こんにちは、2児の母 toriemaです。
今回は松戸にコーヒーの焙煎所を構える「街と山」の店主渡邉さんにインタビュー。
みなさん「街と山」さんのコーヒーを飲んだことはありますか?
現在松戸では
・肉とイタリアンの店 porta verde(ポルタ ヴェルデ)
・DailySurf
・ONE TABLE
などでコーヒーを飲むことができます。
松戸以外にも色々な場所に出店されているのですが、毎回コーヒーを出すときはその土地に合わせたコーヒーを提供されるのだとか!
松戸の土地に合わせたコーヒーって何?
素人でもコーヒーを楽しめるポイントとは?
こういった内容をインタビューの中で知ることができますので、最後までお読みいただけると嬉しいです。
街と山ができるきっかけ
街と山ができるきっかけって何だったんでしょう?
渡邉氏:きっかけはコロナです。
緊急事態宣言などで一変した飲食業の状況を目の当たりにして、このまま雇われのまま飲食業界にいることに危機感を抱きました。
自分の力で稼いでいく術を今のうちから身につけないといけない、と感じたのが最初です。
自分の専門分野である珈琲で、自ら仕事を生み出していけるようにならなければいけない、と感じたのが独立のきっかけです。
コーヒーをどんな人に飲んでもらいたいか?
「コーヒーをどんな人に飲んでもらいたいか」という質問にこう答えてくれました。
渡邉氏:自分にとっての美味しいコーヒーの味がわからないと言う人は多いです。
コーヒーはコンビニや自動販売機でもすぐに手に入るため、誰でも興味を持ってもらえる飲み物。
だからこそ、日常的にコーヒーを飲まれている方にコーヒーの良さや面白さをしっかり伝えて、コーヒーにより興味を持ってもらえるきっかけを作りたいと思っています。
「街と山」のドリップのレシピは素人さんにも伝わるようにシンプルにしています。
時々、時間・お湯温度・粉量を難しく説明している商品を見かけます。
ですが、僕はコーヒーの敷居をできるだけ低くしたいと思うので「コーヒーって面白い」って思ってもらうにはどうしたら?と常々考えコーヒーを提供するようにしています。
いろんな豆がある中で、、日常的に味わえる豆や誰でも簡単にトライできる豆などを選別し、そこに少しだけアレンジを加えて「街と山」らしさを入れています。
コーヒーに地域性あり?松戸に合うコーヒーを焙煎
「街と山」は誰でもコーヒーが好きになるきっかけを持たせてくれる場所なんですね。
と言うことは地域によっても提供するコーヒーが違ったりするのでしょうか?
渡邉氏:その通りです。コーヒーには好まれる味の傾向が少し違うと感じています。
都内の年齢層が若い人たちが多い場では、コーヒー業界のトレンドも意識したラインナップにしています。
それに比べると松戸では、フルーティなコーヒーより、酸味の控えめなコクのあるコーヒーが好まれています。
松戸に出すコーヒーは、個性を出しすぎず、歴史のある土地だからこそクラシカルで落ち着きのある味に整えています。
コーヒーって面白い!産地の違いで変わる味
松戸に合わせてコーヒーを作り出すのってなんだかとってもかっこいい!
土地ごとに刺さるコーヒーが違うというのもなんだかしっくりきました。
コーヒーって面白いですね!
コーヒーの味は産地によって変わると言うことですよね?
渡邉氏:はい、産地によって味は大きく変わります。
降雨量・日照時間・寒暖差・土壌、など生産国の様々な環境的要因がコーヒーの味に影響を与えます。
そこにさらに、生産国によって育てられている品種の傾向も違っています。
それは味わいだけでなく、コーヒーの伝播の歴史にも深く関わっているコーヒーの面白い要素の一つです。
街と山では、産地の違いによる飲み比べの講座も行っていています。
コーヒーを一度に飲み比べする機会もなかなかないので、コーヒーの味わいの違いを体感していただいたり、
ご自身の好みのコーヒーを探る機会にしていただいたりと、人気な講座の一つです。
▶︎街と山の珈琲講座の詳細はInstagramより確認できます
コーヒーの苦さは人間を虜にする!?
そもそも疑問に思っているのですが、どうして人間はコーヒーが好きなんでしょう?
渡邉氏:いい質問ですね。
コーヒーの味の主役は苦味や酸味ですが、
味覚の中でも「苦味」や「酸味」は本来、人間が毒や腐敗したものを感知できるように発達したものです。
これらの味は、周りの人が摂取していたり、知識として安全だと知ることで美味しく感じられるようになります。
香りの感じ方にも、これまで育ってきた文化や環境が大きく影響します。
コーヒーは正に苦味と酸味そして香りの飲み物です。
コーヒーの味わいを構成する主な要素はすべて、万人に美味しいものではなく、経験や知識に左右される。
そこが、地域によって好まれる傾向が変わってくる要因だと思っています。
コーヒーがやめられない!と言う言葉をよく耳にしますが、コーヒーの苦さは時に人間を虜にさせるほどの力があるようですね。
街と山のこれから…
コーヒーは人間にとって切っても切れない関係なんですね!
身近にいつもいる存在だからこそ、より美味しいコーヒーを飲んでいたいと思いました。
「街と山」さんは今後お店を構える予定なんですよね?
渡邉氏:はい、そうなんです。
今年の春頃に本所吾妻橋で店舗を構える予定でいます。
焙煎所はこれからも松戸に置くので、松戸のみなさんにもコーヒーを味わってもらえる機会は作っていくつもりでいます。
また、今でも精力的に行っているのがコーヒーを美味しく飲んでみたい!と言う人たちに向けたステップアップ講座をしています。
コーヒー素人さんでも分かりやすく、そして美味しくコーヒーが飲めるコツを伝授します。
色々な場所で講座は行なっていますが、松戸だと三矢小台にあるDailySurfさんで毎月1回ほどしていますので、気になった方はぜひ参加いただけると嬉しいです。
インタビュー後コーヒーを飲みに行ってきました!
インタビュー後、「街と山」さんのコーヒーを飲みに行ってきました!
上記のInstagramでも紹介されていたホリデイブレンドを飲みました。
目の前でゆっくりじっくり作ってくれるのですが、コーヒーのいい匂いが立ち込めてワクワクが止まりませんでした。
"ドライフルーツが散りばめられたほろ苦ブラウニー”の様な、程よい苦味の中に透明感のある果実味を感じることができます。
と言うことだったのですが、言葉通りフルーティーな香りがして、苦味が強くないのでブラックでもスッと飲むことができる美味しさ!
むしろ、ミルクや砂糖を入れたら台無しになる!と思った程です。(普段はミルクや砂糖を入れちゃう派なのですが)
お土産用にデップバッグも購入。
家で淹れてみましたが、本当にスッキリ飲みやすくて美味しい!
だけどやはり本場で淹れてもらった方が香りもよく美味しかったです。
今回インタビューを通じて改めてコーヒーの深さを学ぶとともに、店主渡邉さんのコーヒーに対しての熱量も感じ取ることができて大変貴重な時間を過ごすことができました。
みなさんも松戸に合うコーヒーを松戸の地で飲んでみませんか?
ぜひ気になった方は「街と山」のコーヒーを堪能してみてくださいね。
街と山
- 〒271-0091 千葉県松戸市本町 Building C, 5-3
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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
まちっと編集部toriema
流山市在住。2歳と4歳の子供を持つ母。流山・柏・松戸エリアの子育て情報をメインに発信していきます★