こんにちは!こんちゃんです。
いきなり男性である自分目線の身勝手な発言です。(あくまで我が家の話です)子育てってめちゃくちゃ楽しくて、こんな幸せなことないと思ってますが、それでも悩むことや負荷がかかることはあって、その中でも、ママのしんどさって、どうがんばって物理的に協力しても、パパではおぎなえないものがある気がわたしはしてます。
できる限りのフォローしてるつもりですが、それでもきっとわたし以上に心身負荷がかかっているだろう妻にはいつも感謝しきり。
それって何でやろ、と考えた時、きっとどこまでいっても「ママ」である時間がわたしより長くて、ありのままの自分に戻る時間が少ないんちゃうかなと。わたしは会社に行けば、パパから会社人になるそれなりの時間があるのに対して。
「子育てママがありのままの自分に戻れる場所」
今回、吹田は南千里でアロマケアルーム「ママノワ」を展開されている若林裕紀子さんにお会いするきっかけがあり、お話を伺いました。
アロマセラピストの道を進むきっかけは?
元々生まれは高知県、大学時代に大阪に来た若林さん。大阪市内で暮らし、結婚・出産を機に、子育ては自然が多いエリアで!という思いから、このあたりに住めたらいいよねー、とご夫婦で話をしていた北摂に転居したのが2011年。
「ママノワ」を始めたのはその5年後の2016年からということで、そこに至る経緯、まずアロマセラピストになったきっかけを聞いてみました。
大学卒業後、就職したのは旅行会社。毎日終電まで職場でボロボロになりながら働く日々。そんな中、入社2,3年目の頃参加したモニター弾丸ツアーの渡航先ニューカレドニアで、生まれて初めて体験したアロマトリートメント。心身のストレスがブワッと解放される気分に感動して
「人をこんなふうに癒すという仕事があるんや、初めて知った・・・私も勉強してみたい」
と、その感動をきっかけに、アロマセラピースクールに通い、資格を取得したとか。その後、アメリカの同時多発テロ発生をきっかけに旅行会社を退職。再就職先で昼間仕事をするかたわら、アロマセラピストとして、夕方からはサロンで施術の実践を積み、最終的にアロマセラピストとしてお仕事を一本化することにしはったそうです。
これが、まだ北摂に転居する前のお話。
その頃には結婚をされていた若林さん。なかなか子どもを授かることができず治療に専念するため退職。そして結果お2人のお子さんに恵まれることに。1人目の娘さんが生まれたころ、北摂に越してきはったということです。
子育てママを助けたいと思ったきっかけは、街で見たあるシーン
専業主婦ママとして、アロマセラピストだったことも忘れるくらい、家事・子育てに没頭。2人目の娘さんが敏感に泣く子であったこともあり、かかりきることも増え、もともと完璧主義な性格から、思うようにいかないことがストレスになっていった若林さん。その頃2歳半だった上のお姉ちゃんには、我慢させたり怒りをぶつけてしまうことも。今思えば、そんなことで怒らんででいいことで怒っちゃって、夜、子どもの寝顔をみながら、ごめんね・・・と思ってはったそうです。
でも、子育てに没頭する毎日の中で、ふと、「この子ら大きくなって、子育てなくなったら私どうなるんやろ?」という漠然とした不安も抱えてていた若林さん。
とある日、近所のスーパーで「ママ、だっこー」と甘える子どもに、ママがめっちゃ怒鳴っている光景に遭遇したのです。
「別にその子が、悪いことしてるわけではなさそうやのに。きっとお母さんいっぱいいっぱいなんやな。・・あ、これって私も同じや。私みたいなママはいっぱいいてる。ひとりじゃないんや」
と思った、若林さん。このママの気持ち、どうしてあげたらいいんやろと思った時、ふと思い出したそう。
「私、アロマセラピストやった。気持ちがわかるからこそ、この人たちのために癒しが提供できるかも」
ビビッと降りてきた、その感情にどんどんアイデアがのってきて、開業に向け一気に走り出した若林さん。子どもの育児教室中の一人時間で準備を進め、ついに2016年「ママノワ」を開業しはったとのことです。
「ママノワ」ってどんなとこ?
