【豊中】北摂のナゾ地名を調査!編集部 北摂自由研究④ 北条町 どう読む?

【豊中】北摂のナゾ地名を調査!編集部 北摂自由研究④ 北条町 どう読む?

こんにちは!まちっと編集部のバンハルです。
以前リビング北摂Webで取り組んでいた「編集部 北摂自由研究」から、北摂の地名に関するクイズとエピソードを紹介します。
知っているようで知らない地名の世界。へ~そんな由来があるのね!と発見もいっぱい。
地名にはまさに北摂ならではの”謎”が詰まってますよ。
≪2020/1/6公開≫
◇     ◇     ◇

簡単そうにみえて、意外な読み方で驚かされるのが地名。「北摂自由研究〈地名編〉」第4回は、豊中市の「北条町」です。

北条町

「ほうじょうちょう」と読みたくなりますが、正解は「きたじょうちょう」。なぜ、この地名、読み方になったのでしょう。

地名に関する文献がないため、正確な由来はわかりません。ただ、豊中市立小曽根(おぞね)小学校の創立100周年記念誌によると、「(吹田市)垂水のほうから一条とかぞえて、吹田街道あたりが四条でした。その北にあったのでこの名前が残されたようです」という記載が見られるとのこと。

豊中市が含まれていた古代の豊島郡では条里制(※)が施行されていたため、条はその名残りとする文献もあるそうです。※古代から戦国時代まで用いられた土地区画制度

北条ではない書き方が今の読み方に?

なぜ「ほうじょうちょう」という読み方ではないのでしょう。実は北条ではなく「喜多条とも書いた」という歴史が残されており、そこから「きたじょうちょう」という読み方が今も残っているそう。

豊中市の「新修豊中市史 第1巻通史一」に、「安貞元年(1227年)の勝尾寺文書は、豊島郡の条里の区画として北条を示すものである」と記載があります。1227年は鎌倉時代。この年代には「北条」という地名が存在したことがわかっています。

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まちっと編集部バンハル

夫と息子+琉球MIX犬(女の子)と暮らしています。以前千里中央に事務所があったときは、お昼休み、コラボの図書館に通いづめてました。おすすめは大阪モノレールから見下ろす街並み。特に秋は紅葉が素晴らしい! アイコンの画像はバンハル3歳のときのものです。

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