早いもので今年も残り1か月を切り、流行語大賞や音楽番組等、あちこちで年末感が溢れていますよね。
年末を迎えると当然年始も連続して間もなく訪れ、除夜の鐘や初詣など和風感満載な日々が続きます。
ということで、今日は縁起物でもある七福神や、正月の催し物をご紹介していきたいと思います。
七福神とは、日本で古来より福の神として信仰されている七神で、恵比須天(えびすてん)、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、弁財天(べんざいてん)、福禄寿(ふくろくじゅ)・寿老人(じゅろうじん)・布袋尊(ほていそん)の総称です。
七福神は浅草七福神、亀戸七福神など各地にあって、柏にも「かしわ七福神」があります。
ではかしわ七福神はどこにあるでしょう。
次の写真がその位置を示したものです。
この写真の地図は、「柏市文化財絵地図」といって、柏市教育委員会文化課が発行しているものです。
結構愛用しています。
見ているだけも楽しいですよ。
存在は知っているけど場所を知らなかったところを地図上で発見すると、「あー、これってここにあるんだ!」とちょっとした喜びを味わえます。
この地図はかしわインフォメーションセンターなどで入手できますので、気になった方は探してみては。
地図の右上の水色の部分が手賀沼、中央を左上から右下に貫いているピンク色の線が国道16号です。
そして小銭を置いたのが七福神の鎮座するところです。
まず、左上の1円玉を置いてあるところが、福禄寿と寿老人がいる豊受稲荷本宮(ゆたかいなりほんぐう)です。
旧水戸街道沿いにあります。
ここは神仏習合の稲荷神社で、毎年11月には柴燈大護摩供火渡修行という火渡りを行う行事があります。
また、1月1日、2日には歳旦祭が行われます。
次に1円玉から北東(右上)に進んだ5円玉のところが、旭町香取神社です。
ここには恵比寿天がいます。
1月1日には元旦祭や、旭町お囃子保存会によるお囃子が行われます。
また、境内に大鳥神社があって、11月の酉の日には酉の市が開かれます。
ここは先月記事にしたのでぜひそちらをご覧ください。
URL: 旭町香取神社境内大鳥神社の酉の市
旭町香取神社(5円玉を置いたところ)から東(右)に進んだ10円玉の箇所が、戸張香取神社。
ここには寿老人がいます。
寿老人は前出の豊受稲荷本宮にもいますので、ここにもいる、と言った方がいいのかもしれません。
戸張香取神社は以前、神前まるしぇの記事で触れたので、よかったらこちらもご覧ください。
なお、12/31~1/3にも神前まるしぇが開催されます。
URL: 戸張香取神社
戸張香取神社(10円玉を置いたところ)から南東(右下)に進んだ50円玉のところが、布袋尊のいる福満寺です。
写真が福満寺の布袋尊です。福々しい感がありますよね。
トップ画像も福満寺の布袋尊で、こちらは景観がいいので少し引きで撮りました。
福満寺(50円玉を置いたところ)から南(真下)に進んだ100円玉のところが神明社。
ここには弁財天がいます。
また、神明社では、1月2日に、柏若鳶会による奉納演舞が行われます。
神明社の隣、距離にして約500m、500円玉を置いたところが慈本寺。
ここには大黒天がいます。
1月1日~3日は新年祈祷が行われます。
また、毎週金曜日には寺ヨガを開催しています。
最後の一つは毘沙門天のいる大洞院。
前掲の地図の写真は柏の南部側なんですが、大洞院は北部側なので、そこには載っていません。
なので、Googleマップは大洞院の場所をつけておきます。
大洞院では1月2日に星の座の「七福神の舞」が行われます。
かしわ七福神は時間を見つけて何度かに分けて自転車で回る、なんてのもいいですが、いっぺんに回れるツアーも開催されています。
柏の歴史アンバサダー、髙野博夫さんの案内付きというのもうれしいですね。
髙野さんは長きにわたり柏市(合併前は旧東葛飾郡沼南町)の市史編纂に携わってきた地域の歴史のプロフェッショナルです。
お正月の七福神巡りツアーはチラシ(リーフレット)を添付しますので、ご覧ください。
花井山 大洞院
- 〒277-0812 千葉県柏市花野井1757
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この記事を書いたのは…
koji-koji
柏市在住。四季折々の季節の良さ、歴史的な名所・史跡・行事、メジャーなのからマイナーのまで様々なイベントなどを巡ったりするのが好きな千葉県民・柏市民です。農園を借りて野菜や花を育てています。