こんにちは。まちっと堺・泉北編集部のさとです。
まだまだ暑いですが、朝晩に秋の訪れをほんのり感じる今日この頃。
一足早い、芸術の秋に浸ってみるのはいかがでしょうか。
さかい利晶の杜では、
9月1日(日)まで「福岡道雄 静かな前衛」が開催されています。
お客様ならびに従業員の安全確保の観点から、
「暴風警報」または「特別警報」発表時には、下記の対応をさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
【臨時休館について】
堺市域に「暴風警報」または「特別警報」が発表された場合、臨時休館とさせて頂きます。
【営業再開につきまして】
「暴風警報」または「特別警報」が解除された場合、原則として解除の2時間後から再開します。
ただし、営業再開後も各種体験につきましては、終日休止する場合がございます。
2024年8月29日 12時00分 さかい利晶の杜HPより
「先は見えているか?」
前衛であることを生涯に渡って自身に問い続けた、堺出身の彫刻家・福岡道雄さん。
2023年11月15日に87歳で逝去された福岡さんを偲んで、堺市内では初となる個展を今年の7月より開催しています。
今回の企画展では、堺市の収蔵品をはじめ、堺市やその周辺にまつわる彫刻、「何もすることがない」という60年代の問題意識が回帰した文字シリーズ等の作品を展示中。
メインビジュアルにも起用されているこちらの作品。自分自身や、社会に対するやり場のない気持ちが「はぁ」というため息となって、展示室に浮かんでいます。
「僕達は本当に怯えなくてもいいのでしょうか」という作家の言葉に代表される時代への危機感が、混沌とした2020年代を生きる私たちにも通底することを提示しています。
作家略歴
福岡道雄は1936年大阪府堺市に生まれ、中国にて幼少期を過ごし終戦後帰国。堺市立工業高等学校を卒業後、大阪市立美術研究所にて保田龍門らに出会う。関西を拠点にしながら、国内外の美術館や画廊にて作品を発表する。2005年「つくらない彫刻家」を宣言、独自の表現方法を晩年まで模索し続けた。
1936 大阪府堺市に生まれる
1955 堺市立工業高等学校建築科卒業
1958 白鳳画廊(大阪)にて初個展 《SAND》シリーズを発表
1977 第8回中原悌二郎賞優秀賞受賞
2005 個展「腐ったきんたま」を最後の個展とし、「つくらない彫刻家」を宣言
2014 ヨコハマトリエンナーレ2014(横浜美術館)に出品
2017 回顧展「福岡道雄 つくらない彫刻家」国立国際美術館
2019 Art Basel Hong Kong (香港)に出品
2023 11 月 15 日逝去 享年 87 歳主著に『何もすることがない 彫刻家は釣りにでる』(1990年)、『つくらない彫刻家』(2012年)、ともにブレーンセンター刊行
【会 期】
2024年7月6日(土)~9月1日(日)
【時 間】
9:00~18:00(最終入館17:30)
【会 場】
2階企画展示室、「さかい待庵・無一庵」
【入館料】
■企画展示室
〈大人〉300円 〈高校生〉200円 〈中学生以下〉無料
※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券で入場可能
※障害のある方とその介助者、堺市内在住の65歳以上の方(要証明書)は無料
■「さかい待庵・無一庵」
入館料に別途300 円要
開室時間 10:00~18:00
①「さかい待庵ツアー」…「さかい待庵・無一庵」をスタッフが案内します。
参加時間 10:00、11:00、13:00、14:00、15:00 から案内
所要時間約30 分、各回定員10 名
申込フォーム(https://www.sakai-rishonomori.com/taian-entryform/)より事前予約可
②見学のみの場合
見学時間12時、16 時、17時台/各00 分、20 分、40 分 から案内
所要時間15 分、各回定員5 名、 当日予約のみ
関連企画として対談も!
最終日の前日には、
「福岡道雄 つくらない彫刻家」展を担当した国立国際美術館主任研究員の福元崇志さんと
株式会社 studio-L 代表として、地域社会のコミュニティデザインに携わる山崎亮さんが、
福岡道雄作品の魅力や、現代美術を後世に残していくことに関する対談が実施されます。
しかも、興味深いお話が無料で聞けるチャンス!予約制になっており、8月30(金)の23:59までの予約受付となります。
日時:2024年8月31日(土)14:00 〜 15:30
場所:さかい利晶の杜 1階茶室広間
登壇者:福元崇志(国立国際美術館 主任研究員)、山崎亮(株式会社 studio-L 代表)
申込:予約サイトレゼルバ(https://reserva.be/sakairishonomori)にて事前受付中
参加:無料
チケット無しで見られる貴重な資料も公開
今回の企画展では、作品だけでなく数々の資料展示もされているそうで、
初公開となる2004年の対談映像や、貴重な書籍を手に取ってゆっくりと読むことができるんだとか。
堺市出身の偉大な彫刻家が残したメッセージを、ご自身で体感しに出かけてみてはいかがでしょうか。
さかい利晶の杜
- 大阪府堺市堺区宿院町西2丁1-1
【開館時間】
千利休茶の湯館、与謝野晶子記念館、観光案内展示室:9:00〜18:00
※千利休茶の湯館、与謝野晶子記念館 入館は17:30まで
茶の湯体験施設:10:00〜17:00
駐車場:24時間
【休館日】
千利休茶の湯館、与謝野晶子記念館、茶の湯体験施設:第3火曜日(祝日の場合は翌日)及び年末年始
観光案内展示室:年末年始
駐車場:年中無休
【 阪堺線 宿院駅 】より徒歩1分
【 南海高野線 堺東駅 】よりバスで約6分
【 南海本線 堺駅 】より徒歩で約10分/バスで約3~5分
最寄りバス停:「宿院」下車 徒歩1分
※画像は主催より提供
企画展「福岡道雄 静かな前衛」
- 【会 期】
2024年7月6日(土)~9月1日(日)
【時 間】
9:00~18:00(最終入館17:30)
【会 場】
2階企画展示室、「さかい待庵・無一庵」
【入館料】
■企画展示室
〈大人〉300円 〈高校生〉200円 〈中学生以下〉無料
※「千利休茶の湯館」「与謝野晶子記念館」の観覧券で入場可能
※障害のある方とその介助者、堺市内在住の65歳以上の方(要証明書)は無料 URL:https://www.sakai-rishonomori.com/exhibition/fukuokamichio_20240706/
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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
まちっと堺・泉北編集部さと
地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと堺・泉北」の編集部、さとです。 生まれも育ちも大阪で、結婚を機に泉北ニュータウンに移り住み、居心地の良さに気付けば早8年。緑豊かな環境に癒されながら日々を過ごしています。