まず、ママノワって、なんでママノワなんですか?名前の由来聞いてみました。
準備中は、いわゆるアロマっぽい、おしゃれな雰囲気を出せればと、フランス語の小辞典買って、いろいろ考えたんだけど、どれもしっくりこなかったんだそう。そんな時、フッと降りてきたワードが、「ママノワ」
ママの
和:和み、体緩まる
輪:人のつながり
笑:笑顔
を表現できる、ドンピシャなワード!
開業に至った経緯や、ネーミング含めひらめきと決断すごいっすね!との振り出しに「降ってくるときは、降ってくるんです。普段は優柔不断なんですけど」とおっしゃってはりましたw
サロンではアロマトリートメントのサービスの提供はもちろん、子どもと来ても施術中子どもを見ておいてくれる託児スタッフがいらしたり、暮らしを大切にするというコンセプトでセレクトした若林さんのセンスあふれる雑貨の取り扱い販売をされています。
また、ママ友として繋がった箕面市の助産師さんたちの地域でママを支える活動「みのおママの学校」との出会いにより、みのおキューズモールで開催している「みのマママルシェ」への出店や実行委員の経験の他、吹田佐竹台の「さたけん家」や豊中「ホシノスミカ」といった、北摂地域のコミュニティスペースでのレッスン・出店活動により、北摂のママへ、少しでもありのままの自分に戻れる場所や時間、体験を提供してらっしゃる「ママノワ」。
若林さんご自身の実体験があるからこそ、ママが本当に求めている悩みや辛さがわかって、それが一番近い距離で解決できる術をあらゆる場所や方法で提供してはるんだなと感じました。
URL: 「ママノワ」ホームページ。サービスの内容等はこちらでご確認ください
ママだけでなく、人が地域が、ありのままにいられるって、素敵!
若林さんに、北摂への思いや夢を聞いてみました。
北摂は、自然が多く、また南千里から千里山にかけては、自分が大好きな雑貨やカフェ等の素敵なお店を展開している、魅力やセンスを感じる人がとても多くて、こんな充実したエリアはないんじゃないかと。ママ同士や、地域のコミュニティ等もあってとても住みやすい街。
でも、すべてのコミュニティが入っていきやすいものでもなかったり、コミュニティ同士の繋がりも少し希薄かも。もっとそれぞれのコミュニティがオープンで、いろんな人が参加しやすいものになったり、それぞれにあるコミュニティ同士が繋がったり、それによって世代間の繋がりが生まれたり、人とお店、お店とお店が繋がったりすれば、そして、そのムーブメントを興す人がいれば、もっと楽しい地域になるんじゃないかな?と若林さん。
若林さんの夢は、アロマケアや雑貨販売だけでなく、地域の魅力あるモノや人が集う、ここに来ればそれらに出会えるコミュニティスペースを作ること。多くの人や物がママノワを通じて、繋がって、循環するようになれば最高ですね!と。繋がりのなかで、もしかしたら、パパノワやシニアノワなんて新たなコンセプトなんかもたちあがるかもしれませんね!と語ってくださいました。
子育てママがありのままの自分に戻れる場所を超えて、地域の一人一人が、人やモノとの繋がりによって、ありのままの自分を再認識できる場所。
そんな北摂、ステキやん!
北摂住みとして、そんな素敵な場ができることを、とても期待しています。パパも子育て含め、思い悩んだとき、実は地域で繋がりたいw若林さん、ありがとうございました!
「ママノワ」ホームページはこちら
「ママノワ」若林裕紀子さんインスタグラムはこちら
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この記事を書いたのは…
まちっと北摂編集部こんちゃん
大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、こんちゃんです。 北摂生まれ北摂育ち、一度北摂を出て、もうきっと戻ることはないと思っていましたが偶然のきっかけで北摂に夢のUターン! 北摂に縁と魅力と愛を感じ暮らす毎日。この愛を存分に発信できればと思っています! テーマは(レコードを掘って、音楽とオーディエンスを繋ぐDJのように) 「北摂の人・モノ」を掘って掘ってつなぎまくる! 「北摂の魅力ある人・モノ」を発掘して、「北摂」らしいか検証し、また別の「北摂」を教えてもらって「北摂の街・人・モノ・想い」を繋いでいこうと思っています!