【松戸市】21世紀の森と広場で出会った花

こんにちは! 野草フォトクラブ19です。

7月初旬、野草フォトクラブ19の会員で松戸の「21世紀の森と広場」、その中でも北東にある野草園へ花の探索と撮影に行ってきました。

じっとしていても汗が噴き出てくるような暑い日でした。

今日はその時に出会った花の紹介をしたいと思います。

キシュウスズメノヒエ

キシュウスズメノヒエ

熱帯域に広く分布するイネ科の帰化植物です。1924年に和歌山県で初めて発見されたのが和名の由来となっています。

普通の人は見向きもしないであろう典型的な「雑草」で、この名前を言い当てられる人は相当な野草オタクと言っていいでしょう。

池や沼、水路、河原や水田などの水質地を好み、繁殖力が旺盛なので水田などで繁茂するとその被害は甚大です。

ハナハマセンブリ

ハナハマセンブリの花

ヨーロッパ原産の帰化植物です。

花の少ない時期にきれいなピンク色の花を咲かせてくれ、野草好きの私たちは感激でした。

花は夕方になると閉じ、翌朝また開きます。また雨の日は開花しないそうです。

タシロラン

タシロランの群生

ランの仲間です。

1906年に植物学者の田代善太郎という人が長崎県で発見し、牧野富太郎によって命名されたそうです。

葉緑素を持たず菌類から栄養を得て生きる腐生植物の一種です。これを難しく言うと「菌従属性栄養植物」です。

あまり美しい花ではなく素人受けはしませんが、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種(NT)に分類されています。

21世紀の森と広場は、こんな植物も見られる生物多様性に富んだ場所なんですね。

タシロラン撮影に夢中な会員

ヒメヒオウギズイセン

ヒメヒオウギズイセンの花

きれいな花ですね。

南アフリカ産のヒオウギズイセンとヒメトウショウブ、といってもどんな花かよくわかりませんが、この2種を交配させて作り出した園芸種だそうです。

ヨーロッパで産出されたものが観賞用として日本に持ち込まれ、それが逸出して野生化。場所によっては大繁殖している場所もあるそうです。

アサザ

アサザの花

ミツガシワの仲間で水路や小河川、池に生育する浮葉植物です。

水路や河川の護岸工事や水質汚濁などにより各地で個体群が消滅・縮小しており、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種(NT)に指定されています。

そんな植物が21世紀の森と広場で自生していることは大変喜ばしいことです。

ウマノスズクサ

ウマノスズクサ

実に不思議な格好をした花です。この不思議な格好は花被と言い、萼が変形したものだそうです。

この花は糞や腐肉に似たにおいを出し、小型のハエなどを呼び寄せて受粉に利用するそうです。

この植物はジャコウアゲハの幼虫の食草です。人間とのかかわりでは、果実を乾燥させたものを馬兜鈴(ばとうれい)と言い、解熱、去痰、咳止め薬として、また根は青木香(せいもっこう)と呼ぶ漢方で、虫毒や蛇毒に効能があるとされ、下痢や腫物にも用いられるそうです。

珍しい植物で環境省のレッドリストには指定されていないものの都道府県では絶滅危惧種に指定している所も多いようです。

21世紀の森と広場はこのように植生が豊かなところですよ。

ワルナスビ

ワルナスビの花

花は美しいのですが名前の通り人間にとって悪い茄子なんです。茎や葉に鋭い棘があり、触ると痛いです。

果実はプチトマトに似てますが全草に有毒なソラニンを含み、食べると中毒を起こすほか、家畜が食べると場合によっては中毒死することもあるそうです。

美味しそうだと子供がトマトと勘違いして口にしてしまう危険性も高い厄介な雑草です。

北アメリカ原産の帰化植物で明治時代に牧草の種子などに混入して侵入したと思われます。

現在では全国に野生化している要注意外来生物に指定されています。

 

以上、21世紀の森と広場の植物を見てきましたが、ここは絶滅が危惧される珍しい草花が生えている一方、外来種の侵入が多い場所でもあります。

自然が豊かで様々な山野草が見られる場所はチョウチョやトンボなどの昆虫もたくさん見られます。

自然観察にお子さんを連れて散策する場所として絶好の場所です。是非訪れてみてください。

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野草フォトクラブ19

撮影対象を山野草に絞ったちょっとユニークな写真クラブです。
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