【池田】地元で愛されるパン屋さんへ　週2日だけオープンする隠れ家ベーカリー「ぱん店ikoiko（いこいこ）」

2023年12月10日

SMILE編集部員Mです。
ふだんは豊中市で活動している私たちですが、SMILE25号の絵本屋さん特集で池田市にある“ささやき書店”さんを紹介させていただきました。
取材後のお礼に伺った折、店主の下村さんに「この近くにおいしいパン屋さんがあるんですよ」と。
週に2日しか営業していないし、売り切れ次第終了してしまうそうで…。気になるじゃないですか！
しかも、お邪魔していたその日は営業日。
「これは行くしかない！」と、小走りで“ぱん店ikoiko（いこいこ）”さんへ。

門の前のこの看板がなければ、ベーカリーだとは気づかない？！

まるで邸宅カフェ？　素敵な外観に舞い上がって

“ささやき書店”の下村さんに教えていただいた場所にあったのは、ピンクの素敵な門構えのおうち。
そこには「ぱん焼けてます」の看板が。素敵すぎて、テンション上がる〜！
ドキドキしながら門を抜け、お店に向かうと店主さんが笑顔で迎えてくださいました。

店の中は、クリスマスツリーや人形など心躍るかわいい飾り付け。
そして、売り切れ次第終了のパンは…ありました！
ずいぶん少なくなっていましたが、4種類のパンを購入。嬉しい、よかった！

ikoikoさんの看板。屋号のワンちゃんがかわいい

ツリーやオーナメントなどクリスマス色の店内

この日の戦利品。チョコクロワッサンは皮がパリパリ

地元で愛されるパン屋さんをめざして

“ぱん店ikoiko”さんは、ご自宅を改装して2020年10月23日に開店されました。
自家製酵母にこだわったベーカリーで、発酵に1日かかるのだそうです。
木曜日は仕込み、金・土にベーカリーを営業。
自分のペースで続けていくためには、週に2日オープンというのがいい形なのだと。
とはいえ、営業日は夜中の0時からパン作りを始めるというのですから大変です。
朝8時の開店時には、たくさんの種類のパンがずらりと並んでいるそうで、ああ、ぜひその時に行きたい！
全部一人でされるのは大変では？と店主さんに尋ねると、
「パンはすべて私一人で焼きますが、父や母がレジや、お店の紙袋作りを手伝ってくれたり家族みんなに協力してもらっています」と。
そういえば、私が訪れた時もお姉さんがご家族で来られていました。

クリスマスのこの時期は、トナカイとサンタさんのパンもあるそうです。
私が来店した時は売り切れていて残念。季節のパン以外にも、ウサギやカタツムリなどの動物パンが登場することもあり、子どもも喜びそう。
「地元の人が笑顔でパンを買いに来てくれる、そんなパン屋さんを無理なく楽しく続けていきたい」と店主さん。
こんなお店が家の近所にあったらいいな。

朝はこんなにたくさんの種類のパンが（お店ご提供写真）

サンタとトナカイのパン。買いたい人は早い時間に来店を（お店ご提供写真）

次は看板犬の“きなこ”に会いたい！

この日は帰ってしまっていたのですが、実はお庭にはいつも、看板犬の“きなこ”がいるそうです。
“きなこ”のことを話す店主さんの目が優しくて。
犬の散歩の途中で買いに寄ってもらえるように、リードをつなぐポールもあるのだそうです。

ん？そういえば、看板のイラストのワンちゃん、あれはきっと“きなこ”。

パンに、犬に、家族に、そして地域に、愛がいっぱい感じられるikoikoさん。
私もすっかりファンになってしまいました。
パンが売り切れていないかどうかは、Instagramでチェックできますよ。とはいえ、午前中早くに行くことをおすすめします！

会えなかった看板犬の“きなこ”。来店客に愛される人気者だそうです