柏市が旧そごう柏本館跡地の購入の交渉に入る⸺週明けはそんなサプライズニュースに柏じゅうが沸き立たちましたが、それに先立つ5月28日（日）、柏駅東口ダブルデッキ、旧そごう脇の線路沿いのスペースでは、これまでにない新しいイベントが開催されたのをご存じですか？
柏駅前がワクワクする一日「カシワグリーンデイ」。
本イベントを柏市と共催するUDC2副センター長・安藤哲也氏にお話を伺いました。
当日の朝、KASHIWA GREEN PARK STAGE前（旧そごう柏本館2階前）に集まった実行委員に挨拶をする安藤氏。緊張感漂う朝礼です。
「カシワグリーンデイ」って？
⸺UDC2はホコ天で「ストリートパーティ」を主催していたりしますが、「カシワグリーンデイ」はどんな目的で始めたのですか？
安藤氏：柏市役所がGREEN UP KASHIWA事業で整備した空間を、市民の「やりたい！」で溢れる空間に変えていく、というのが一つの目的です。そのため、市民参加の仕組みをつくり、UDC2がコーディネーターとして参加しながら実行委員会を運営しています。実行委員会は自分（達）で何か面白いことをやりたい【アクター】と、この企画全体を支えたい【サポーター】の2種類の関わりがあり、市民・団体・企業を問わず受け入れています。
⸺ダブルデッキは旧そごう跡地の問題などもあったりしますよね。
安藤氏：はい。実は、もう一つの目的は、市民と共に未来の空間デザインを考えることなんです。これからの10～20年で柏の駅前は大きく変化します。その変化に市民の息吹を吹き込みたいのです。どこかの街の焼き直しではなく、柏ならではの空間を目指したい。そのために、今のうちに「空間を使う」という実験を繰り返し、その成果を踏まえて市民が納得と愛着を持てるような空間をつくりたいと考えています。
⸺ステキですね！ ありがとうございました。
それでは第1回カシワグリーンデイのアクターの皆さんにお話を伺ってみましょう。
まずは、All Good Garden（線路沿い）とKids Playground（旧そごう柏搬入口）から！
当日のAll Good Gardenは、この賑わい！
シャボン玉も思いっきり楽しめちゃう！
キッチンカーもあるので、お腹がいっぱいになったら、また遊びに行っちゃおう！
世界王者の特別レッスン！ フリースタイルけん玉！
けん玉担当のtogoです。
年齢やスキルレベルに合わせたけん玉の技紹介、レクチャー等のワークショップをおこないましたが、想像以上にたくさんのお客様に立ち寄っていただき、「できた！」と喜ぶ笑顔の花がAll Good Gardenのあちこちで咲き乱れてました（笑）。
印象に残ったのは、男女の高校生たちに、日本ではほとんど知られていない「ダウンスパイク」という技に挑戦してもらったときのことです。驚いたり笑顔になったりの連続で、けん玉を通じたコミュニケーションの大切さを改めて感じました！
togoさんは「けん玉W杯50歳代世界1位」のタイトル保持者！ そのテクニックを間近で見られるのもワクワクしますよね！
太田市長も挑戦！ 実はこのあと、すんなり大技が決まってしまうんです！
セルフフォト撮影会
セルフフォト担当の木村です。
寝転がって、月齢フォトと天使のような写真が撮れるマットを用意し、保護者の皆さんに自由に写真を撮ってもらいました。
印象的だったのは、お兄ちゃんと3か月の妹ちゃんとご両親で参加してくれた家族です。
お兄ちゃんが妹を優しくあやしながら、撮影することができました。
小さな赤ちゃんがマット上にころんと寝転ぶだけで、周りから「かわいい～」と声があがり、低月齢ならではの“生きてるだけで尊い”を感じられる瞬間でした。
今後も子どもたちにとって楽しいイベントを企画していきたいです。
撮影のかたわら「はぐはぐフォーラム2024」のアンケートもとっていたという木村さん。「保護者が何に困っているのかを垣間見ることができ、来年2月のイベントに活かせそうです！」
木村さんの次回のカシワグリーンデイ企画は「宝石すくい」。こちらも楽しみですね！
photoブース撮影会
「レモンブース撮影会」担当のkirakira☆boshiのchiiです。
当日は、ご予約のお客様も含めて、12組のご家族にご参加いただきました。
ふらっとお散歩がてらお立ち寄りいただいた方や、船橋・市川・鎌ケ谷など市外からお越しいただいた方もいらっしゃり、お客様も私も笑顔いっぱいの楽しい時間となりました。
涼しくなったら、また撮影会を開催したいと思っていますので、ご期待ください！
一番かわいい時期を最大限かわいく撮りたい！…親の願いをかなえてくれる撮影会は大人気！
All Good Gardenの人工芝も、セットの黄色や緑の小物とマッチして、とっておきの写真ができあがりました！
Demmyの館「オラクルカードリーディング」
Demmyです！
オラクルカードは未来を占ったり予測したりするものではなく、背中をそっと押してくれるようなメッセージを伝えるもの。
皆さん、モヤモヤした気持ちをスッキリ軽くして帰って行かれました。
有料の出店ということで、本当に必要な方に受けていただけたと実感しています。
来月も楽しく出店したいと思います！
参加するも遊びに来るも、今のうちがオススメですよ!?
