【柏市】今話題のCCCって? ゴミ拾い×コーヒー=友だちの輪? 柏でもスタート!

【柏市】今話題のCCCって? ゴミ拾い×コーヒー=友だちの輪? 柏でもスタート!

CCCというイベントをご存じですか?

Cleanup & Coffee Club。
近所の人たちとゴミを拾い、コーヒーを飲む活動です。

ゴミ拾いといっても、CCCの目的は、街をきれいにすることではなく、地域で友だちを作ること、そして地域において、ただいるだけで良い場を作ること。(CCCホームページより)

都内発の、不思議な組み合わせの、新しい地域交流イベントが、いよいよ柏でもスタート!

6月22日(日)に、明原町会主催で行われたCCCを取材しました。

明原町会第1回目のCCCのポスター。このポスターの素材は、一般社団法人Cleanup&CoffeeClubで提供されています。

明原町会第1回目のCCCのポスター。このポスターの素材は、一般社団法人Cleanup&CoffeeClubで提供されています。

なぜCCC?

まずは主催者のおふたり、明原町会副会長の高田竜成さんと明原町会親子会役員の菅野由貴さんにお話を伺いました。

――なぜCCCを始めたのですか?

高田さん:町会でまちづくりに関わるなかで、一部の人しか関わっていないことが課題のひとつだと感じました。このままでは、新しいかたちの地元密着のまちづくりは難しいですし、やりたいことがあっても人手が足りません。

――町会自治会の担い手不足は深刻な問題ですよね。

高田さん:はい。そのため、まずは「人を知る」「つながりをつくる」ということを目的に、町会に限らない開かれた関係づくりが必要だと思いました。その手段として、全国各地で実践されているCCCがちょうどいいと感じ、町会に提案しました。

――ほかのCCCイベントにも参加されたのですか?

菅野さん:CCCには、既存のCCC拠点に参加してCCCの雰囲気を知るというルールがあるので、南池袋でのイベントに参加しました。そのとき、南池袋CCCの、ほんわか、フレンドリーな雰囲気に感銘を受け、この雰囲気を大切にしたいなと思いました。

――ありがとうございます。
それでは、明原町会のCCCを見ていきましょう!

明原町会第1回目のCCCは、“汽車ぽっぽ公園”の愛称で親しまれている柏西口第一公園でおこなわれました。

明原町会第1回目のCCCは、“汽車ぽっぽ公園”の愛称で親しまれている柏西口第一公園でおこなわれました。

CCCその1:自己紹介

CCCのイベントは、自己紹介から始まります。

この日は、名前や所属町会名のほかに、「好きなアイスクリームの種類」を伝えるというお題もありました。

初回にもかかわらず集まった人は、なんと約50人!

明原町会のほか、豊四季台、篠籠田、あけぼのなど近隣の町会からもいらしていました。

イベントの説明をする高田さん(中央右)と菅野さん(中央左)。高田さんは23歳(芝浦工業大学大学院2年生)という若さで、今年度、明原町会副会長に就任したばかり。

イベントの説明をする高田さん(中央右)と菅野さん(中央左)。高田さんは23歳(芝浦工業大学大学院2年生)という若さで、今年度、明原町会副会長に就任したばかり。

CCCその2:グループに分かれてゴミ拾い

好きなアイスクリームの種類別に(なんとなく)4つのグループに分かれ、主催者が用意した清掃アイテムを持って、公園内外のゴミ拾いに出かけます。

町会の予算で購入したカラフルなトング。これを使ってゴミを拾うのがワクワクしてきますね。

町会の予算で購入したカラフルなトング。これを使ってゴミを拾うのがワクワクしてきますね。

CCCでは、ゴミ袋の口を開けたままにする清掃用具「ワッポイ」が必須アイテム。高田さんと菅野さんがプラダンを切ってスプレーを吹きかけ、手作り“ワッポイ”を用意しました。

CCCでは、ゴミ袋の口を開けたままにする清掃用具「ワッポイ」が必須アイテム。高田さんと菅野さんがプラダンを切ってスプレーを吹きかけ、手作り“ワッポイ”を用意しました。

それぞれの道具を手に、いざゴミ拾いに出発!

それぞれの道具を手に、いざゴミ拾いに出発!

ゴミ発見!

ゴミ発見!

