3回目は、しょっぱい系で。
夏になると必ず注目されるのがカレー。
パン屋さんでも「カレーパンフェア」を開催されるなど、パンとも相性の良いアイテムです。
生地を揚げたカレーパンばかりでなく、焼いたカレーパンも一般的になり、フェアではたくさんの種類を揃えているのを目にすることが多くなりました。
カレーに含まれるスパイスはピリッとした味わいはもちろん、香しさもまた食欲を刺激する一因です。
私たちは「五感」(視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚)を使って食べていますが、中でも嗅覚で得た情報は一番早く脳に届くとされています。季節を問わず、私たちがカレーに惹きつけられるのはきっと香りに惑わされるところも大きいに違いありません。
また、私たちがカレーと共に食べることが多い米は、カレーと混ざるととても食べやすくなり、時々「カレーは飲み物」などと言われることもある通り、夏には食べやすいのど越しの良い食べ物でもあるのかもしれませんね。
パンと合わせるときは、生地に包み込むことが多いので、少し硬めに炊き上げたフィリングを作ることが多いようですが、シャバシャバのスープカレーにパンを浸して食べるのもおすすめです。
暑い夏には、冷たく冷やしたスープカレーにサイコロ状に切ったバゲットを軽くあぶってから浮かべてランチにすることもあります。
少し甘めの食パンのトーストを齧りながら、グリーンカレーをスプーンで口に運ぶのも、私の定番カレーメニューです。
でもやっぱり一番のお気に入りは「キーマカレー」、もともとさほど水分量が多くない仕上がりのレシピが多いですが、パンに乗せたり挟んだりして食べやすいように私も意識して水気を飛ばすようにして作ります。
ひき肉は鶏むね肉のものなどを使えばさっぱりさせることも出来ますし、野菜もひき肉に合わせてみじん切りにすることになるので、お子さんの嫌いな野菜を食べさせる手段としてもおすすめです。
スパイスを用意しなくても市販のルーで作れます、トマト缶を加えて酸味を加えたり、チーズでコクを加えてマイルドにしたり、お気に入りの味を作ってみてください。
パンはカンパーニュ系のもので食べることが多いのですが、キーマカレーの時はなるべく気泡ぼっこぼこタイプではなくきめの細かいものを選び、たっぷりと乗せて食べています。
食パンはサンドイッチではなく、1枚で。上に乗せたら手巻き風にくるりと巻いて食べています。
食べ方も、お気に入りのスタイルを見つけて、暑い夏も楽しく食事をとっていきましょう。
ガーデンベリーズ
- 千葉県流山市西初石4-1423-2-101-101
04-7155-4636
営業時間:8:00~18:00
定休日:木曜日
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この記事を書いたのは…
パンコーディネーターAD福地 寧子
一日3食、年間1095食以上パンを食べ続けて四半世紀を過ぎたパン食人。パンの記事執筆、イベント企画、レシピ提案、講義登壇、メディア出演など、パンのおいしさと楽しさをより多くの人と共有すべく活動中。