【柏市】華やかな花、儚い花、妖しい花…。画廊ルミエールの「花想い展」スタート

【柏市】華やかな花、儚い花、妖しい花…。画廊ルミエールの「花想い展」スタート

幻想的な雰囲気が魅力の画廊ルミエールさんで、新しい企画展「花想い展」がスタート。

初日は3人の作家さんも在廊されていたので、オーナー・高良麗未(たから れみ)さんとともにインタビューしてまいりました。

ルミエールさんにはどんな花が咲いているのでしょうか?

↓↓画廊ルミエールについての過去の記事はこちら↓↓

秋元印刷の横の階段を上がると、2階が画廊ルミエールさんです。

秋元印刷の横の階段を上がると、2階が画廊ルミエールさんです。

オーナー・高良麗未さんに聞く!

――「花」をテーマにした企画展は意外にも初めてということですが、いかがですか?

高良さん:実際に開催して、華やかなものから陰のある花など多様な作品が集まり、驚きました。

――今回の高良さんの作品は正統派ですね?

高良さん:作家さんたちがいろいろなテイストで描いてくださるだろうと思ったので、私は正統派でいこうと(笑)。

――どんなところが見どころですか?

高良さん:キャプションの脇にある花言葉と見比べると、また違った雰囲気で見えてくると思うので、ぜひそちらもあわせてご覧ください!

――ありがとうございます。それでは、3人の作家さんたちにお話をうかがっていきましょう。

いつも気さくお話しくださる高良さん。自分で生けた花を描いたそうです。「ユリは聖なる雰囲気が好きなんです。」

いつも気さくお話しくださる高良さん。自分で生けた花を描いたそうです。「ユリは聖なる雰囲気が好きなんです。」

MAIKAさんの和洋の女性は?

――和と洋の2人の女性の作品ですね。

MAIKAさん:西洋の神話が好きなので、花の女神・フローラを題材にしました。西風の神にさらわれて変身した瞬間の、驚いた様子を描いています。

――この表情、きゅんとしますね。和の女性は歌舞伎などの題材でもおなじみの藤娘ですね。

MAIKAさん:実は和の題材はふだんあまり選ばないのですが、今回、日本画っぽく描いてみました。

――どちらの絵にも、ハチが描かれていますが…?

MAIKAさん:ほとんどの虫は苦手なんですが、ハチとテントウムシは好きなんです。藤の花の蜜を吸うのはクマバチなので、和の女性の絵にはクマバチを描いてみました。

――よく見るとハチの種類も違うんですね! 和洋の花の精・花の女神の対比もステキですね。

額縁もMAIKAさんの手作り。素材は…ナイショ!

額縁もMAIKAさんの手作り。素材は…ナイショ!

小泉あずささんのミステリアスな男性は?

――ルミエールさんでは初出品ということですが、なぜバラを選んだのですか?

小泉さん:4年前、同じポーズの男性を描いた作品があるんですが、ルミエールさんのイメージだったらバラかなと思い、バラを背景に色鉛筆で描いてみようと思いました。

――色鉛筆でこんなに鮮やかな色が出るんですか?

小泉さん:うちにある普通の色鉛筆で、ゴリゴリ描いています(笑)。

――この男性は?

小泉さん:中性的な男性に惹かれるんです。ミステリアスな感じがして。骨張っていたり関節が見えていたりして強そうだけど、もろい感じがあったり…。

――バラとの関連性も?

小泉さん:バラって豪華で美しくて憧れるけど、身近にあるお花だったりします。その多面性でしょうか。

――バラもこの男性も、いろいろな気持ちを掻き立てる存在なんですね。

ピンクのバラの花言葉は「幸福」。この男性もきっと…?

ピンクのバラの花言葉は「幸福」。この男性もきっと…?

Ayatoraさんのネコちゃんは不機嫌?

――「エリザベスカラーの思い出」という不思議なタイトルがついていますが…?

Ayatoraさん:この子が、病気になったとき、体をなめないようにエリザベスカラーをつけたことがあったんです。そんなしょぼくれた、不機嫌な様子も描いてみたいと思いました。

――飼っていらっしゃるネコちゃんですか?

Ayatoraさん:はい。うちには4匹いるんですが、一番モデルになりやすい子なんです。

――首のお花は?

Ayatoraさん:白いビオラです。エリザベスカラーの代わりに描き、アイビーをまわりにあしらいました。

――陶板画というのは?

Ayatoraさん:陶芸の窯がうちにあるので、板に絵を焼き付けるんです。絵の具をぬったときと違った色味で焼き上がるので、一発勝負なんですよ。

――対面したときのワクワク感がありそうですね。

Ayatoraさんのお話を伺ってからネコちゃんを眺めると、一層愛おしく感じる筆者です。

Ayatoraさんのお話を伺ってからネコちゃんを眺めると、一層愛おしく感じる筆者です。

最後に

絵の題材の定番の「花」ですが、ルミエールさんの花はやっぱり一味違う!

こんなにいろいろな花の表現が見られるのは、ルミエールさんならでは。

ぜひ柏駅東口から徒歩8分の画廊ルミエールさんにぜひお立ち寄りください。

「花想い展」のDM。Sotaro Okaさんの「花曇り」という作品です。「この絵を春先に見たとき一目惚れして、DMにさせていただきました」と高良さん。

「花想い展」のDM。Sotaro Okaさんの「花曇り」という作品です。「この絵を春先に見たとき一目惚れして、DMにさせていただきました」と高良さん。

『花想い展』

【会場】画廊ルミエール
【開催期間】2025年7月11日(金)~9月27日(土)のうち、火~土曜日
【開廊時間】11:00~17:00
【休廊日】日曜日・月曜日・祝日
※開廊時間が変更になったり休廊になったりする場合があるので、ホームページ、X、Instagramにてご確認ください。

【出品予定作家名】(五十音順/期間中一部作家在廊)
〈企画展(スペースB)〉
Ayatora、きつないえりこ、小泉あずさ、澤畑直実、冴羽日出郎、Sotaro Oka、阿部なな子、なかもとのりこ、七海、machiko.、Maika、結城ペテン、横山裕子、高良麗未

〈常設展(スペースA)〉
烏堂、岸塚正憲、栗田政裕、くるはらきみ、KCN、ナカオカズマ、Yukari Molly、山口友里

画廊ルミエール

★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

  • facebookシェア
  • twitterシェア
  • LINEで送る

ライター一覧

この記事を書いたのは…

author avatar

「ちゃーりんぐ柏」代表石井雅子

柏生まれ柏育ち。編集者・箏(こと)奏者。市民活動家の両親が2015年前後に他界したことをきっかけに、柏に興味を持つようになる。2021年、柏の歴史スポットを自転車で巡る「ちゃーりんぐ柏」を立ち上げる(2022年市民公益活動団体登録)。2023年5月、補助金申請や情報発信、連携などをサポートする中間支援団体「ジセダイ歴史文化継承研究所」を設立、事務局長を務める。2024年8月柏に特化した観光会社「かしわグリーン観光社」を設立、代表を務める。

公式LINEバナー

north