おはこんばんちわ。
まちっと編集部のナタリーです。
食べすぎです。
どう考えても。
この年末年始。
去年一年の涙ぐましい減量生活が十日足らずで水泡に帰す勢いの凄まじい食欲、楽しいイベント、時節ならではのグルメ、のフルコンボ。
しかしわたくし、今週末に年に一度の健康診断を控えております。
健康診断の直前だけダイエットするなど、試験勉強の一夜漬けよりも愚かなこととは心得ておりますが、やはりこれからの一年間残ってしまう数字だと思うと、できるだけ優秀な結果を出しておきたいのが人情というもの。
食べ歩き、飲み歩きはちょっと休憩し、今回は小高い丘の上までお散歩に出かけました。
松戸中央公園に今も残る、近代日本史の片鱗
JR松戸駅東口から徒歩7分。
「相模台」と呼ばれる、駅前を見下ろす丘にあるのが松戸中央公園です。
この日は数年ぶりに首都圏で大雪の降った翌日。多くの学校はまだ冬休み中ということもあり、園内に積もった雪で子供たちが大きな雪だるまを作って遊んでいました。
生物学上、身体の大きな動物の方が寒さに強い筈なのですが、はしゃぎ回るキッズと相反し、どうして大人である私の方がこうも寒波にやられているのでしょうか。
吹き付ける北風にガタガタと震えながら、カロリー消費のためのウォーキングという本来の目的も忘れ早々に撤退しようと南側のゲートへ向かった際、不思議な建物の存在に気付きました。
コンクリート造のそれは、中に人が一人入れるほどの空間になっており、堅牢で武骨な装飾はまるでめちゃくちゃ豪華で頑丈な電話ボックスのよう。
はて?これは一体…?
と思い振り返ってみると、たった今私が出てきた公園のゲートにも、レンガ造りのやけに古めかしい柱が4本、きれいな左右対称形で立っているではありませんか。
謎はすぐに解けました。
ゲート横にある説明看板曰く、相模台には大正8(1919)年から昭和20(1945)年8月の太平洋戦争終結時まで、旧陸軍の工兵学校があったとのこと。
今も残る4本の門柱は、かつての工兵学校の門の名残り。私が大袈裟な電話ボックスだと思った謎の建物は、歩哨哨舎(警備・見張りのための小屋)だそうです。
工兵学校正門が建造されたのは、学校設立の翌年の大正9(1920)年とのことで、なんとこの門柱は102年もの間相模台の地に立っているんですね!
現役当時には、門扉に加え、門灯も備わっていたそうです。
説明書きに添えられたモノクロの写真が、当時の趣きを伝えてくれます。
更に歴史を遡れば、相模台の土地は、工兵学校設立の以前には中央競馬・中山競馬場の前身である松戸競馬場があったそうで。
駅からこんなに近い住宅地の中に、以外な歴史の片鱗があるものですね。
お正月太りが懸念される皆様。
ぜひお散歩がてら故きを温ねてみてはいかがでしょう。
極寒の現場からは以上です!
(寒さに震えながら撮った園内の可愛い遊具を添えて)
松戸中央公園
- 〒271-0076 千葉県松戸市岩瀬487-1
JR松戸駅東口徒歩7分
※駐車場なし
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この記事を書いたのは…
まちっと編集部ナタリー・ティエン
「まちっと」コンテンツプロデューサー。三度の飯と酒をこよなく愛する、ソロ活の求道者。宝くじが当たったらラム酒の風呂に入りたい。三千世界の酒場を巡り、いつか運命の一杯と相まみえる日が来ることを願ってやまない夢見がちな三十路です。よろしくお願いします。