明るく元気なDemmyさんから、カードのメッセージとともにパワーももらえますよ！
同じ並びにある手相観 雅さんのコーナーで座っていらっしゃるのは…!? 何をご相談になったんですか??
売らねーしの館
「売らねーし」こと所英明です。
いわゆる「占い」ではなく、カードを数枚引いていただき、読んでともに味わい、なぜあなたがそのカードを引いてしまったのかを一緒に考える…。
企画名がわかりにくかったのはさておき、カードを引いていただきながら、お客様からたくさん話をお聴きしました。いわば「健康心暖（しんだん）」です。
生きづらさや言葉にできない何かを、ユーモアに包んで見詰め直す時間を提供できるように、今後も精進します！
「企画名と中身のギャップ萌えを楽しんでいただければ」と所さん。
「売らねーしの館」の隣では、セラピールームEureka（エウレカ）さんのセッション。癒されますよ～！
ワッハッハ!!がやってくる えんぎや若丸の街頭紙芝居
若丸です。
ステージで「街頭紙芝居」前口演（こうえん）とカタヌキ販売をしたあと、All Good Gardenに降りて、告知をしながらKids Playgroundに向かい、ゲリラライブをさせていただきました。
ステージで参加してくれたお子さんたちが、そのまま来てくれたり、外国人のご家族と国際交流ができたり、クイズはショートショートの英語でチャレンジしてみたり…と、笑いの絶えない、学びの多い現場でした！
親子連れの方が、カタヌキ遊びの際に「喉痛くなりませんように」とアメをくださったという心温まるエピソードも…。
Kids Playgroundでも大人気の若丸さんの紙芝居。観客の中に混じっているのは…フリーザ様!!
続きは後編で！
前編だけでも、盛りだくさんな第1回の「カシワグリーンデイ」。
アクターの皆さんのワクワク感や、会場の熱気が伝わってきますよね！
お客さんとしてだけでなく、誰でもアクター、サポーターとして関われるのが、「カシワグリーンデイ」の魅力！
後編も6月16日（金）に公開！
ダブルデッキの様子をたっぷりご紹介していますので、ぜひご覧ください！
「カシワグリーンデイvol.2」は6月25日（日）12:30～17:00開催！ 後半の記事もぜひご参考になさってください！
「カシワグリーンデイ」のチラシは、柏駅東口の正面横にあるラック、kamonかしわインフォメーションセンターなどでも入手できます！
「カシワグリーンデイ」については、UDC2の下記サイトもご覧ください。
URL： カシワグリーンデイについて
お問い合わせ
- 柏アーバンデザインセンター（UDC2）
〒277-0005 千葉県柏市柏1-5-18
＜事務局＞平日10時～17時
TEL : 04-7166-5000
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この記事を書いたのは…
「ちゃーりんぐ柏」代表石井雅子
柏生まれ柏育ち。編集者・箏（こと）奏者。市民活動家の両親が2015年前後に他界したことをきっかけに、柏に興味を持つようになる。2021年、柏の歴史スポットを自転車で巡る「ちゃーりんぐ柏」プロジェクトを立ち上げ、2022年市民公益活動団体として登録。2023年5月、補助金申請や情報発信、連携などをサポートする中間支援団体「ジセダイ歴史文化継承研究所」を設立、事務局長を務める。
