北小金でたい焼き屋さんをスタートして14年というのに、今までその存在を知りませんでした。
80代のおばあちゃんが1人でたい焼きを焼いて販売している「てまり」。
ふっくらとした皮のたい焼きは、1個でお腹が満たされます。
歴史ある宿場町
江戸時代前期、江戸と水戸徳川家の本拠である水戸を結ぶために、水戸街道が整備されました。
江戸(千住宿からスタート)と水戸の間にある20宿のうち、千葉県内の宿場は松戸・小金・我孫子の3箇所。
その小金宿が、ここなのです。
ふっくら厚皮が魅力
交差点の「薬 マツモトキヨシ小金店」から約170mの場所に、昨年6月オープンした「ドラッグストアマツモトキヨシ松戸小金店」があり、お店の前には広い駐車場も備わります。
その向かいにあるのが、「てまり」。
80代のおばあちゃんが1人で、たい焼きを焼いてます。
小さなイートインスペースもありますが、今はお休みしているそう。でも、「そろそろ開けようかな」とのことでした。
たい焼きの種類は、つぶあん、こしあん、カスタードクリームの3種。
薄皮派、厚皮派と、好みは様々でしょうが、こちらの皮はふっくら厚皮。
1個食べるだけでも、十分にお腹を満たしてくれるボリュームです。
価値ある100円
お客様が次々に来るので、ゆっくりお話しを伺えませんでしたが、卵も高騰しているこのご時世に、1個100円で頑張られています。
今回は4個購入したのですが、ずっしりとした重さ。
食べきれなかった分は、翌朝オーブンで温めていただきました。
江戸時代、水戸街道の宿場町として栄えた小金宿
「てまり」から、さらに先に進むと江戸時代の旅籠が残されています。
五街道に次ぐ、重要な道路だった水戸街道。
小金宿には、参勤交代する大名など専用の宿泊所がありました。
水戸徳川家藩主は常時江戸屋敷に暮らしていたので参勤交代はありませんでしたが、家臣は水戸~江戸間を頻繁に往復する必要があり、旅程にも都合の良い小金宿には水戸家専用の宿泊所もあったそうです。
小金宿の中心をなしたといわれる「東漸寺」は新緑に包まれる頃。
「てまり」で買ったたい焼きをほおばりながら、小金宿散歩してみませんか?
URL: 松戸市観光協会
てまり
- ■所在地/ 松戸市小金66-3
■アクセス/JR北小金駅南口から徒歩約4分
■営業時間/12:00頃~17:00頃
■不定休※雨の日は休むことも
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この記事を書いたのは…
ジモトミンきたこ
松戸市在住。万年ダイエッターですが、おいしいものにはアンテナ立ててます! 地元のおいしいお店、スイーツ、季節を感じられるネタなど発信していきたいな。