月1ペースで通っているリサイクルショップ「くるりん」。その日も掘り出し物を抱えてホクホクしていた帰り道、なにやら行列のお店を発見しました。暖簾を見ると「蕎麦 慎」と書かれていて、それはいいんだけど、すぐ横の「パン販売しています」の張り紙は・・・どういうこと??気になり過ぎて後日改めて訪れました。
愛されて26年のベーカリーがここにも
お店に一歩入ると右側はパンが並ぶ棚、左手は厨房を囲むカウンター席。「いらっしゃいませ」と華やかな笑顔の女性が出迎えてくれました。大きな鍋から立つ湯気越しには佇まいのステキな男性。こちらは「フェルディナンド」のオーナー、古田口(ふるたぐち)ご夫妻が営むベーカリーと蕎麦屋が融合したお店です。
「フェルディナンド」といえば池田でオープンして26年の人気老舗店。こちらの「蕎麦 慎」でも種類豊富に取り揃えていて、パンだけの購入も大歓迎です。
URL: フェルディナンド
絶品お蕎麦をおしゃれにプロデュース
地元の有名ベーカリーを長年経営している古田口オーナー。今回なぜ蕎麦屋さんを・・・?それは偶然の出会いだったそうです。蕎麦打ちの名人、高橋邦弘氏の元で修業を重ねた小田慎二さんのお蕎麦をご主人が口にし、あまりの美味しさに衝撃を受けたのだそう。このお蕎麦を世に出さないのはもったいないと小田さんに掛け合い、店舗運営を請け負うことになったのだとか。(企業系ドキュメンタリーのお話みたい!)
小田さんの腕前と古田口オーナーの熱意のたまものが「蕎麦 慎」です。
手打ち蕎麦を軸に過ごす乙な時間
お蕎麦はなんでも好きなので迷いましたが、今回は「富山 挽ぐるみ(玄)」と「鴨の燻製炙り」を選びました。するとまず運ばれてきたのはワサビと鮫皮おろし!初めての体験にワクワクしながらワサビをすりすりしていると、美しい盛り付けの鴨がやってきました。もう、ビジュアルだけで一杯いけそう♪続いて目の前に置かれた盛り蕎麦も、う~ん、なんて麗しい色と艶!
これだけレベルの高いお蕎麦を出すようなお店、本来なら入るのにちょっと勇気がいるかも。それが気軽なカウンター席でいただけて、しかもワインやコーヒー、さらには『良い材料が入ったときだけの裏メニュー』まであるなんて。古田口ご夫妻の気さくな接客も心地よく、大人の粋なお楽しみをリーズナブルに味わえました。
蕎麦 慎
- 箕面市牧落3-7-18
072-768-8799
定休日なし
営業時間11:30〜20:00(蕎麦は売切れ次第終了)
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この記事を書いたのは…
ジモトミンイナリーバ
若いとき世界に向いていた目が今は地元に全集中。徒歩や自転車で見つける街の情報、楽しくてたまりません♪
ジモトミンイナリーバ
2023年06月29日 19時06分
なるほど「捏ねる」つながり!お蕎麦とパンにそういう共通点がありますね。古田口オーナーも今、蕎麦打ちを習われているそうです。パン職人が作るお蕎麦もそのうち食べることができるかな・・・?
hey-yuko
2023年06月28日 10時21分
お店の佇まいからして美味しそう。塩でお蕎麦を食べるなんて、知らなかった~!自信がないとできませんよね。 食べてみたい。帰りにパンも買って帰れるし最高です。捏ねるのが得意なんですね。