まず小出しに共有する時間が増えたりいろいろなバランスが取れてきて、夫婦喧嘩も減りました(笑)」とおっしゃる渕本さん。
週末はキャンプや、こども達の習い事のスポーツ応援など家族みんなで地域を楽しんでいる仲良し家族。家族間のよいコミュニケーションがつくられているから、オンオフもしっかり取れて仕事のモチベーションアップにも好影響をしているんだなと思います。家族で海外移住という夢も持っているそうですが、「でもやっぱり、最後は一番大好きな北摂に戻ってきたいんです」という想いも語ってくださいました。
「今は、活動を始めて間もなく、北摂以外のお仕事が多いですが、いつの日か“北摂の広報と言えばソトナカ・渕本さん”となりたいです」という渕本さん。
これからも、北摂を、そして様々なモノゴトの魅力をどんどん発掘し、魅力的に発信できる仕組みをつくっていかれることを応援しています!
「ソトナカ」渕本真紀さん Instagram
「ソトナカ」渕本真紀さん Facebook
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この記事を書いたのは…
まちっと北摂編集部こんちゃん
大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、こんちゃんです。 北摂生まれ北摂育ち、一度北摂を出て、もうきっと戻ることはないと思っていましたが偶然のきっかけで北摂に夢のUターン! 北摂に縁と魅力と愛を感じ暮らす毎日。この愛を存分に発信できればと思っています! テーマは(レコードを掘って、音楽とオーディエンスを繋ぐDJのように) 「北摂の人・モノ」を掘って掘ってつなぎまくる! 「北摂の魅力ある人・モノ」を発掘して、「北摂」らしいか検証し、また別の「北摂」を教えてもらって「北摂の街・人・モノ・想い」を繋いでいこうと思っています!