【柏市】5/1「ミニお遍路体験」を含むツアー開催。200年の歴史ある東葛印旛大師で

「巡礼」の神聖な雰囲気に憧れたことはありませんか?

実は、柏を中心とした東葛地域には「東葛印旛大師(送り大師)」という、四国遍路を模した伝統行事があるのです。

この「送り大師」を東葛地域の多くの皆さまに知っていただきと思い、今回は、巡礼に憧れる私が企画した「ミニお遍路ツアー」について紹介させていただきます。

※アイキャッチ画像は杉野光明氏撮影。

柏市「法林寺」に集まる「送り大師」の一行(杉野光明氏撮影)

柏市「法林寺」に集まる「送り大師」の一行(杉野光明氏撮影)

東葛印旛大師(送り大師)とは

ゴールデンウィークの時期、ひょっとしたら、白装束の一行が歩いているのを見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

これは、東葛印旛大師(送り大師)という200年続く伝統行事で、毎年5月1日~5日までの5日間、柏市旧沼南町を中心とした東葛地域88か所の札所(ふだしょ)と16か所の掛所(かけしょ)を歩いてめぐる巡礼(巡拝)なのです。

「送り大師」公式ホームページはこちら↓

白衣や菅笠を身に着けて歩く「送り大師」の一行(杉野光明氏撮影)

白衣や菅笠を身に着けて歩く「送り大師」の一行(杉野光明氏撮影)

巡礼へのあこがれ

実は、私は小学生のとき、図書室で借りた『魔女ジェニファとわたし』という児童文学を読んで以来、「巡礼」の神聖さに憧れを持つようになりました。

しかし、四国遍路は40日以上歩くというハードルの高さから、夢のまた夢…と思っていたところに、「送り大師」の存在を知りました。

憧れていた“青い鳥”は身近にあったのです。

我が家の壁に貼った今年の「送り大師」のポスター

我が家の壁に貼った今年の「送り大師」のポスター

5/1(木)ミニお遍路体験を含むツアーを開催

「ヤレ、南無大師遍照金剛」と独特の節回しとともに唱えながら歩いていく「送り大師」。

本ツアーは、5日間の「送り大師」の初日の5月1日(木)午前中、スタート地点の大井の福満寺から鷲野谷の医王寺まで10か所の寺社等を歩いてめぐって、ミニお遍路体験をするものです。

初日に出発した札所に弘法大師像が戻ることを「結願」(けちがん)と呼ぶのですが、今年は大井地区が結願区となるため、福満寺から出発します。

↓福満寺の詳細は過去のまちっと柏の記事をご参照ください↓

今年の「送り大師」は、結願である大井の福満寺から始まり福満寺で終わります。

今年の「送り大師」は、結願である大井の福満寺から始まり福満寺で終わります。

さらに「旧手賀教会堂」や「染谷家住宅」も見学!

午後からは「送り大師」から離れて、旧沼南町の二大文化財である茅葺屋根の「旧手賀教会堂」(千葉県指定文化財)や鷲野谷の「染谷家住宅」(国登録有形文化財)をマイクロバスで訪れます。

どちらも私が大好きなスポットなのですが、公共交通機関でのアクセスが難しい地域なので、この機会にご訪問いただき、教会堂の厳かな雰囲気や古民家の落ち着きを感じながら、リフレッシュしていただければと思っています。

↓染谷家住宅の詳細は過去のまちっと柏の記事をご参照ください↓

江戸時代後期から明治時代の建物が残る「染谷家住宅」を、貸し切りで見学!

江戸時代後期から明治時代の建物が残る「染谷家住宅」を、貸し切りで見学!

↓旧手賀教会堂の詳細は過去のまちっと柏の記事をご参照ください↓

明治14年に民家を転用した旧手賀教会堂。転用教会堂としては日本で唯一現存、また、首都圏に現存する最古の教会堂でもあります。

明治14年に民家を転用した旧手賀教会堂。転用教会堂としては日本で唯一現存、また、首都圏に現存する最古の教会堂でもあります。

時短で非日常体験を!

都会の喧騒から解き放たれ、非日常を体感していただきたいという思いから、また、担い手不足が顕著なこの行事を多くの方々に知っていただきたいという思いから、本ツアーを企画しました。

お遍路衣装の白衣(びゃくえ)と輪袈裟(りんげさ)もプレゼントいたしますので、時短でリフレッシュや気持ちを切り替えたい方は、この機会にぜひお気軽にご参加ください!

ツアーチラシ表面。帰りには道の駅しょうなんに立ち寄り、新鮮野菜などを購入できます。

ツアーチラシ表面。帰りには道の駅しょうなんに立ち寄り、新鮮野菜などを購入できます。

ツアーチラシ裏面。オプションとして眺望抜群の「ザ・クレストホテル柏」さんやリフレクソロジーなどの施術を割引価格で受けられる「りふれ柏西口店」さんもご紹介しています。

ツアーチラシ裏面。オプションとして眺望抜群の「ザ・クレストホテル柏」さんやリフレクソロジーなどの施術を割引価格で受けられる「りふれ柏西口店」さんもご紹介しています。

おまけ

以前、やはり巡礼に憧れ、「送り大師」に参加したアコーディオン奏者・岩城里江子さんのインタビュー記事を、まちっと柏に掲載させていただきました。

岩城さんは、送り大師の「ヤレ南無大師遍照金剛」の節を取り入れた《おくりうた》という楽曲を発表しています。

その楽曲もステキなので、ぜひYouTubeの《おくりうた》を、「送り大師」の映像とともにお聴きください。

↓岩城里江子さんのインタビュー記事はこちら↓

ツアー概要

  • ●タイトル:ミニお遍路体験+茅葺屋根の教会堂+歴史ある鷲野谷の古民家を巡るリフレッシュこころの旅

    ●主催:かしわグリーン観光社

    ●開催日:2025年5月1日(木)

    ●募集人員:20名様(最小催行人員:8名)

    ●ご旅行代金(お1人様あたり):20,000円(税込)
    (白衣・輪袈裟、お弁当、施設入館料、バス・タクシー、燈明料等を含む。)

    ●募集人員
    20名様(募集人数に達し次第、受付を終了させていただきます。)

    ※詳細は、下記の「かしわグリーン観光社」ホームページをご覧ください。

福満寺

  • 【住所】千葉県柏市大井1708
    【電話番号】04-7191-1469

旧手賀教会堂

  • 【住所】千葉県柏市手賀666-2
    【営業時間】10:00~16:00
    【休館日】月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌平日が休館)、年末年始(12月28日~1月4日)

染谷家住宅

  • 【住所】千葉県柏市鷲野谷24
    【一般公開日】毎週日曜日 10:00~16:00

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「ちゃーりんぐ柏」代表石井雅子

柏生まれ柏育ち。編集者・箏(こと)奏者。市民活動家の両親が2015年前後に他界したことをきっかけに、柏に興味を持つようになる。2021年、柏の歴史スポットを自転車で巡る「ちゃーりんぐ柏」を立ち上げる(2022年市民公益活動団体登録)。2023年5月、補助金申請や情報発信、連携などをサポートする中間支援団体「ジセダイ歴史文化継承研究所」を設立、事務局長を務める。2024年8月柏に特化した観光会社「かしわグリーン観光社」を設立、代表を務める。

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