こんにちは。
今回、阪急庄内駅近くにあるカレー屋「カレー屋グランドセントラル」さんにおじゃましました。
インスタを見ると、黄色い卵がのったカレーが印象的です。
実はこのカレー屋さんの店主は、海外でカレーを売っていたことからカレー屋さんを始めたのです。
ホタテのカレー?
カレー屋グランドセントラルさんでは、定番のキーマカレー、スパイスカレーを含め5種類のカレーを提供しています。
筆者の私が今回いただいたのは、3種のあいがけです。
・キーマカレー
・スパイスカレー
・週替わり(取材した日はホタテのカレーでした)
キーマカレーやスパイスカレーはご想像の通り、スパイスの効いた辛いカレーです。
一方、週替わりのホタテのカレーは味が甘く、ほかの2種類のカレーの辛さを和らげてくれる味でした。
海外のワーキングホリデーで無一文になった。だからカレーを売った。
インスタのプロフィールを見ると、
「20代の頃海外で金無くなった時にカレー売って糊口を凌いだ事があります。これまで何やかんやいろいろ経験しすったもんだした果てにカレー屋という生き方を選びました。」
とあります(記事執筆時の情報)。
筆者の私はとても気になり、店主に聞いてみました。
「ワーキングホリデーでオーストラリアに行っていた。その際勤務先のマネージャーさんがアジア人に対しての差別がひどく、しょっちゅうケンカしていた。ケンカしているうちにだんだん仕事をもらえなくなった。もちろん仕事がなくなってきたのでお金が減り、全財産が5,000〜6,000円くらいに尽きてしまった。
そこで思いついたのが、1週間食い繋ぐためのカレーを作ることだった」
作って食べているうちに、当時泊まっていた宿の人に興味を持ってもらえるようになったそう。
カレーを食べたいという人には2ドルで提供するようになりました。
次の仕事が見つかるまで、食いつなぎでカレーを売っていたそうです。
「お店開く」と決めた矢先、緊急事態宣言
カレー屋グランドセントラルは、2020年1月にオープンしました。緊急事態宣言が発令される数ヶ月前でした。
だから店主は「普通の飲食店の経験をしていない」と笑っていらっしゃいました。
開店の時期はずらせなかったのでしょうか。
店主は、「友だちにもお店開く、開くと言ってばかりだったのと、開店するために必要な契約を終えてしまったのでやるしかなかった」と仰っていました。
店主にしかできない経験だから
私は店主の話を聞いて感じたことがあります。
店主は20代の頃も、海外で無一文になってもカレーを売ってしのいできたご経験があります。
そして今、コロナ禍という飲食店にとって苦しい状況の中に立たされているものの、誰もが経験したことのないご経験を活かしてカレーを売り続けていることは、きっと何か神様からのお示しなのかもしれません。
店主だから何らかの形で乗り越えられるんじゃないかと。
上から目線に感じてしまう方がいらっしゃったらすみません。
ですが、取材の時間を通して話しやすい店主のお人柄やご経験を聞けたことで、エネルギーをもらったことは事実です。
そういうことを感じさせてくれる店主とお店の雰囲気をぜひ楽しんでみませんか。
カレー屋グランドセントラル
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この記事を書いたのは…
ジモトミンひとみ
大阪・京都・神戸のグルメをめぐる東京人。紹介したお店は東京の友人に99%満足してもらってます。そんな私のおすすめを独特の視点でご紹介。