【柏】鷲野谷ちゃーりんぐでプチ旅行気分! オシャレなカフェから平将門まで!

私ごとではありますが、自転車で歴史スポットをめぐる活動「ちゃーりんぐ柏」が、この度、柏市の市民公益活動団体に登録されました!
そこで、記念すべき、グループ初ちゃーりんぐは、わずか3時間でプチ旅行気分を味わえる鷲野谷・岩井地域を走行。
今回は、ちゃーりんぐ柏イチオシの、鷲野谷サイクリングコースをご紹介いたします!
※記事の写真は、ちゃーりんぐ柏のメンバーの提供です。

①9:00に道の駅しょうなん集合→②Woodman’s Village→③香取神社→④染谷家住宅→⑤星神社→⑥医王寺→⑦将門神社→⑧12:00に道の駅しょうなん到着

今回のコースは、ちゃーりんぐ柏の動画でもご紹介しています。
↓↓YouTube動画「柏市鷲野谷編」はコチラ↓↓

道の駅しょうなんで自転車をレンタルして出発!

「ちゃーりんぐ柏」では、ママチャリで気軽に歴史スポットをまわれるコースをご案内しています。
鷲野谷コースだったら、道の駅しょうなんでレンタルするのがオススメ(大人500円、小学生以下300円)。
それより遠いコースや坂が多いコースを走るときは、電動アシスト付き(1000円)をレンタルすると快適なサイクリングができますよ!(台数が限られています。)
レンタルする際は、運転免許証や健康保険証などの身分証明書を忘れずに!

初走行にあたり、メンバー全員で「ちゃ~りんぐ」の決めポーズ!

初走行にあたり、メンバー全員で「ちゃ~りんぐ」の決めポーズ!

「ちゃーりんぐ柏」では、安全のため、マイヘルメットの着用がお約束!

「ちゃーりんぐ柏」では、安全のため、マイヘルメットの着用がお約束!

手賀沼ふれあい緑道を走っていきます。美しい手賀沼を見ながら、走行するのは気持ちがいいですよ!

手賀沼ふれあい緑道を走っていきます。美しい手賀沼を見ながら、走行するのは気持ちがいいですよ!

柏の軽井沢! Woodman’s Village

道の駅しょうなんから15分ほどで、鷲野谷のオシャレなカフェ「Woodman’s Village」さんに到着します。
夏でも風がよく通って爽やかで、カフェから手賀沼をのぞむ景色が美しいので、柏の軽井沢ともよばれるスポット。
初めてご案内した方々の「ここはどこ?」といった表情を見るのが、私の密かな楽しみなんです!

しっかり食べたい方は、ステーキが食べられる「モーニングセットA」を! プラス200円で、パンをフレンチトーストにも代えられますよ~!

しっかり食べたい方は、ステーキが食べられる「モーニングセットA」を! プラス200円で、パンをフレンチトーストにも代えられますよ~!

ステーキを入れないBセットをオーダーしたメンバーは、季節のフルーツのミニパフェをつけました。撮影した6月のフルーツはマンゴー。

ステーキを入れないBセットをオーダーしたメンバーは、季節のフルーツのミニパフェをつけました。撮影した6月のフルーツはマンゴー。

後日、いちじくのパフェを食べに行きました(8月15日まで)。キャラメルクリームといちじくの相性が抜群! ジューシーないちじくがたっぷり入っていて、期待以上の美味しさです! 9月からは待望のシャインマスカットが登場するそうですよ!

後日、いちじくのパフェを食べに行きました(8月15日まで)。キャラメルクリームといちじくの相性が抜群! ジューシーないちじくがたっぷり入っていて、期待以上の美味しさです! 9月からは待望のシャインマスカットが登場するそうですよ!

ここから見る手賀沼が絶景で、私は毎回涙が出てくるほどです!

ここから見る手賀沼が絶景で、私は毎回涙が出てくるほどです!

本殿の彫刻に注目! 香取神社

創建年代は不明ですが、もともと鷲野谷村と岩井村の村境にあったのを、元文5年(1740年)に現在地にうつしたそうです。現本殿は天保9年(1839年)の再建。
鷲野谷の香取神社は本殿の彫刻が見事なので、ぜひご覧になってください!