親子参加も多く、子どもたちも積極的にゴミを拾ってくれました。

親子参加も多く、子どもたちも積極的にゴミを拾ってくれました。

「高田さんはゴミ拾いに参加しないんですか?」と尋ねると、「遅れてきた人のために、主催者のひとりはフリーの立場でいるんです」と高田さん。

「高田さんはゴミ拾いに参加しないんですか?」と尋ねると、「遅れてきた人のために、主催者のひとりはフリーの立場でいるんです」と高田さん。

CCCその3:コーヒータイム

この日は20分ほどゴミ拾いをしてから、お待ちかねのコーヒータイム!

大人はコーヒー、お子さんたちにはジュースがふるまわれました。

CCCでは、ゴミを出さないよう、マイカップの持参もよびかけています。(この日は高田さん自身も忘れたというくらいの、ゆるいお約束です。)

子どもたちにジュースを配布する菅野さん。

子どもたちにジュースを配布する菅野さん。

このコーヒータイムの光景について高田さん曰く、昔は自然とあった、井戸端会議のような関係性を作るイメージだそうです。

このコーヒータイムの光景について高田さん曰く、昔は自然とあった、井戸端会議のような関係性を作るイメージだそうです。

CCCその4:記念撮影

最後は、イベントの頭文字「C」をみんなで作って、笑顔で記念写真を撮影します。

記念写真で締めくくるのもCCCのお約束!

記念写真で締めくくるのもCCCのお約束!

第1回の感想、そして、今後の抱負は?

再び主催者のおふたりにお話を伺いました。

――第1回の手ごたえはいかがですか?

高田さん:予想以上です。子ども用のドリンクが足りなくなるくらいでした。周知の仕方がうまくいったんだと思います。

菅野さん:子育て世代の方や地域外の方も多く来てくださって、うれしかったです。

――今後の抱負を教えてください。

菅野さん:このまま続けていければと思います。誰が来ても受け入れられて安心の雰囲気をみんなで作っていきたいです。

高田さん:CCCをやること自体がゴールじゃない。ここに来てくれた人同士で何かが始まったり、コラボが生まれたり…という動きが出てきたらうれしいしですし、自分たちはそれを裏方として支えていけたらいいと思っています。

――ありがとうございました。本日はお疲れ様でした。

解散後、手作り“ワッポイ”で遊ぶ子どもたちの姿も。カラフルなリングは子どもたちにも大人気! フリスビーとしても使えるそうです。

解散後、手作り“ワッポイ”で遊ぶ子どもたちの姿も。カラフルなリングは子どもたちにも大人気! フリスビーとしても使えるそうです。

最後に

「平日は会社と自宅の往復のため、地域のつながりを持つことができるのはうれしい」
「ゆるく短時間なのが持続可能でいい」

そんな内容の感想を、清掃中やコーヒータイム中に、参加者のみなさんから聞くことができました。

また、CCCのポスターをあちこちで見たという声も聞かれました。

掲示板に加えて、Instagram、町会や親子会のLINE、お店での掲示など、様々なツールを使っての告知という今風なスタイルも、共感をよんでいるのかもしれません。

次回の明原町会のCCCは、7月20日(日)8時~9時に明原ふるさとセンターで実施されます。

明原町会の方も、そうでない方も、マグカップを持って、ぜひお集りください!

CCC開催は明原町会だけじゃない!

実は、明原町会でのCCC開催に先立って、UDC2(柏アーバンデザインセンター)では、6月15日(日)にCCCイベントを実施しましたが、同センターでは、第2回CCCを7月31日(木)10時~11時に開催します。

集合場所は髙島屋本館デッキ上です。

こちらもぜひチェックしてみてください↓
https://www.udc2.jp/article/ccc02

こちらはUDC2のイベント告知ポスター。

こちらはUDC2のイベント告知ポスター。

明原町会

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「ちゃーりんぐ柏」代表石井雅子

柏生まれ柏育ち。編集者・箏(こと)奏者。市民活動家の両親が2015年前後に他界したことをきっかけに、柏に興味を持つようになる。2021年、柏の歴史スポットを自転車で巡る「ちゃーりんぐ柏」を立ち上げる(2022年市民公益活動団体登録)。2023年5月、補助金申請や情報発信、連携などをサポートする中間支援団体「ジセダイ歴史文化継承研究所」を設立、事務局長を務める。2024年8月柏に特化した観光会社「かしわグリーン観光社」を設立、代表を務める。

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