夏本番のアツい季節がやってきましたね。
ご機嫌いかがですか?ジモトミンの乙女です。
先日、Sakai Experience JAPAN 代表の松永さんのフェイスブックで、
気になるイベントを見つけました。
その名も「堺こども狂言クラブ」です!
主催の松永さんに誘(いざな)われて
松永友美さんは、堺の印刷会社から生まれた「紙カフェ」や、「●堺古墳祭り▲」などで活動。
2024年春、堺を舞台にした海外向け観光事業
「Sakai Experience JAPAN(SEJ)」を立ち上げられました。
生まれ育った堺への愛を、時にはホットに、時にはクールに、発信し続けていらっしゃいます。
そのお姿に魅せられていたわたくし乙女、松永さんが主催のイベントなら参加してみたいぞ、と思い、
7月13日(土)に子どもを連れて「堺こども狂言クラブ」に伺ってきました!
URL: 松永友美さんインスタグラム
狂言って何? 狂言師の安東さんにお聞きしました
そもそも、狂言とは何なのでしょうか。
「わたしは人に説明できるかな?」と考えてみましたが、
日本の伝統芸能であるという以外、まったく説明できないことに気付きました。
日本史の授業でも習ったはずなのに・・・!
「能」や「狂言」という言葉は知っていても、生きた知識として身に付いておらず、
生活の中で実際に触れる機会もなかったのです。
そんなわたしに、堺こども狂言クラブの講師である狂言師、
「狂言古語美」の安東元(げん)さんが、わかりやすい言葉で教えてくださいました。
「狂言は、室町時代の民衆の娯楽です。
日常会話をもとにした、喜劇仕立てのコントなんですよ」
日本の伝統芸能というだけで堅そうなイメージを持っていましたが、
「コント」と聞くと、ふっと気持ちがゆるみますね。
URL: 「狂言古語美」ホームページ
3種類ある、狂言の「笑い」
そんな狂言の「笑い」には、3つの種類があるのだとか。
1つ目は、人々に幸福感をもたらす、滑稽な話や仕草による笑い。
2つ目は、権力者を笑い飛ばしたり、庶民が騙されないように啓蒙したりする、風刺の笑い。
3つ目は、めでたい、ありがたいといった「祝言」(しゅうげん)の笑い。
「めでたいことがなぜ笑い?」と思いませんか。
これは例えば「わたしは今、めっちゃ幸せ〜!」という状況があるその場自体が、
「笑い」だという考えなのだそうですよ。
興味深いですね!
「謡」(うたい)と「舞」を体験しました
「狂言は『謡』と『舞』でできているんですよ」と、安東さん。
狂言の歌は、おおらかに、人の気持ちや情景を歌うものなのだそうです。
なんだか、親近感がありますね。
そこで手始めに、
狂言歌謡の『雪山』を教わって、実際に歌いました!
歌うときのポイントは、母音まではっきりと発音することだそう。
例えば「春」は、「はあーるうー」というふうに歌います。
譜面を見ると、文字の右横に線が。
法事などで読むお経と同じで、わかりやすいですね。
声を出すことの気持ちよさを感じられた時間でした。
さらに、扇(扇子ではなく「おうぎ」)の開き方や、
実際に扇を持って舞う型も教わりました。
体を思い通りに動かすことは、なかなかできなかったわたしですが、
まだまだこれからですね!(笑)
「堺こども狂言クラブ」参加者募集中!
開催場所は、堺市堺区の南海堺駅から徒歩7分の「堺能楽会館」。
名前から公的な施設を想像していましたが、
なんと、全国でも珍しい個人所有の能楽会館なのだそうです。
一見普通のビルに足を踏み入れると、
そこには想像もできなかった世界がありました。
初めての方も、次回開催日の8月17日(土)、9月7日(土)から参加できます。
高校生までOKですよ〜!
「難しく考えないで大丈夫。狂言はコメディです。試しに一度だけでもご参加ください!」
と、主催の松永さん。
お子さんの夏休みの体験や、自由研究の題材に、「狂言」はいかがでしょうか。
親子での参加、お孫さんとの参加も大歓迎です。
わたしたちと一緒に狂言の世界にふれ、楽しんでみませんか?
文化庁 令和6年度 伝統文化親子教室事業「堺こども狂言クラブ」
- 〈会場〉
堺能楽会館
大阪府堺市堺区大浜北町3-4-7
〈日時〉
2024年8月17日(土)・9月7日(土)・10月12日(土)・11月2日(土)・11月23日(土)
10:00〜12:30
〈発表会〉
12月7日(土)13:30~15:30
〈募集人数》
親子・こども10組(小・中学・高校生)
〈参加費〉
無料
*テキスト代、発表会費など実費負担有り
〈講師〉
狂言古語美 安東 元
〈申込み・問合せ先〉
sakai.nohtheatre@gmail.com(安東)
matsunaga@toursakai.jp(SEJ 松永)
〈主催〉
Sakai Experience JAPAN
〈後援〉
堺市教育委員会
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この記事を書いたのは…
ジモトミン乙女
泉北ニュータウンの近くに住む子育て中のお母さんです。泉ヶ丘らへんが好きで、日々通っています。自然の豊かさや美しい緑道に心惹かれ、自転車で走ったり、歩いたり、草花の写真を撮ったりしています。