2018年に柏市民待望の「かしわ七福神」が誕生しましたが、コンプリートしたという話はまだあまり聞かれないのではないでしょうか?
というのも、一つひとつのスポットまでの距離が遠く、一日で回るのはやっぱりむずかしい…。
だったら、何回かに分けて訪問し、(あくまでもそのついでに)各地の魅力的なスポットと美味しいお料理やスイーツを楽しんじゃいましょう!
第1回目は、かしわ七福神のコース内で一番北にある「大洞院」。ご近所の「旧吉田家住宅」(国指定重要文化財)にも足をのばして、2週にわたって見どころをご紹介します!
地域に開かれたお寺「大洞院」
花井山 大洞院は、花野井にある曹洞宗のお寺です。
創建年代は不明ですが、14世紀の板碑が多数出土していて、元々は天台宗の寺院であったといわれています。
ギャラリーで絵画等の展示をしたり、寺コンを開催したりするなど文化事業に力をいれる傍ら、昨年からは、子育てカフェや、認知症カフェ「花福」を運営。“地域に開かれたお寺”をモットーにしています。
かしわ七福神「毘沙門天」にお参りして記念の御朱印を!
毘沙門天は、商売繁盛・福徳円満・家内安全の神様。大洞院には2016年10月23日に設置されました。
インパクトのあるビビッドカラーの彩色は、柏在住の画家・長縄えい子さんによるものです。
境内の見どころ①大イチョウ
毘沙門天にお参りしたら、境内をたっぷり散策しましょう!
大洞院のシンボルである大イチョウは、樹齢450年以上とされ、柏市内で幹回りが一番太いイチョウ(5.32m)といわれています。柏市指定保護樹木になっています。
境内の見どころ②水琴窟(すいきんくつ)
手水鉢からひしゃくで水をすくい、石を敷き詰めたところにかけると、地中に埋まった水瓶に共鳴して、澄んだ風雅な音が聞こえます。
その音色が琴に似ていることから水琴窟(すいきんくつ)と呼ばれ、弁天様が奏でているといわれます。
境内の見どころ③2つの大壁画
全長30メートル以上にもわたる、柏ゆかりの2人の作家さんによる壁画は圧巻!
内側の壁に描かれているのは長縄えい子さん作「遊戯(ゆげ)」、外側の壁は版画家・大野隆司さん作「猫ほとけ」です。
境内の見どころ④大洞院ギャラリー
本堂に併設されているギャラリーでは、東葛地域で活躍する作家さんたちの作品を展示し、地域の文化や芸術を発信しています。
1月31日(月)までは、「地井紅雲 新春版画展」を開催しているので、この機会にぜひご覧になってください!
やっぱりオシャレなカフェに行きたい!
たっぷり散策したあとは、お腹がすいてきますよね?
大洞院から10分ほど歩いたところに、旧吉田家住宅歴史公園があるので、長屋門カフェのランチやスイーツでまったりするのがオススメです!(カフェ利用のみの場合は入場料がかかりません。)
次週は…
やっぱりカフェだけではもったいないので、“今さらだけどしっかり知りたい「旧吉田家住宅」鑑賞ポイント”をご紹介いたします!
現在、「ひな人形展」も開催されているので、そのレポートもお楽しみに!
花井山 大洞院
- 【住所】千葉県柏市花野井1757
【電話番号】04-7132-5868
【Eメール】daitou@daitoin.net
【ギャラリー開館時間】10:00~16:00
【アクセス(バスを利用する場合)】
JR柏駅西口より東武バス5番乗り場「柏市立高校」「東急柏ビレジ」「柏たなか駅」行きのいずれかに乗り「花野井神社」下車、徒歩10分
旧吉田家住宅歴史公園「長屋門カフェ」
- 【住所】千葉県柏市花野井974-1
【電話番号】04-7135-7007
【営業時間】10:00~16:00(※ラストオーダー15時30分)
【定休日(休園日)】月曜日
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この記事を書いたのは…
「ちゃーりんぐ柏」代表石井雅子
柏生まれ柏育ち。編集者・箏(こと)奏者。市民活動家の両親が2015年前後に他界したことをきっかけに、柏に興味を持つようになる。2021年、柏の歴史スポットを自転車で巡る「ちゃーりんぐ柏」を立ち上げる(2022年市民公益活動団体登録)。2023年5月、補助金申請や情報発信、連携などをサポートする中間支援団体「ジセダイ歴史文化継承研究所」を設立、事務局長を務める。2024年8月柏に特化した観光会社「かしわグリーン観光社」を設立、代表を務める。