【吹田】ついに完成した「吹田市総合防災センター」の内覧会に行ってきた!多岐にわたる施設と迫力の消防訓練にも注目

【吹田】ついに完成した「吹田市総合防災センター」の内覧会に行ってきた!多岐にわたる施設と迫力の消防訓練にも注目

こんにちは!まちっと北摂編集部だんだんです。

阪急「南千里駅」の目の前に大きくそびえ立つ「吹田市総合防災センター(DRC Suita)」。

北消防署、北大阪消防指令センター、高度救助隊などの消防機能、

土木部行政機能、教育センター機能及び市災害対策本部代替機能を備え、

災害時は吹田市北部の災害活動拠点となる複合施設です。

南千里駅から徒歩すぐのところにある「吹田市総合防災センター」

工事中は「駅前にこんなに大きい建物ができるの?!」と驚きながら見守っていましたが、ついに施設が完成!

消防機能は2024年3月8日(金)から、土木部及び教育センター機能は2024年4月1日(月)から業務開始となります。

開設に先立ち、2月18日(日)に一般向けの内覧会が開催。参加した様子、気になる施設内をお伝えします!

市民の注目度も高い!予想を超える来場者

内覧会は事前申込みなどはなく、誰でも参加できるようだったので様子を見に行ってみました。

開催時間は午前10時~正午だったのですが、

私たちが到着した午前10時30分ごろには施設前に長蛇の列が!

「え!こんなに並んでるの?!」と家族でびっくり。

後で吹田市消防本部の方に話を聞くと、約2,000人の方が来場し、予想を大幅に超える数だったそう。

私もまさかこんなに人がいるとは思わず、「でもせっかくなので見たい!」と並ぶことに。

待っている間も周りをキョロキョロ。天井にいくつもある青いホースが気になり聞いてみると、

これは「排気ガス排出システム」という装置なんだそう。

天井からぶら下がるこの青いホースは何に使うの?

消防署では毎朝9時に車両等の点検を実施し、その際に車両の排気ガスが充満するのを避けるため、

青いホースを直接車両のマフラーに取り付けて、浄化した後に大気に排出するんですって。

なかなか見る機会もないので、「へぇー!」と勉強になりました。

高度救助隊と書かれた消防車。お子さんたちも羨望のまなざしを向けていました。

眺めも抜群!地上10階建ての多機能施設

40分ほど並んで、いよいよ建物内へ!

同施設は地上10階建てで、1階~5階に消防機能、

6~7階に土木部行政機能、8~10階に教育センター機能が備わります。

10階からの眺めは抜群!外からも見える「DRC」の文字が置かれています。

千里ニュータウンプラザ、南千里駅周辺が見下ろせます。右奥には太陽の塔も!

10階には教育相談に使用する相談室、

9階には教職員研修に使用する研修室などがあります。

教育相談室や研修室も広々としています。

お子さん連れに嬉しいプレイルームも。木を使用したデザインからも温かみが感じられます。

8階には児童・生徒が使用する教育支援教室、情報科学室などを配置。

6階~7階には土木部関係の行政施設が備わります。

どの部屋も窓が大きく、日光が入ってきて明るい印象です。

さまざまな使い方のできる研修室A(体育室)。

みどり豊かな千里ニュータウンの周辺環境との調和や景観も意識し、

建物正面の内部に縦型木製ルーバーを採用。

太陽光発電・高効率空調機・昼光利用照明等環境にも配慮しているそう。

5階には北大阪消防指令センターを設置

1~5階には消防車両の車庫や出動準備室、訓練棟、消防職員用の食堂、

トレーニング室、消防音楽隊の訓練室などが配置されています。

中でも注目は、5階にある「北大阪消防指令センター」。

「これはテレビとかでよく見るやつやん!」と思わず興奮した北大阪消防指令センター。

吹田市はもちろん、豊中市、池田市、箕面市、摂津市、豊能町、能勢町と5市2町での

119番通報が全てここに集約され、出動指令などが出されます。

各地域の消防施設の情報がここに集められるんですって。すごいー!

地域との情報共有が強化され、災害対応拠点としても重要な施設となりますね。

同施設は免震構造の採用による構造的な安全性の確保、

2回線受電や72時間対応の自家発電設備の設置など、大規模災害時にも機能維持が可能とのこと。

消防職員専用の食堂

消防職員の方たちが使用するお風呂や仮眠室などもあります。

消防隊員や職員の皆さんが長時間の勤務にも対応できるように、

仮眠室やお風呂など生活面の支援施設も充実しています。

消防隊員による迫力の訓練披露にくぎ付け!

この日は消防隊員の皆さんによる訓練披露が3回予定されていましたが、

あまりの来場者の多さに、急遽4回目の訓練披露が行われました!(拍手)

滑り込みで間に合った訓練披露。3階デッキからもよく見えます。南千里駅のホームから見る人も。

1階、3階・4階デッキにもたくさんの人が集まり、

消防隊員の皆さんの力強くも素早いロープ渡りにくぎ付けです!

建物の間に張ったロープにぶら下がるような態勢で渡っていきます。そのスピードの早さに歓声が!

ロープの上を素早く進み、下る訓練も。間近で見ると迫力ある!

10分ほどの披露でしたが、大変見ごたえのある内容でした。

われわれ市民の安全のため、日々訓練に励まれている隊員の皆さんに、

改めて感謝の思いでいっぱいになりました。

2階には消防車が見える休憩スペースも。

自転車置き場の壁や天井にもグリーンが取り入れられ、周辺環境にも調和するデザインに。

「同施設は、吹田市北部の災害対応拠点となる施設であり、吹田市の消防力も強化されます。

南千里駅のホームから消防の訓練が見える造りになってますので、

機会があれば是非ご覧いただきたいと思います」と吹田市消防本部の担当者。

南千里駅で電車を待つ間にもぜひ眺めてみてください。

市民の安全を守る新しい防災活動拠点ができることで、

北摂地域の“災害に強いまちづくり”にも期待したいですね。

また正式に開設されたら、のぞいてみたいと思います!

吹田市総合防災センター(DRC Suita)

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まちっと北摂編集部だんだん

大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、だんだんです。 大阪で生まれ育ち、社会人半ばで上京してから出産を機にUターン、憧れていた北摂住まいに。自然豊かで人があたたかく、便利で住みやすいこの街に愛着を感じる毎日です。万博記念公園の外周を走るのがお気に入りのランニングコース♪アイコンの画像は2歳のときの私です。

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