こんにちは! 野草フォトクラブ19のポコです。
4月になり色々な場所で野草が花を咲かせるようになりました。ルンルンです。
今回は流山北西部の新川耕地の田に見られた野草の紹介です。
新川耕地の田は、「におどり公園」先の松戸野田線の道路沿いにあります。
アリアケスミレ(有明菫)
和名(日本での植物名)は、花の色が白色から淡い紅紫色と、いろいろ変化に富むことを「有明の空」に例えて付けられました。
日当たりのよいやや湿った草地や空き地・道端に生える多年草で、草丈は10~15cmくらいです。
葉は根生して多くは立ち上がり、形は細長く先は丸くなります。
花の大きさは約1.5cmで白色~淡い紅紫色。
花弁は白地に紫色の筋が目立ちます。
東葛飾(柏・流山・松戸)での開花期は3~4月です。
アリアケスミレの花
オオジシバリ(大地縛り)
ジシバリの名は、細長い茎が地面を這い、根をおろす様子が地面を縛るように見えることからで、そのジシバリより花や葉が大きいので「オオ」がついた名になっています。
田の畔や湿った草地や空き地、道端に生える多年草です。花茎の高さは10~20cmになります。
葉はへら状の楕円形。
ぼくは、これをゲゲゲの鬼太郎の「一反木綿の葉」と勝手に呼んでいます。
花の大きさは約3cm。
淡い黄緑色でタンポポに比べ華麗な感じです。
東葛飾(柏・流山・松戸)での開花期は4~5月です。
オオジシバリの花
オオジシバリの葉 ゲゲゲの鬼太郎の一反木綿の感じになる
タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)
和名は、オオイヌノフグリに似るが、草が直立することからつきました。
日当たりのよい草地や空き地、道端にふつうに生える2年草です。草丈は10~20cm。
茎は根元から枝分かれしてしっかり直立します。
下部の葉は対生して上部の葉は互生します。
花の大きさは3~4mmと小さく、一方、オオイヌノフグリの花は10mmほどになります。
花の中心は白色で、花の中に雌しべ1つと雄しべ2つあります。
花弁は淡い青色。稀に淡いピンク色も見られます。これを見るといいことある感じです。
東葛飾(柏・流山・松戸)での開花期は4~6月です。
タチイヌノフグリ
タチイヌノフグリの花は3~4mm
ヘビイチゴ(蛇苺)
和名は蛇が食べるイチゴとか、蛇の出そうな所に生えるイチゴから付けられました。
やや湿った日当たりのよい草地や空き地、田の畔などが好きな多年草です。
茎は地を這い節々から根を出し、広がっていきます。
葉は3小葉からなり、黄緑色で長さは2~3.5cmです。
花柄は葉の出る付け根から出て、先に5弁の黄色い花をつけます。
東葛飾での開花期は4~6月です。
果実はイチゴのように赤く熟し、食べても大丈夫ですが、味はいまいちです。
食感はパフパフです。一度挑戦しては どうでしょうか?
ところで、ここで見つけたヘビイチゴの花弁は6枚もありました(下の写真)。
今まで見たことがありません。
突然変異でしょうか?不明です。
ご存知の方、教えてください。
ヘビイチゴの花(花弁はふつう5枚)
花弁が6枚のヘビイチゴ
ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)
湿った草地や空き地に見られる多年草。
よく似たトキワハゼより花が大きく、色も華やかです。花の大きさは1.5~2cmになります。
東葛飾での開花期は4~5月です。
ムラサキサギゴケの花
ノヂシャ(野萵苣)
和名は野に生えるレタス(チシャ)の意味から。
日当たりのよいやや湿った草地や土手などに生える1~2年草です。
草丈は10~30cm。茎は何回も二股に分かれる特徴があります。
葉は柔らかく、へら形で対生。
これをヨーロッパではサラダとして栽培して食べています。
茎や枝の先に白色~淡い空色の花を多数つけます。
花の直径は2mmほどで、先端は5裂します。
東葛飾での開花期は4~5月です。
江戸川の土手にとても多いです。
ノヂシャの花 小さい花がきれいに咲きます
4月の新川耕地の田に生えるアゼスゲ
田の一画がアゼスゲ(畔菅)の群落になっていました。
茎上部の茶色の穂が雄小穂、その下の2つの白い穂が雌小穂になります。
茎は3角形です。触るとよくわかります。
カヤツリグサ科の特徴です。
アゼスゲの茶色の雄小穂と2つの白い雌小穂
4月の新川耕地の田
新川耕地
- 〒270-0105 千葉県流山市平方
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この記事を書いたのは…
野草フォトクラブ19
撮影対象を山野草に絞ったちょっとユニークな写真クラブです。 東葛地区で咲く四季折々の花やその花についての楽しい説明など、発信していきたいと思います。