こんにちは。まちっと柏編集部のあしゅです。
今回は、松戸発・男女2ピースロックバンド「Kalff」をご紹介。
ハシダヒロヤさん(Vo,Gt)、かほちさん(Dr)が新松戸のライブハウスで出会い結成。
ギターとドラムの2ピースという構成ながら、迫力のあるロックサウンドで感情を揺さぶるKalffの音楽。コロナ禍で一度音楽から離れるも、この春、再始動。来る4月15日(金)に新譜の配信リリースを控えます。
そんなハシダさんとかほちさんにインタビューしました!
2ピースならではの2人の関係性
Q.今回Kalffを初めて知る方もいると思います。Kalffはどんなバンドですか?
ハシダ「Kalffは結成当時からギターボーカルとドラムだけという2ピース編成で活動をしています。歌詞はそれぞれが持ち寄って、僕がそれを曲にしています。音像がシンプルな分、聴く人にダイレクトに届く熱だったり、初期衝動感だったり、言葉のフックみたいなものを大切にしているバンドですね」
かほち「ただの日常、何気ないこと、自分たちが感じたことをそのまま曲にしています。皆さんの日常に溶け込めればいいなと思っています」
Q.結成の経緯を教えてください
ハシダ「元々別のバンドやソロで活動をしながら、新松戸にある『新松戸FIREBIRD』というライブハウスでスタッフをしていた時期があって。後からかほちもスタッフとして加わって出会ったのですが、その頃にかほちが僕のバンドのライブを観て『一緒に音楽をやりたい』と誘ってくれました」
かほち「同世代の人とバンドをやりたいと思ってたときに出会って、音楽の趣味がほとんど同じだったのですぐ誘いました」
Q.お互いはどんな存在ですか?
ハシダ「2ピースでやっていく以上、お互いに信頼しきっていないと難しい部分が多くて。音楽的にもそうですし、人間的な部分や精神的な部分でも。そこがうまく歯車が噛み合い続けているのと、何より僕がどれだけ感情的なパフォーマンスをしていても、かほちはどっしり構えて土台を支えてくれるので、そういう意味でもすごく頼りになるメンバーだなと思います」
かほち「とにかく全てにおいて、めちゃくちゃ頼れる人です!」
コロナ禍で変化した音楽との向き合い方
Q.長期の活動休止を経ての再始動とのことですが、意気込みをお願いします
ハシダ「個人的にやっぱりコロナ禍以前・以降では音楽への向き合い方も考え方も180度変わってしまいました。今までライブが第一で現場主義でやってきた分、ライブが不可抗力的にできないことや、主戦場がインターネットに変わりつつあることにどうしても気持ちがついていけず、音楽のことが考えられなくなってしまった時期が何度かありました。
ただ、同じようにコロナ禍によって気持ちが落ちてしまった人たちが、僕らの音楽を聴いて『自分を奮い立たせて頑張りました』とか、『またライブが観られる日まで頑張ります』とか、色んな声を届けてくださって。もちろんキレイごとで全部丸く収まることばかりではないですが、同じように今、この現実と闘ってる人たちの心に少しでも音楽で火を点せたらと思っています」
かほち「コロナ禍での生活の変化で、一度は音楽に対する熱意が下がっていましたが、心のどこかではまだやりたいという気持ちがずっとあって。そしてこの間に、ほかのアーティストの楽曲を聴いて感銘を受けたりして、また歌詞を書き始めました」
結成の地・松戸への思い
Q.松戸への思いを教えてください!
ハシダ「僕は生まれ育ちが横浜で、20歳の時に一人暮らしを始めるにあたって松戸市内に引っ越してきて今年で7年目になります。第二の故郷ですね。開発が進んで都会っぽいところもありながら、良い意味で田舎っぽいところもあったり、ちょっとディープなエリアもあったりして、奥が深い街だなと思います」
かほち「私はずっと松戸で育ってきたので、安心できる場所です。学生時代もずっと松戸駅周辺でアルバイトしたり勉強したり、買い物したりしていました。今もよく買い物してます!」
Q.松戸の自慢、好きなところは?
