10月14日(土)山手台中央公園にて、
第40回 山手台フェスタ
が実施されました。
共創ラボ@YAMATEDAIの活動から地域の祭りとのコラボ
まちっとでも度々ご紹介してきましたが、
茨木市山手台地域では共創ラボ@YAMATEDAIという活動を実施しています。
これは、山手台の地域住民、茨木市と連携しながら地域の社会課題の探索・抽出から課題を解決する新しい価値の創造・検証までを共に行うプラットフォームです。
今回は、山手台地域のお祭り=山手台フェスタとコラボレーションし、
地域の交通課題解決に向けた取り組みとして「新型モビリティ試乗会」と「鉢の色塗りワークショップ」を実施しました。
山手台地域は駅から少し離れているため、公共交通としてのバスが重要なのですが、少子高齢化の影響を受けバス路線の維持が課題となっています。
これらの新型モビリティがバス停までの移動手段として活躍できれば、バスに乗る人が増えてバス路線の維持に繋がるのではという発想です。
現時点では、さまざまな人に新型モビリティに乗ってもらって慣れてもらうというような段階ですが、ゆくゆくは公道を使った実証的な実験にまで拡大していければと考えています。
香共道路計画(地域で共通のハーブを育てるまちづくり)
加えて、子供を対象とした鉢の色塗りワークショップを行いました。
これは地域の方にハーブをお渡しして地域で育ててもらう「香共道路計画」という活動の一環です。
ハーブは歩く速度でないと香りを楽しめません。(※車や自転車では香りを楽しむのは難しい。)
同じ鉢に植えられたハーブを地域で協働的に育てることで、活動を認知してもらい、地域コミュニティの連帯感を醸成し、歩けるまちづくりを行なっていこうという取り組みです。
今回行ったワークショップは、その鉢植えに地域の子供が色塗りをすることで、さらに愛着を持ってもらえるのではという仮説をもとに実施しました。
地域のお祭りで大学の研究活動を行うのは、地域の活性化と地域の社会課題解決の活動を並列させる取り組みです。まだまだ解決というところまで至ってはいませんが、これからも地域の皆さまと協力して課題解決の一歩となるような取り組みを進めていきたいと思います。
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この記事を書いたのは…
大阪大学共創機構中村昌平
大阪大学共創機構で共創プロジェクトのコーディネートをしています。市民、地方自治体、企業等との協働により、地域社会における課題の解決、新たな社会価値の創出に取り組んでいきます。