【柏市】何度も足を運びたくなる。母の想いを受け継ぎ営むカフェ「アンチーブ」さん。

【柏市】何度も足を運びたくなる。母の想いを受け継ぎ営むカフェ「アンチーブ」さん。

こんにちは、流山市在住のレモンキャットです。

お出かけが大好きなわたしは、「気になるカフェ」「いきたい神社」「気になるお店」などを

Googleマップにたくさんピン打ちをしています。

 

今年の夏にようやく足を運ぶことができ、その居心地の良さにハマって先日再訪したのは、柏市藤心の田園風景の中に佇むカフェアンチーブさん。

 

友人知人とゆっくり語らうにも、ひとりでのんびり過ごすにもおすすめのカフェ。

夕暮れ前のまったりとした店内で、店主の想いやこれからのことを取材させていただきました。

 

「カフェを営みたいから一緒にやろう。」母の想いを受けてスタートしたカフェ。

今年で30年を迎えたカフェアンチーブさんのはじまりは、

お母さまの「カフェをやってみたい」の一言だったそうです。

 

お母さまがつくったメニューと、品良くどこかノスタルジックな空間。そして、看板猫の愛らしさも重なって、アンチーブさんはリピーターの多いアットホームなカフェになったそうです。

 

カフェを営んで気がついたこと。

「何よりも、接客が面白くて楽しいと感じました。」

「料理を作りながらお客様のご要望に応えて、笑顔になっていただけることが嬉しい。」

「なんて幸せな仕事なんだろう!」

 

と思って夢中で営業していたら30年が経ったそうです。

 

今お客様に提供しているメニューは、半分ほどはお母さまがつくったもので、もう半分は、年月をかけてご自身で考案されたそうです。

 

「こんなのが食べたい」の声やご要望を受けたり、「どうしたらもっと喜んでいただけるのか」を考えてつくったりと、お客様と過ごす年月の積み重ねで、メニュー内容を増やしたり減らしたりを繰り返して現在に至るそうです。

「今のお店があるのは、素敵なお客様に恵まれたから。」

そう語る店主の柔らかな笑顔がとても印象的でした。

 

 

 

母と看板猫の引退。そしてコロナ禍─。

この30年の間に、幾つも転機があったそうです。

【猫がいるカフェ】として認知されていたところもあって、看板猫の引退後は猫に会うのが楽しみで来てくださっていた方の訪問は減りました。そしてコロナ禍には、人がパタリと来なくなりました。

 

大好きなカフェ業を続けていくにはどうしたら良いだろう。

 

メニューの改善やPR方法も変えてみたりと、その時々でできることに取り組む日々を経た今、お客様が再び増えてきたそうです。コロナ禍で”過渡期”を経て改めて感じるのは「人が集う場所」「人のつながり」の必要性と温かさだと語ってくださいました。

 

 

食事や場所だけでなく「体験」を提供したい。

コロナ禍も明けた頃には、猫カフェとしての認知はかなり薄れていたそうです。

それでも通い続けてくださるお客様や、新しく見つけてきてくださる方に「もっと楽しんで喜んでいただきたい」という気持ちがより一層強くなったと語ってくれました。

 

最近では、人と人とのつながりを大切にしたいという想いが形になり、ワークショップを開催をする機会が増えてきました。

 

「講師も参加者も自分も、みんなが楽しい」を生み出したいと思い、今は少しずつですが、イベントを開催する日を増やしているそうです。

 

「お母さんたちって本当に大変。」カフェを営んで気がついたことと、これからのこと。

お客様の層も変化して、お母さんがお子さま連れできてくださる機会も増えたそうです。

「接客を通して感じるのは、【お母さんたちって大変!!】ということを強く感じました。」

 

店主自身も父親として子供を育て、夫として妻をサポートした経験もあり、

母親にとっての「気持ちが安らぐ場所。」「癒される場所。」の必要性を感じているそうです。

 

「いずれは保育士さんと連携して託児カフェの日を作ったり、お母さんたちが喜んでくれるようなイベントを開催したいと思っています。」

 

そんな話をしている時に、ちょうど入口のドアが開く音がして、店主は扉の方へ身体を向け、「いらっしゃいませ。」と声をかけられました。

 

そして、またくるりとこちらを向き…

「レモンキャットさんも、今日はゆっくり過ごしていってくださいね。」

「またいつでもきてくださいね。」

そう言って、柔らかくお客様をお迎えする後ろ姿がとても温かく逞しく感じました。

 

窓から見える田園風景。風に揺れる草木を眺めながら、のんびり過ごせました。

 

アンチーブさま、いつもありがとうございます。

またふらっと癒されに行きますね。

 

ライスとソースを自分で組み合わせることができるオムライス。

初訪問の時はケチャップライスにデミグラスソースをセレクトしました。

 

二度目はケチャップライスにホワイトソースのオムライスを。

お話に夢中で撮るのを忘れましたが、ケーキもコーヒーも美味しかったです。

軽食&喫茶 アンチーブ

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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

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ジモトミンレモンキャット

流山2年生。好奇心旺盛で「出かけること」と「食べること」が大好きな2児の母。趣味は写真と鉱物あつめ。新しい土地で出会うワクワクを綴っていきたいと思います。

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