ハシダ「自慢はラーメンですかね。いろいろある中でもやっぱり北松戸の『雷』というお店の味がすごく好きで、ライブの日のシメに食べに行ったり、先輩や友達と夜寒い中、行列に並んでくだらない話をしたこととか、いろんな思い出があります。あと最近は『キテミテマツド』の中にできた『LOCAST』というお店が大好きで、毎週通って好きなブランドの洋服を物色してます」
かほち「千葉なのに都心に近いところ‼ 電車ですぐ都内に行けるし、周辺のショッピングモールにもすぐ行ける距離なので、めちゃくちゃ便利だと思います」
この先も長く音楽を奏でたい!
Q.1年2カ月ぶりの新作となる「Kalff2022」が4月15日(金)に配信リリースになるとのことで、聞きどころや、特に思い入れの強い楽曲があれば教えてください!
ハシダ「ここからまた始めるぞ、という強い意思表示の意味も込めて、これまでリリースしてきた楽曲の中で選りすぐりの5曲をスタジオ一発録りで録音して"今のKalff"の音で再リリースします。
ほぼライブ音源みたいなものなので、これをきっかけにこれまでの作品を聴いたり、いつかライブに足を運んでいただけたら嬉しいです。思い入れの強い楽曲は『藍の果て』。結成して最初に作った曲で、この作品でも1曲目に収録しています」
かほち「以前から皆さんにこの曲好き!と言っていただいてる曲を、今の音で収録しました。『口癖とセミダブル』や『タマリ』はライブでもよく演奏していたので、当時のことを思い出させてくれる曲です」
Q.Kalff今後の野望を教えてください!
ハシダ「まだコロナの影響が完全になくなったわけではないので難しい部分もありますが、歩みを止めていた分を取り返せるように作品のリリースやライブをコンスタントに展開していきたいなと思っています。何より、松戸発のバンドとしてもっと大きくなって、松戸のバンドシーンみたいなものが形成されるきっかけになったら嬉しいです」
かほち「すごく大きい目標があるわけではないですが、自分たちも大人になってきたので、今までと違う一面や成長を見せていきたいです。あとは何よりも末永く続けていきたいと思います!」
3つの活動をかけもちするバイタリティー
ハシダさんは、Kalffのほかにもソロ、バンド「中指を立てた彼女」と、3つの活動を平行しています。その思いについても聞きました。
ハシダ「3組の活動を同時並行で進めるにあたって変えていることは、活動のコンセプトです。『ハシダヒロヤ』では、”弾き叫び”というスタイルで自分自身の体験や感情を足しも引きもせずそのまま歌にすること、『中指を立てた彼女』では、女性目線の歌詞のみで青春の陰の部分を表現すること、『Kalff』では、衝動的な音像や言葉選びで感情の爆発を表現することをコンセプトにして明確に線を引いています。いろんなジャンルの音楽が好きな影響もあって、分解していくと音楽性も実はバラバラだったりします。
変わらないことは、音楽を志した頃から変わらず持っている“聴き手と一対一の音楽をやりたい”という気持ちです。不特定多数に届けたいというよりは、僕の音楽を聴いてくださった方が、聴き終えた後に心の中に熱を感じたり、一歩踏み出したいと思ったり、明日につながる何かが生まれたり、それぞれの人生や感性をもって自由に解釈して力にしてもらえたらと、そう思いながら全身全霊を込めて音楽をやっています」
****
熱い魂のこもったハシダさんの音楽に自分も突き動かされること間違いなし。松戸発2ピースロックバンド「Kalff」から目が離せません!
Kalff オフィシャルサイト
●Kalff Twitter(@Kalffofficial)
●ハシダヒロヤ Twitter(@hsdhry)
★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
まちっと編集部あしゅ
ご当地キャラクターとアイドルが好き。気になるものはすぐにやってみたい・調べたいフットワークの軽さが持ち味。プロフィール写真は変身写真。普段はいたって普通の人です。