エデンの園の禁断の果実、イチジク。
花を咲かせずに実を付けるように見えることから「無花果」と書きますが、花は実の中にあるそうです。
イチジクの実を食べると感じるプツプツした部分が、“花びらのない花”なのですって。
そんなイチジクの農園&直売所が松戸にあるの、ご存知でしたか?
坂川のほとりに広がる農園の直売所
自転車でも行ける距離にあるのに、ずーっと気になっていたのに、「どうしてもっと早く来なかったのだろう」。
それが、こちらを訪れた時の第一印象。
畑の中にある直売所には、立派なイチジクの実はもちろん、さまざまな種類のいちじくスイーツがあったのです。
8時のオープン直後(迷子になったので、8時15分頃)に着いたのですが、次々にお客様が訪れていたのにも驚き。
URL: 2500円以上購入で来店スタンプが貯まる「いちじく農園 ファーム根本」LINE公式アカウント
「ヒルトン東京ベイ」シェフの経歴を持つファームの代表
100年以上続く農家に生まれ育った「ファーム根本」代表の根本一夫さんは、就農7年目。
それまでは、舞浜の「ヒルトン東京ベイ」で26年間シェフとして活躍されていました。
氷彫刻師として国内外での数々の受賞歴もあるそうです。
根本さんの、イチジクとの出会いは、趣味のツーリングで訪れた香取郡の道の駅。そのおいしさに感動し、生産者に師事。
農家を継ぎ「ファーム根本」を開業してからは、イチジク栽培にとどまらず、ホテル時代に培った腕で、本格的なイチジク加工品の生産・販売も行っています。
プロを魅了する高品質の果実
マッシュルーム堆肥を使い、大切に育てられる甘いイチジクは、おいしいものを追及するシェフやパティシエ達をも魅了しています。
こちらのイチジクを扱うレストランや洋菓子店が多いのも、その証でしょう。
近いところでは、以前「まちっと」で紹介した流山の「丘の上のサフラン」に、今が旬のイチジクを使ったスイーツやパンが登場しています。
鮮度が命の果実のおいしさを長く楽しめるようにと、直売所オリジナルのさまざまな加工品も次々に誕生。
いちじくジャムやコンポート、ドライいちじく、いちじくバターサンド、生チョコいちじくなどなど。
いちじくの若葉の新茶、墨田区東向島の生ハム・サラミ製造工房Otis(オーティス)の発酵白カビサラミ(イチジク入りもあり)も販売しています。
赤ワイン、グラニュー糖、レモン汁などを使った、いちじく赤ワイン煮は、大きく柔らかく濃厚な味わい。
瓶詰のショートケーキは、こだわりの卵を使ったスポンジ、やさしい甘さの生クリーム、そしていちじくのハーモニーが絶妙で、一瞬で完食。また食べたい!と思わせる逸品です。
他にもマスカルポーネ餡でイチジクを包んだ「もぎたてポーネ大福」や、とろける熟成干し芋とイチジクのミルフィーユ「フィッチパタータ」なども気になったので、また近々伺おうと思っています。
URL: 農家と繋がるお菓子屋さん「8 mémoire(はちめもわーる)」のインスタグラム
野菜もおいしいファーム根本!
農園では野菜も栽培。イチジク直売所を出ると、目の前で収穫したばかりの野菜を販売していました。
めずらしい島オクラを購入。普通のオクラは五角形ですが、角がなめらかで丸いオクラ。
島ラッキョウのように、沖縄原産なのでしょうか。
さっとゆでてマヨネーズで食べましたが、中の種の食感がプチプチと、おいしかったです。
イチジクは苦手という人もいるでしょう。私は苦手ではないものの、スーパーで見かけても手を出すことはほとんどなく・・・。レストランのデザートやパンの中のドライフィグで、1年に1度遭遇するくらいでした。
でもこちらのみずみずしくて、ねっとりと甘い、採れたばかりの完熟イチジクを食べてみて、イチジクに対する想いが激変。
こんな近くに、入手困難とさえ言われるイチジクがあったとは・・・不覚でした。
URL: ポケマルで【6周年福袋】完熟いちじくセレクト♪販売中(9月30日まで)
ファーム根本
- ■住所:松戸市幸田西の下63
■営業時間:8:00~12:00(なくなり次第終了。予約がおすすめ)
■営業期間:例年8月上旬から10月下旬(年始・バレンタインなど臨時営業あり)※インスタグラムでチェック!
■不定休
■駐車場あり
■予約・問い合わせ:090-6193-4688
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この記事を書いたのは…
ジモトミンきたこ
松戸市在住。万年ダイエッターですが、おいしいものにはアンテナ立ててます! 地元のおいしいお店、スイーツ、季節を感じられるネタなど発信していきたいな。