昇り龍と降り(くだり)龍。「昇り龍」はこれから天に昇って知恵の宝玉を取りに行こうとする姿、「降り龍」は天に昇りつめた龍が知恵の宝玉を手に入れて、地上の人々に伝えようとする姿です。

昇り龍と降り(くだり)龍。「昇り龍」はこれから天に昇って知恵の宝玉を取りに行こうとする姿、「降り龍」は天に昇りつめた龍が知恵の宝玉を手に入れて、地上の人々に伝えようとする姿です。

正面の下には、中国古来の教訓書『二十四孝』の3つのお話を描いた彫刻があります。これは、孝行心によって虎の脅威から救われた楊香(ようこう)のお話。

正面の下には、中国古来の教訓書『二十四孝』の3つのお話を描いた彫刻があります。これは、孝行心によって虎の脅威から救われた楊香(ようこう)のお話。

国の登録有形文化財! 染谷家住宅

染谷家住宅は、主屋、長屋門、蔵などの8棟の建造物が国の登録有形文化財。
戦国時代に、染谷二郎右衛門尉(じろうえもんのじょう)が、主君の小金城主・高城胤則(たねのり)からもらった手紙など貴重な資料が残されています。
私有地なので、中には入らないようにしましょう。

染谷家の長屋門は、周囲の土塁と併せて柏市の景観重要建造物に指定されています(現在保存のため修理工事中)。

染谷家の長屋門は、周囲の土塁と併せて柏市の景観重要建造物に指定されています(現在保存のため修理工事中)。

この辺りは中世の趣が残っているといわれる景観です。「トトロが出てきそう!」と言うメンバーも…。

この辺りは中世の趣が残っているといわれる景観です。「トトロが出てきそう!」と言うメンバーも…。

相馬氏ゆかりの☆印がオシャレ! 星神社

中世には柏を含む旧相馬郡は相馬氏がおさめていました。その相馬氏が信仰した妙見堂として創建されたのが、この星神社。妙見とは北斗七星や北極星のことです。
相馬氏の初代は、今年話題のNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に登場する千葉常胤(つねたね)の次男・師常(もろつね)です。相馬氏には平将門の子孫であるという伝承もあるんですよ。

星神社では、毎年2月22日と23日に「鳥ビシャ」という伝統行事がおこなわれます。「しん粉」という「うるち米」の粉のお餅に、赤・黄・緑などの食紅を練りこんで鳥の形を作り、鳥木(とりぼく)という木に飾ってお供えします。

星神社では、毎年2月22日と23日に「鳥ビシャ」という伝統行事がおこなわれます。「しん粉」という「うるち米」の粉のお餅に、赤・黄・緑などの食紅を練りこんで鳥の形を作り、鳥木(とりぼく)という木に飾ってお供えします。

千葉氏やその一族である相馬氏は、将門の窮地を救ったといわれる妙見菩薩を信仰していました。屋根についている「☆」のマークをチェック!

千葉氏やその一族である相馬氏は、将門の窮地を救ったといわれる妙見菩薩を信仰していました。屋根についている「☆」のマークをチェック!

今年は薬師堂御開帳! 医王寺

寛正2年(1461年)に建立された浄土宗のお寺です。
”大正の法然上人”といわれた山崎弁栄上人と”日本点字の創始者”石川倉次という、2人の偉人にゆかりがあることで知られています。

千葉師範学校を卒業したばかりの石川倉次は、医王寺に置かれていた鷲野谷学校(手賀西小学校の前身)で、一年間教鞭をとっていました。

千葉師範学校を卒業したばかりの石川倉次は、医王寺に置かれていた鷲野谷学校(手賀西小学校の前身)で、一年間教鞭をとっていました。

山門近くには古い銀杏の木があり、枝から垂れさがる「乳」といわれるものが出ています。母乳がよく出るようにという信仰の対象になってきました。

山門近くには古い銀杏の木があり、枝から垂れさがる「乳」といわれるものが出ています。母乳がよく出るようにという信仰の対象になってきました。

弁栄上人が24歳のときに21日間の断食修行した薬師堂。ご本尊の薬師如来坐像は柏市の指定文化財になっています。寅年の本年は12年に一度、開帳される年。10月9日から10月16日まで拝観できますよ!

弁栄上人が24歳のときに21日間の断食修行した薬師堂。ご本尊の薬師如来坐像は柏市の指定文化財になっています。寅年の本年は12年に一度、開帳される年。10月9日から10月16日まで拝観できますよ!

知る人ぞ知る名スポット! 将門神社

将門神社は、鷲野谷地区の隣の岩井地区にあり、平将門を祭神とした全国でも珍しい神社です。
平将門は天慶2年(939年)に新皇と名乗って、朝廷に対して関東で反乱をおこしましたが、有名な成田山新勝寺は、将門征伐の祈願をおこなったことが始まりであることをご存じですか?
そのため、岩井の人たちは成田山にはおまいりにいかないそうです。

将門神社は、真言宗豊山派のお寺「龍光院」の中にあります。本殿の彫刻は必見ですよ!

