【箕面】北摂ぶらりライブラリー① 箕面市立船場図書館

全国初! 国立大学が指定管理者の図書館 2021年5月箕面市に開館

バンハルです。

元来図書館好きなので、いろいろな街のいろいろな図書館に興味がありました。そこで、「北摂ぶらりライブラリー」と題して北摂の図書館をご紹介していきます。
第1弾は、箕面市立船場図書館です。

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2023年度に開業予定の「箕面船場阪大前駅」に隣接する船場エリア。大阪大学箕面キャンパスのすぐそばに立つ美しい図書館です

館内を紹介する前に、ちょっとおさらい。
北摂の図書館は7市3町の広域利用ができるのはよく知られていることですよね。
つまり、箕面・豊中・吹田・池田・茨木・高槻・摂津の7市と、豊能・能勢・島本の3町の在住・在勤・在学者は、いずれの図書館でも本を借りることができます。
では、箕面の図書館カードで、他市の本を借りられるでしょうか?
答えはNOなんです。例えば箕面の人が吹田で借りるには、新たに吹田の図書館カードを作る必要があります。
・・・ということを今回案内してくださった、大阪大学附属図書館 箕面図書館課 市民連携主担当の日高正太郎さんが教えてくれました。

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大阪大学附属図書館 箕面図書館課 市民連携主担当の日高正太郎さん

ここ、箕面市立船場図書館は、大阪大学が指定管理者となり、大学図書館の機能を持った市立図書館として、2021年5月に開館しました。
国立大学が公立図書館の指定管理者となるのは全国初です。

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図書館2階の様子

 

総蔵書数は約71万冊!利用者1日平均約900人

4階までが、箕面市立船場図書館。入り口は2階にあります。
2階には箕面市の蔵書、3階・4階と1階の書庫には大阪大学の蔵書があります。

特徴的なのは、2階に「にぎやかエリア」が設けられていること。
日高さんは、「棚や机もお子さんが本を出したり、読んだりがしやすいように低いものを用意しています。少しのおしゃべりならOKのエリアです」と話します。
こちらのエリア用に、絵本1万冊余、児童書は約3万冊を所蔵。

ちなみに、箕面市と大阪大学の総蔵書数は約71万冊。
1日の平均利用者は1日平均約900人で、「休日は多いときで2000人ぐらい来られます。一般の方が多いですが、学生も増えていますね」と日高さん。

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親子連れで気軽に本に親しめる「にぎやかエリア」

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3階まで吹き抜けの開放感ある設計

3階にはAVライブラリーやAVコモンズ、ラーニング・コモンズ「るくす」も

3階、4階は大阪大学の図書があります。一般の人ももちろん利用できますが、大阪大学図書館のカードを作らなければ、貸し出しはできません。
閲覧席は300席ほど用意され、じっくりと本を読むことができます。

AVライブラリーでは、全席仕切りがあるブースで、CDやDVDを視聴できます。
AVコモンズやラーニング・コモンズ「るくす」といった、グループで学び合えるスペースも用意されています。

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AVコモンズは4人以上のグループで使用できますが、現在はコロナ対策のため使用できません

さて、ずっと疑問に思っていたことがあります。それは、「大阪大学が指定管理者ということはどういう意味を持つのか」ということ。
日高さんは、「公立の図書館と大学図書館が一緒になっているということは、実用書と学術書、そしてこれらの間のような本までもが1つの図書館に揃っているということなんです。これはほかの図書館と大きく違う点です。ですから、例えば調べ物がある場合、リサーチのスピードが速くなります。また、選書も意見を取り入れてもらっていますので、大学の視点を入れて興味を持って読んでいただけるような選書を心がけています。毎月いろいろなテーマで集めた本を展示するコーナーを作っていますが、見てください、結構借りられていて、本がスカスカしているでしょう?」
日高さんが示してくれたコーナーは、5階・6階の船場生涯学習センターで開催されている講座に関連した本の特集。
難しそうな学術書ではなく、読みやすそうな本が並べられていました。ふーーむ、こういう本との出合い方ができるのも特徴なんですね。

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この日は阪大教員による生涯学習講座関連本が特集されていました

 

カフェも併設 地域の知の集積と、憩いの場所に

2階入り口付近には、「アロハパイナップルカフェ」が入っています。
本を持ち込むこともできるんですって。いいですよね~いつまでもここにいたい・・。そんな気持ちにさせてくれる図書館でした。

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ファンも多いアロハカフェパイナップル。カフェメニューも充実しています

船場図書館の年末年始情報
2021年12月29日(水)~2022年1月3日(月)は休館
2022年1月4日(火)から開館
2022年1月8日(土)は臨時休館

箕面市立船場図書館

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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

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まちっと北摂編集部バンハル

大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、バンハルです。 夫と息子+琉球MIX犬(女の子)と暮らしています。以前千里中央に事務所があったときは、お昼休み、コラボの図書館に通いづめてました。おすすめは大阪モノレールから見下ろす街並み。特に秋は紅葉が素晴らしい! アイコンの画像はバンハル3歳のときのものです。

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