こんにちは、「まちっと柏」東葛地域アンバサダーのグリフォンです。
柏市布施の「あけぼの山農業公園・あけぼの山公園」が、園内で見つかる可能性がある有毒キノコについて注意を呼びかけています。
名前は「オオシロカラカサタケ」。※アイキャッチ画像はAIで生成したイメージです。
公園の芝生などに生える白いキノコで、誤って食べると嘔吐や下痢、腹痛などを起こすことがあります。
気になって調べてみると、このキノコが確認されているのは柏だけではありませんでした。
千葉県内では浦安市のドッグラン、さらに愛知県岡崎市や群馬県高崎市などでも相次いで確認されています。岩手県盛岡市では9月、食用のキノコと間違えて食べたことによる食中毒まで発生しています。
山の中に生える珍しい毒キノコの話ではありません。
普段遊んでいる公園の芝生や庭、校庭などにも生えるキノコです。
あけぼの山農業公園が9月2日に注意喚起
あけぼの山農業公園・あけぼの山公園は2026年9月2日、園内の芝生などで、有毒の白いキノコ「オオシロカラカサタケ」が発生している可能性があるとして注意喚起を出しました。
公園が呼びかけているのは、見つけても「触らない」「採らない」「食べない」こと。
特に小さな子どもやペットが近づかないよう、保護者に注意を求めています。
オオシロカラカサタケを見つけたら
- 触らない
- 採らない
- 食べない
- 子どもやペットを近づけない
誤って食べると、激しい嘔吐や下痢、腹痛などの中毒症状を引き起こすことがあります。口にしたあと体調に異変が出た場合は、速やかに医療機関を受診してください。
あけぼの山農業公園・あけぼの山公園「<注意>毒キノコにご注意ください!」
柏だけではなかった 千葉県内や全国各地でも確認
今回調べてみて気になったのが、同じ時期に各地からオオシロカラカサタケの情報が出ていることです。
| 地域 | 時期 | 確認・注意喚起の内容 |
|---|---|---|
| 千葉県浦安市 | 8月19日 | 浦安ドッグランで「オオシロカラカサタケと思われるキノコ」を確認 |
| 千葉県柏市 | 9月2日 | あけぼの山農業公園・あけぼの山公園が注意喚起 |
| 岩手県盛岡市 | 9月3日 | 推定オオシロカラカサタケを食用種と誤認して食べた食中毒が発生 |
| 群馬県高崎市 | 9月10日 | 古墳周辺の芝生や草地で、オオシロカラカサタケを含む野生キノコを確認 |
| 兵庫県猪名川町 | 9月11日 | 町内の公園・緑地における毒キノコについて注意喚起 |
| 愛知県岡崎市 | 9月12日報道 | 公園で白いキノコ56本を確認。オオシロカラカサタケとみられ、市が除去へ |
さらに大阪市も、オオシロカラカサタケについて注意を呼びかけています。大阪市鶴見区では区内での自生も確認されています。
こうして並べると、少なくとも「あけぼの山だけで起きている話」ではないことは分かります。
ただし、ここは少し慎重に見た方がよさそうです。
各地で確認や注意喚起が続いているからといって、「今年は全国でオオシロカラカサタケが異常発生している」ことを示す統計が出ているわけではありません。
現時点では「全国各地の身近な場所で確認されている毒キノコ」と捉えるのが適切でしょう。
山ではなく「公園の芝生」に生えるキノコ
毒キノコと聞くと、山へキノコ狩りに行ったときに気をつけるもの、というイメージがあります。
オオシロカラカサタケは少し違います。
大阪市によると、夏から秋にかけて、公園の芝生、庭、校庭など、人の生活に近い草地にも発生する大型のキノコです。傘が開くと直径20センチ近くになるものもあります。
千葉市も、公園の芝生などに生えている白いキノコはオオシロカラカサタケの可能性があるとして注意を呼びかけています。
つまり「あけぼの山へ行かなければ大丈夫」という話ではありません。
柏や流山、我孫子など東葛地域にも芝生のある公園、学校、広場、住宅の庭は数多くあります。今回、流山市や我孫子市で同じキノコが発生していることを示す自治体の発表は確認できませんでしたが、身近な場所に生える種類である以上、公園などで白いキノコを見つけたときは注意しておいた方がよさそうです。
雨のあと、突然姿を現すことも
猪名川町は、キノコは梅雨や秋雨・台風シーズンなど、雨が多く湿度の高い時期に繁殖しやすく、まとまった雨のあとや蒸し暑い日に芝生や植え込み、木の根元などに急に現れることがあると説明しています。
愛知県岡崎市で大量に見つかったケースでも、長雨や高温が背景にある可能性が報じられました。
ただし、あけぼの山で今回確認されたキノコについて、発生原因が特定されたわけではありません。
「写真を撮って検索したら食べられそう」は危険
今回調べた中で、もうひとつ気になった事例があります。
盛岡市では2026年9月3日、オオシロカラカサタケと推定される毒キノコを、食用の「カラカサタケ」と誤認して食べたことによる食中毒が発生しました。
市によると、このケースではインターネット上の情報による誤った判断が、キノコを食べることにつながったとしています。
盛岡市は、毒キノコの判別には専門的な知識が必要で、インターネットの画像検索やAIによる判定でも確実に鑑別することはできないと注意を呼びかけています。
スマートフォンで撮影して画像検索した結果だけで、「食べられるキノコ」と判断するのはやめましょう。
似ているキノコを写真だけで見分けるのは難しく、「たぶん大丈夫」が食中毒につながることがあります。
厚生労働省も、食用と確実に判断できないキノコについては「採らない・食べない・売らない・人にあげない」と呼びかけています。
子どもや犬の散歩では足元にも注意
公園を普通に歩くだけで過度に怖がる必要はありません。
ただ、オオシロカラカサタケが生える場所は、子どもが遊んだり、犬が散歩したりする芝生と重なります。
浦安市で8月に確認された場所もドッグランでした。
散歩中の犬は地面の匂いをかいだり、落ちているものを口にしたりすることがあります。小さな子どもも、見慣れない大きなキノコを見つければ触ってみたくなるかもしれません。
公園や広場で見慣れないキノコを見つけたら、まず近づかないこと。公共の公園などで大量に発生している場合は、自分で処理せず、施設の管理者や自治体に知らせるのがいいでしょう。
秋の公園、「白くて大きなキノコ」を見かけたら
あけぼの山の注意喚起をきっかけに調べてみると、千葉県内を含め、各地の公園や芝生で同じオオシロカラカサタケが確認されていました。
これから気候が落ち着けば、公園へ出かける機会も増えてきます。
覚えておきたいのは難しい見分け方ではなく、分からないキノコには手を出さないことです。
「触らない・採らない・食べない」。
そして、写真検索やAIで「食べられる」と表示されても、それを根拠に口にしない。
あけぼの山だけでなく、近所の公園や散歩道でも、白くて大きなキノコを見つけたときには思い出してください。
参考情報
猪名川町「町内の公園・緑地における毒キノコにご注意ください」
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東葛地域アンバサダーグリフォン
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