こんにちは、柏 おどりです。今回は千葉県立柏の葉公園内にある茶室、【松柏亭】をご紹介致します。私が訪れた日、まさに秋晴れ、木々は色づきはじめ、西洋庭園では秋バラが香りだしていました。
柏の葉公園までは、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅より徒歩16分、JR柏駅西口から東武バスで「柏の葉公園中央」下車徒歩5分、自動車の場合は、駐車場があります(4時間以内300円で有料です)。
数寄屋造りの茶室【松柏亭(しょうはくてい)】
数寄屋造り(すきやづくり)とは、日本の建築様式のひとつです。辞書などによると、数寄(数奇)とは和歌や茶の湯などの風流を好むこと。よって数寄屋は好みにまかせて造った家といった意味で、茶室を意味するのだそうです。
まずは、こちらからお庭へとお邪魔します。すると静かで落ち着いたわびさびを感じる佇まいの松柏亭が見えてきます。
一服後(ちょうどお昼休みに入るお時間帯)に入り口のお写真を撮りましたので、一旦クローズした時の松柏亭です。
入り口でメニューを確認し、玄関にて先にお支払いを済ませます。
玄関には掛け軸、そしてこちらからお部屋がいくつか見えます。こちらの広間や小間は、貸出しもされています。美しい日本庭園を眺めながらの茶会や句会、歌会などはまた格別でしょう。詳しくはHPをご覧ください。
床の間の掛け軸とお花。リンドウやワレモコウなど秋を感じるお花がお出迎え。
呈茶(ていちゃ)とは 立礼(りゅうれい)とは
HPには呈茶:午前10時00分~午前11時30分 午後12時30分~午後16時00分(受付は午後3時30分まで)とあります。呈茶(ていちゃ)とは茶を呈することで、客人にもてなしのお茶をさしあげることをいいます。
そして、畳に正座ではなく、こちらの椅子に腰かけるタイプの茶席を立礼(りゅうれい)といいます。立礼とはそもそも明治の初め、外国人客のために草案されたもののようです。お席はこちらの2名席の長テーブルが4テーブルあり、この日は日曜とあって満席でした。
少し寂しくもありますが、とても大人気でしたので致し方ありません。短い時間ではありますが、この素晴らしいロケーションと美味しい優雅なひとときを楽しませてもらいました。
抹茶(式部の昔)と四季折々の上生和菓子
美しい上生菓子。本日は少し色づき始めたイチョウです。この日の目に映る庭園と柏の葉公園が重なります。俳句のように季語のある和菓子。日本人独特の感性ですよね。式部の昔というお抹茶は、表現は正しいかわかりませんが、クリーミーでコク深、甘みがあって飲みやすかったです。
出口はこちらからお庭へと。ゆっくりお散歩してから帰りましょう。
西洋庭園 秋バラの豊かな香りに癒されます
開園:10月中旬~11月中旬※予定 時間:9:00~16:00
この日のバラはまだ4分咲き。一般的にバラは咲く時期により3つに分けられます。春のみ咲く一季咲き、春夏秋と3シーズンに花咲く四季咲き、春以降もちらほら咲く返り咲きです。中央ドームのツルバラ、【フランソワジュランビル】は春のみ楽しませてくれる一季咲きのため、秋は開花致しませんので、少し寂しい印象ですよね。
秋のバラは春のバラに比べると小さめで輪数も少なかったりしますが、その分花色はずっと濃く、香りも強く、形も崩れにくく長持ちする傾向があります。そのため、一輪一輪をじっくりと愛で、芳しい香りに癒されるのが秋バラの楽しみ方のひとつかもしれません。
西洋庭園と茶室「柏松亭」はすぐ近くですので、11月中旬ごろまではぜひ西洋庭園の秋バラもセットでお楽しみくださいね。
柏 おどり
(リビングかしわWeb特派員:柏 おどり)
茶室 松柏亭
- 〒277-0882 千葉県柏市柏の葉4丁目1−11
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