パンと合わせて食べると美味しいもの、変わり種もご紹介すると予告記事(零)には書きましたが、やはり第一回目は王道で。
実は、家で自作する中で最も多いメニューでもあるポテトサラダにしたいと思います。
ポテトサラダの材料は、比較的「特別に買わなくていいもの」であることが手作りする機会が多い最も大きな理由だと思っています。キュウリの塩もみしたもの、ちょっと茹でた人参、細かく切ったハムなどを加えてマヨネーズで和えるのが定番ですが、我が家では粒マスタードを加えたり、マヨネーズではなくオリーブオイルを使ったり、キュウリではなくセロリにしてみたり、あまり型にとらわれずにその時にあるもので自由にアレンジを楽しんでいます。
パンに塗りやすいように、少し緩めに作るのが我が家流です。そのためには、あまり粒を残さずジャガイモきちんとつぶしてペースト状にする事、単体で食べる時よりちょっとマヨネーズなどを多めに使う事、がポイントです。
また、ジャガイモの種類によっても口当たりが異なってきます。しっとりなめらかに仕上げて柔らかくてきめの細かい食パンと組み合わせたいときは「メークイン」や「とうや」、ほくほくに仕上げてボコボコ気泡のカンパーニュに挟んで食べたいときは「男爵」や「キタアカリ」と使い分けてみてもいいかもしれません。
焼きそばやナポリタンを挟んだコッペパンはよく「炭水化物と炭水化物の組み合わせ」とカロリーをセーブしたい人には忌み嫌われるものですが、よく考えるとジャガイモを主食とする国があるように、ポテトサラダの主原料であるジャガイモもイモ類なので炭水化物含有率がかなり高めのはず…にもかかわらず、あましそういった切り口で話題にならないのは不思議な気もします。
さらにそれを卵をオイルで溶いて作るマヨネーズと和えてあるのに、人気者。やはり、糖と脂の奏でる危険なハーモニーは魅惑的…ということでしょうか。
居酒屋などで酒の肴、つまみとしても人気のポテトサラダ。
ちょっと変わり種として紹介したいのが「串カツ 田中」のポテトサラダです。上の写真のように、ポテトサラダの材料の盛り合わせが出てきて、それを自分ですり潰して仕上げます。潰し加減だけでなく、すべてを混ぜずに卵を抜くとかマヨネーズを少し減らすなど材料の量も自分で調整できるので、間違いなく美味しいポテトサラダに出来そうです。たとえ失敗してしまっても、ご愛敬。今回は失敗した、大成功だったと楽しめそうです。
串揚げにまぶしてあるのはパン粉、ということで、パンつながりでご紹介させていただきました。ご家庭でも真似できそうなメニュー、居酒屋気分でいかがでしょう。
串カツ田中 松戸店
- 住 所:千葉県松戸市松戸1292-1
電話番号:047-703-9485
営業時間:月~金、祝前日: 16:00~21:00 (料理L.O. 20:15 ドリンクL.O. 19:50)
土、日、祝日: 12:00~21:00 (料理L.O. 20:15 ドリンクL.O. 19:50)
定 休 日:不定休、HPにて事前チェック要
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この記事を書いたのは…
パンコーディネーターAD福地 寧子
一日3食、年間1095食以上パンを食べ続けて四半世紀を過ぎたパン食人。パンの記事執筆、イベント企画、レシピ提案、講義登壇、メディア出演など、パンのおいしさと楽しさをより多くの人と共有すべく活動中。