将門神社は、真言宗豊山派のお寺「龍光院」の中にあります。本殿の彫刻は必見ですよ!

背面には見事な「放れ駒」の彫刻があります。放れ駒は将門が使っていたとされる「紋」です(駒は馬のこと)。

背面には見事な「放れ駒」の彫刻があります。放れ駒は将門が使っていたとされる「紋」です(駒は馬のこと)。

本殿の側面には「隻眼(せきがん)の人物像」(左)の彫刻があります。将門が、右目を敵の矢で射られて戦死したことによるものだといわれています。

本殿の側面には「隻眼(せきがん)の人物像」(左)の彫刻があります。将門が、右目を敵の矢で射られて戦死したことによるものだといわれています。

道の駅しょうなんに戻って…

将門神社から道の駅しょうなんまで約8分。
9時に道の駅しょうなんを出発して、無理なく12時にまでに戻ってくることができました!
初心者でも気軽に楽しめるコースなので、近場でリフレッシュしたいときは、ぜひお試しください!

さて、ちゃーりんぐ柏では、ただ今、メンバー募集中です!
楽しく歴史スポットをめぐりたい方、安全なサイクリングコースの作成に興味のある方は、ぜひご連絡ください!

自転車を返却した後、ひと休みしたいときは、道の駅しょうなん「つばさ」館にある「木村ピーナッツ」さんのピーナッツソフトクリームはいかがですか? 食べ応えはもちろん、爽快感もありますよ!

自転車を返却した後、ひと休みしたいときは、道の駅しょうなん「つばさ」館にある「木村ピーナッツ」さんのピーナッツソフトクリームはいかがですか? 食べ応えはもちろん、爽快感もありますよ!

告知ですが…

8 月21 日(日)に開催される「柏市文化財保存活用地域計画シンポジウム」(柏市教育委員会主催)に、私もちゃーりんぐ柏代表として参加し、パネラーとして登壇いたします。
柏の歴史文化資源に関する貴重なお話や公演もあるので、ご興味のある方はぜひいらしてください。

【開催日時】令和4年8月21日(日)13:30~16:30
【会場】アミュゼ柏 1階 プラザ
【参加費】無料
【内容】
・基調講演 赤坂信先生(千葉大学名誉教授)「文化財保存活用地域計画の活かし方」
・記念公演(無形民俗文化財 逆井囃子)
・パネル発表(柏市内の文化遺産を活かした活動をしている団体の活動発表)など

Woodman's Village

  • 【住所】千葉県柏市鷲野谷137
    【電話番号】080-3158-0137
    【営業時間】〈月曜、金曜~日曜日、祝日〉9:00~16:30(料理L.O. 14:30、ドリンクL.O. 16:00)、〈木曜日〉11:30~16:30(料理L.O. 14:30、 ドリンクL.O. 16:00)
    ※ドリンクのみの利用はカフェタイム(14:30~)となります。
    【定休日】火曜日・水曜日
    ※火曜・水曜が祝日の場合でも定休日。
    ※2022年8月15日~8月30日は金・土・日のみ、モーニングのみの営業。

道の駅 しょうなん

  • 【住所】千葉県柏市箕輪新田59-2
    【電話番号】04-7190-1131(管理事務所)、04-7190-1132(直売所)
    【営業時間】9:00~18:00 ※施設によって異なります

    【レンタサイクル】
    〈受付〉土日祝:サイクルステーション、平日:道の駅しょうなん「てんと」内インフォメーション
    〈時間〉[4月~9月]9:00~16:30、[10月~3月]9:00~15:30
    〈料金〉大人500円、小学生以下300円、スポーツタイプ700円、電動自転車1,000円
    ※悪天時は中止
    ※利用の際には「申込書及び承諾書」に記入し、住所と名前のわかる物(保険証や免許証)を提示。
    ※スポーツタイプ、電動自転車は道の駅への返却のみ。

鷲野谷香取神社

  • 【住所】千葉県柏市鷲野谷76

医王寺

  • 【住所】柏市鷲野谷510

将門神社

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「ちゃーりんぐ柏」代表石井雅子

柏生まれ柏育ち。編集者・箏(こと)奏者。市民活動家の両親が2015年前後に他界したことをきっかけに、柏に興味を持つようになる。2021年、柏の歴史スポットを自転車で巡る「ちゃーりんぐ柏」を立ち上げる(2022年市民公益活動団体登録)。2023年5月、補助金申請や情報発信、連携などをサポートする中間支援団体「ジセダイ歴史文化継承研究所」を設立、事務局長を務める。2024年8月柏に特化した観光会社「かしわグリーン観光社」を設立、代表を務める。

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