おはこんばんちわ。
まちっと編集部のナタリーです。
5年ほど前から映画の鑑賞本数年間100本を目標にしておりますが、今のところ未達成です。
サブスクの動画配信サービスが充実していて、映画鑑賞のハードルが下がっている昨今ですが、やはり映画館に足を運んで観るという行為には格別の味わいがあります。
ポップコーンの匂い。
それだけで泣かせにくる予告編の数々。
劇場ごとに異なる鑑賞マナー啓発動画。
地味にバージョンアップしている映画泥棒オールスターズ。
シネコンにはシネコンの、ミニシアターにはミニシアターの、それぞれの良さがあり、入るときと出るときでは少しだけ世界を見る目が変わっている。
PCからもスマホからも強制的に切り離される、あの暗闇での数時間には計り知れない力があると思っています。
エンタメの世界に一日浸れる映画館
キネマ旬報、通称「キネ旬」といえば、言わずと知れた日本の映画雑誌の大老舗。
創刊は1919年。震災や戦禍により拠点移転や休刊を経ながらも103年の時を経て、今や映画ファン以外でも名前くらいはみんな知っている業界の先駆者です。
そのキネマ旬報社が運営する映画館が、なんと柏にあるとのことで。今回遊びに行ってきました。
JR柏駅西口、髙島屋ステーションモールS館の脇の階段を下りた先、中の明かりが漏れるガラス戸が目印です。
チケットはすべて当日カウンターでの手売りのみ。
選んだ席が印字されたチケットをスタッフから手渡しで貰うという行為も、今や稀有で良いものです。
こちらのキネマ旬報シアター、さすがは映画の殿堂、劇場以外にも映画要素がてんこ盛り。
ロビーには公開予定作品に関する記事がびっしりと貼り出され(さすがご本家!)、階段の壁に至るまで、過去の公開作品のポスター画像がずらりと連なっています。
コンセッションではパンやスナックなどの軽食の他、飲み物は珍しいドリンクバー形式!
ただ映画を見に来るだけでなく、館内を丸ごと楽しみ、人によっては「はしご」することも想定されたサービス精神を感じます。
でも、このシアターが一日映画の世界に浸れる要素はこれだけじゃないんです。
目玉施設その①! 「パンフレットコーナー」
キネマ旬報シアターが「一日楽しめる映画館」である目玉施設の一つ目は、2階に上ってすぐにある旧作パンフレットのコーナー。
こちらのコレクションはなんとすべてお客さんから寄贈されたものだそう。
閲覧は館内のみに限られていますが、名作からニッチなタイトルまで、あれもこれもと発掘する手が止まらない…!
お気に入りのあの作品を探すも良し、偶然の出会いに任せて知らない作品のものをパラパラ捲ってみるも良し。
超アナログなアーカイブを眺めている幸せに浸れます…
目玉施設その②! 「KINEJUN図書館」
さらに映画好きの時間を絡めとって離さないエリアがここ、その名も「KINEJUN図書館」!
こちらでは1950年の復刊後からのキネマ旬報バックナンバーが閲覧できる他、映画関連の専門的な書籍も揃っています。
背表紙を眺めるだけでワクワク!
私が確認できた限り、キネ旬最古のバックナンバーは1950年11月発行の、「復刊第2号」でした。
当時定価75円。
表紙はミシュリーヌ・プレール。ググったら現在99歳でご存命とのこと。
映画というものの普遍性が72年という時間をつないでいることに、なんとも不思議な幸福感を覚えたのでした。。
明日1日は映画の日!
キネマ旬報シアターでは新作・旧作問わず大人でも1,100円で鑑賞できますよ。
現場からは以上です!
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キネマ旬報シアター
- 【アクセス】
千葉県柏市末広町1-1 柏高島屋ステーションモール S館隣り
TEL:04-7141-7238
【営業】
年中無休(ただし元日を除く)
開館:8時45分 閉館:22時頃
※窓口は最終上映開始10分後に終了いたします。
※チケット購入の際は各日の上映スケジュールをご確認ください。
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この記事を書いたのは…
まちっと編集部ナタリー・ティエン
「まちっと」コンテンツプロデューサー。三度の飯と酒をこよなく愛する、ソロ活の求道者。宝くじが当たったらラム酒の風呂に入りたい。三千世界の酒場を巡り、いつか運命の一杯と相まみえる日が来ることを願ってやまない夢見がちな三十路です。よろしくお願いします。