サクラにはじまり、フジも、サツキも、バラも、開花が早いと感じた今年の春。
例年6月中旬に迎える紫陽花の見頃も、早く訪れる予感がします。
今回は、紫陽花寺として知られる本土寺の仁王門まで約100mという距離の参道にあるカフェを紹介しましょう。
紫陽花はまだまだ。菖蒲も少しだけ
10種類以上、5万本以上の紫陽花があるという本土寺。
いつもは静かな参道が、まもなく訪れる紫陽花の季節は、かなり賑やかになります。
境内には菖蒲池もあって、紫陽花より先に見頃を迎える約5000本の花菖蒲も見事です。
何れ菖蒲か杜若
あやめ・菖蒲(ショウブ)・杜若(カキツバタ)の見分け方って難しいですよね。
花びらの付け根の模様が網目状ならあやめ、黄色い模様が入っているなら花菖蒲、白い筋が入っているなら杜若と見分けるそうで、咲く場所も陸地、湿地、水中と、それぞれ異なるようです。
URL: 紫陽花の有料期間のお知らせは、本土寺の公式ブログで確認できます
不思議と落ち着ける、温もりのある空間
本土寺前の参道には、「黒門屋」と「赤門屋」、2軒の土産物店が並びます。
北小金駅から向かうと、その手前にあるのが「かふぇ ど えんで」。
店内には4人掛と2人掛けのテーブルが1つずつ、ソファ席とカウンター席もあります。
ハンドドリップで丁寧に淹れる1杯を
少量焙煎を心がけ、いつでも新鮮で品質の良い珈琲豆が揃うカフェ。
70代、80代の常連さん、週末は赤ちゃん連れのファミリーも訪れ、全国からFAXで珈琲豆の注文も入る、ファンの多い人気店です。
豆を挽く音、漂ってくる香り・・・五感でゆったりと珈琲を楽しめる空間。
まさに、玄関にあるポスターのキャッチコピーのように、「旨い珈琲を飲む。こんな贅沢はない。」を実感できます。
2つの顔を持つマスター
これまでにも何度か訪れたことがありますが、久しぶりの「えんで」は、マスターが変わっていました。
聞いてみると、数年前までマスターだった方のお父様で、息子さんは現在は日本橋で、ご兄弟でお店を営んでいらっしゃるとのこと。
どちらかというと寡黙だった以前のマスター。
今のマスターは、こちらから話しかけると、いろいろとお話をしてくださり、楽しい時間を過ごせました。
4月に酒蔵や炭鉱跡などを巡った、車で往復5000キロの九州旅の話なども。
以前は福島県の郡山市や、山形県でも手広くお店を経営なさっていたというマスター。
「永年営業してきたので、これからは開けたい時に開け、閉めたい時に閉めと、マイペースにやりたいですね。でも、今日も隣でやっている日本酒と焼酎の店に予約が入ってしまって」と。
そう、実は、昼はカフェのマスターでありながら、夜になるとお隣の「居酒屋 樂」の大将となるのです。
ずっと前から気になっていた「樂」。次回はこちらにも伺ってみたいです。
自家焙煎珈琲店 かふぇ ど えんで
- ■住所/松戸市平賀11-1
■営業時間/11:00~16:30(L.O.16:00)
■不定休
■問い合わせ/℡047-345-1109
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この記事を書いたのは…
ジモトミンきたこ
松戸市在住。万年ダイエッターですが、おいしいものにはアンテナ立ててます! 地元のおいしいお店、スイーツ、季節を感じられるネタなど発信していきたいな。