店名の「Quantobasta(クアントバスタ)」とは、「ちょうど良い」を意味するイタリア語。
お客さんのお腹も心もちょうど良く満たしたい、という若き店主の思いが込められています。
松戸駅東口から徒歩5分。
その名のとおり、わずか4坪のこぢんまりとした隠れ家のような「Tiny kitchen and counter」では、不定期で間借りによるカフェやレストランが営業しています。
その場所でこの8月からレストラン営業を始めたのは、私の飲み仲間の「よりくん」。
飲み仲間といっても私よりうんと若く、しかもまだ片手で数えられる回数しか会ったことがないのですが、それでも好きなお酒や料理という共通言語は人との間の垣根を低くしてくれるようで。
世代を越えてあらゆる年代の人から愛される彼が、いつの日かの独立を夢見て、その一歩として今回の間借りレストランに挑戦するとのことを聞きつけ、さっそく遊びに行ってきました。
not イタリアン, but シチリア料理
Quantobastaはシチリア料理のお店。
と聞いて、「シチリア料理って? イタリアンとどう違うの?」と思われる方も多いでしょう。
私もそうでした。
そもそもシチリアとはどういう土地なのか。
イタリア半島の南端の、更に先。ブーツのつま先に蹴られるような場所に位置しているのがシチリアリア島です。
「ゴッドファーザー」と聞けばピンと来る方が大多数なはず。
イタリアの南端に位置しているとあって、気候は温暖。
そんなシチリアの料理をこよなく愛する店主・よりくん曰く、「シチリア料理は現地の人が食べている家庭料理。だから毎日食べられる」とのこと。
シチリアならではのお野菜やお魚をメインに、シンプルで優しく仕上げたまさしく「マンマの味」。
Quantobastaでは、そんなシチリア料理に惚れ込んだ店主の、素朴かつ繊細なお料理を堪能できます。
シチリア料理はシチリア野菜で
「シチリアと日本の野菜は違う」と料理人はみな言うそうで。
当然、味や食感の異なる食材では本場のシチリア料理は作れないため、日本国内でシチリアの野菜を育てている農家さんを探して仕入れているのだとか。
それでも、「そもそも(シチリアとは)土が違うから、野菜の味も微妙に違ってしまう」とのこと。
そんな中少しでも納得のいく料理に仕上げるために、食材の使い方や味付けには工夫の限りが凝らされています。
そんなお料理の数々は、営業日や時期によってメニューが替わります。
旬の食材を遠く離れたシチリアの味付けでいただくことで、お口の中で四季を味わえる、ちょっとした旅気分の夜でした。
間借り店主の仲間とのコラボレーションも
この日は、同じく「tiny kitchen and counter」で間借りカフェを営業する「 Little Trip to Paraiso」さんとのコラボレーションナイト。
コーヒーの豆ではなく果実(コーヒーチェリー)から作られたリキュールや、お湯や水ではなくミルクで抽出した「ミルクブリュー」でラム酒を割ったカクテルなど、他ではちょっとお目に掛かれないユニークなドリンクが続々登場。
お料理やデザートに合わせてペアリングしてもらえました。
また別日には、フランスワインのバーともコラボしているそうで、そちらも大変気になります!
tiny kitchen and counterでは異なるジャンルの間借り営業が続々
今回遊びに行ったQuantobastaは今後も不定期で営業中。
9月の今後の営業日は13日(火)、14(水)とのこと。
気になる方は事前に公式InstagramからDMでご予約を!
Quantobasta公式Instagramは こちら。
今後の営業予定もInstagramに随時掲載予定とのことです。
また、tiny kitchen and counterでは他にも魅力的なシェア店主の方々によるさまざまなジャンルのお店が展開中とのこと。
こちらについても今後まちっとにてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
Quantobasta
- 現在「tiny kitchen and counter」で不定期営業中
所在地:松戸市松戸1344-16
営業予定のご確認・ご予約は公式Instagramまで!
tiny kitchen and counter
- 複数のシェア店主による間借りカフェ・レストランが不定期営業中の、食のクリエイティブスペース。
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この記事を書いたのは…
まちっと編集部ナタリー・ティエン
「まちっと」コンテンツプロデューサー。三度の飯と酒をこよなく愛する、ソロ活の求道者。宝くじが当たったらラム酒の風呂に入りたい。三千世界の酒場を巡り、いつか運命の一杯と相まみえる日が来ることを願ってやまない夢見がちな三十路です。よろしくお願いします。