【南区】掘れば掘るほど面白い泉北~小谷城郷土館<前編>

【南区】掘れば掘るほど面白い泉北~小谷城郷土館<前編>

突然ですが、泉北にもお城があったのをご存じですか?

泉北高速鉄道の和泉中央方面の電車に乗って「泉ケ丘」駅を過ぎると、右手に小高い丘が見えてきますね。てっぺんに阪和第一泉北病院が建っている丘です。

実はそこが昔は「小谷城(こたにじょう)」という山城で、今でも「小谷城址」という石碑が立っています。

 

といっても、今回はお城の記事ではありません。

ご紹介したいのは、そのふもとに佇む「小谷城郷土館」です!

築200年の屋敷は登録有形文化財(2005年登録)

この地に代々続く小谷家の邸宅を一般公開し、民俗資料や考古資料などを展示する形で1971年に設立されました。

設立したのは小谷家の末裔として堺・泉北の歴史研究に多大なる貢献をされたスゴイ人なのですが、その話は<後編>のお楽しみにするとして、今回は写真で郷土館の魅力をお伝えしていきます。

母屋に入ると、昭和初期の生活文化を伝えるガラス乾板の写真が出迎える

吉向焼(きっこうやき)、湊焼(みなとやき)の展示(正面)と、額に飾られた堺更紗(右上)

焼塩壺から始まった湊焼の由来を詳しく紹介

鉄砲や馬具の展示。反対側の壁には鎧(よろい)兜(かぶと)などの武具も展示されている

門長屋のテーマ展示。まずは色とりどりの絵馬がお出迎え

昔の農耕具や漁具など、堺の農業・漁業の歴史がわかる貴重な資料がズラリ

「大八車」の語源をご存じですか?

照明器具の歴史も学べる

考古資料として5世紀頃の須恵器も数多く展示

「出玄関」というお殿様専用の玄関。展示品だけでなく建物の構造からも昔の生活様式が学べる

 

春の特別展示「お雛様」4月7日(日)まで開催中

現在、春の特別展示として、江戸時代から現代までの雛人形を展示しています。時代ごとに変わる人形の装飾や着物の柄、飾り方などを見比べてみてください。

<後編>では郷土館が誕生した経緯、そして生みの親であるスゴイ人を紹介します!

小谷城郷土館

  • 堺市南区豊田1602
    072-296-8435
    開館時間/10:00~16:00
    休館日/毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
        ※その他、夏期休館・冬期休館あり
    入館料/一般200円(大学生以上) 小人100円(小中高校生)
    ※撮影禁止 ※飲食禁止 ※全館禁煙

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ジモトミンフーキー

泉北でフリーライターをしています。町の小さな会社や、そこで働く人たちのストーリーを紡ぎながら町の魅力を紹介したいと考えています。泉北が「明るい未来に向かって積極的に挑戦する人」であふれる町になればいいなぁ、などと思いつつ。よろしくお願いします。

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