【柏】写真映え! 恋愛運、仕事運アップ!?  駅チカ開運「新旧水戸街道 神社めぐり」

22日(日)には旧暦のお正月を迎え、いよいよ本格的に新しい年が動き出した感じがしますね。
そこで、やっぱり気になるのは、恋愛運、健康運、仕事運、金運…などなど。

そんなときは、駅チカでの神社めぐりがオススメです!
本日ご紹介するコースは、柏駅と南柏駅の間の、旧水戸街道と新水戸街道を通って、街道沿いにある歴史スポットをめぐるというもの。

この辺りは、江戸時代の野馬土手、明治以降の開墾の歴史といったネタの宝庫。
また、「かしわ七福神」のうち弁財天・恵比寿天・福禄寿の3柱をめぐることができ、9つのユニークな神社にも立ち寄ることができるという、盛りだくさんなコースです。

昨年末に、私が主宰する「ちゃーりんぐ柏」のメンバーと訪れたのですが、新年のお参りにもぴったりなのでご紹介いたします。

柏駅東口に集合。自転車は柏駅東口第二駐輪場でレンタルできます。今回の写真はちゃーりんぐ柏のメンバーも提供してくれました!

柏駅東口に集合。自転車は柏駅東口第二駐輪場でレンタルできます。今回の写真はちゃーりんぐ柏のメンバーも提供してくれました!

コースのご紹介

9:00柏駅東口交番裏(オールグッドガーデン)集合
①幸町弁財天(柏七福神・弁財天あり)
②諏訪神社(百庚申あり)
③柏神社
④神明神社
⑤豊受稲荷本宮(柏七福神・福禄寿あり)
⑥別雷神社稲荷神社
⑦八坂神社
⑧稲荷神社(ユニークな弁天様あり)
⑨野馬土手(国内最大級の二重野馬土手)
⑩旭町香取神社(柏七福神・恵比寿天あり)
⑪カフェカルディーでランチ
12:30解散

柏駅東口から「幸町弁財天」「諏訪神社」へ

まず、市役所方面に向かいます。
この辺りは、江戸前期に、水戸街道の整備とともに、小金宿と我孫子宿の間に成立した「柏村」という小さな集落でした。

「幸町弁財天」。柏駅から一番近い「かしわ七福神」です。隣家の火災の際にも、祠堂の損傷を免れた霊験あらたかな弁天様だと伝えられています。

「幸町弁財天」。柏駅から一番近い「かしわ七福神」です。隣家の火災の際にも、祠堂の損傷を免れた霊験あらたかな弁天様だと伝えられています。

夜間に撮影した「幸町弁財天」。電灯が設置されていて、夜に通行する人たちを見守ってくれているかのようです。

夜間に撮影した「幸町弁財天」。電灯が設置されていて、夜に通行する人たちを見守ってくれているかのようです。

「諏訪神社」。柏村が成立した頃の創建ではないかといわれています。

「諏訪神社」。柏村が成立した頃の創建ではないかといわれています。

手水の上に並べられたアヒルがカワイイと話題になっています。

手水の上に並べられたアヒルがカワイイと話題になっています。

見所は、境内をぐるりと囲んでいる百庚申。庚申塔は一つひとつキャラクターが違っているので、はまりますよ~🎵

見所は、境内をぐるりと囲んでいる百庚申。庚申塔は一つひとつキャラクターが違っているので、はまりますよ~🎵

フェンス越しにフクロウを発見! 写真の上の方に見えるかな~?

フェンス越しにフクロウを発見! 写真の上の方に見えるかな~?

柏村の西端「柏神社」

柏神社は、万治4年/寛文元年(1661年)頃に、この地に創建された「八坂神社」と、近隣の「羽黒神社」(万治3年(1660年)頃創建)が、明治期に合祀された神社です。

昨年大規模な改修工事をおこない、ひと際鮮やかな姿を見せる社殿。

昨年大規模な改修工事をおこない、ひと際鮮やかな姿を見せる社殿。

社殿の美しい装飾にも注目してみてください!

社殿の美しい装飾にも注目してみてください!

境内にはたくさんのハートマークが飾られています。恋愛運アップを祈願しながら探してみてくださいね!

境内にはたくさんのハートマークが飾られています。恋愛運アップを祈願しながら探してみてくださいね!

ここからは、かつての馬の放牧地です!

ここから先は、江戸時代、「小金牧」という幕府直轄の馬の放牧地だったところです。
人が住む村と馬が住む牧の間には「野馬土手(のまどて)」という土手が築かれ、牧の中を通過する当時の水戸街道の両端には、「柏木戸」(柏神社近く)と「新木戸」(南柏ヤングボウル近く)という出入口の門が設置されていました。

柏神社にお立ち寄りの際は、この看板の図もぜひご覧ください! 村と牧の境を実際に感じてみましょう!

柏神社にお立ち寄りの際は、この看板の図もぜひご覧ください! 村と牧の境を実際に感じてみましょう!

開墾地に建てられた「神明社」「豊受稲荷本宮」「別雷神社稲荷神社」

明治に入ると、新政府は広大な小金牧を農地にする開墾事業に着手し、東京の生活困窮者(失業した武士など)や周辺の住民(農家の次男や三男)が入植しました。
「豊四季」は、幕府直轄の牧場だった小金牧と佐倉牧のうち、4番目の開墾地として名付けられたエリアです。
(当時の豊四季村は、柏駅から南柏駅、現在の豊四季駅周辺にまでおよびます。)

天照大神を祭神とする「神明神社」。豊四季に入植した人々の心のよりどころとして、明治期に創建されました。

天照大神を祭神とする「神明神社」。豊四季に入植した人々の心のよりどころとして、明治期に創建されました。

昭和40年(1965年)創建された「豊受稲荷(ゆたかいなり)本宮」。全国でも珍しい、神様と仏様をお祀りしている「神仏習合」の神社です。

昭和40年(1965年)創建された「豊受稲荷(ゆたかいなり)本宮」。全国でも珍しい、神様と仏様をお祀りしている「神仏習合」の神社です。

豊受稲荷本宮には、「かしわ七福神」の福禄寿尊(幸福・金運・長寿の神様)もいらっしゃいます。宮司の中山悠一郎氏は「かしわ七福神の会」の代表。

豊受稲荷本宮には、「かしわ七福神」の福禄寿尊(幸福・金運・長寿の神様)もいらっしゃいます。宮司の中山悠一郎氏は「かしわ七福神の会」の代表。

明治3年(1870年)に創建された「別雷神社稲荷神社」。別雷(わけいかずち)大神は雷を支配制御する神様。社殿の彫刻も美しく、写真映えスポットです!

明治3年(1870年)に創建された「別雷神社稲荷神社」。別雷(わけいかずち)大神は雷を支配制御する神様。社殿の彫刻も美しく、写真映えスポットです!

江戸期に開墾された新田エリアへ

南柏ヤングボウル近くにあった「新木戸」(バス停にその名前が残っていますね)をぬけると、今谷上町のエリアに入ります。
この地は徳川吉宗の新田開発の奨励によって、今谷新田として開墾された土地。
特に、稲荷神社は、享保11年(1726年)に、吉宗が小金原で大規模な御鹿狩(おししがり)をおこなった際に建立されたといわれています。

↓↓「御鹿狩」や「小金牧」「開墾の歴史」については、こちらをご参照ください↓↓

疫病退散・無病息災のご利益があるといわれる「八坂神社」。放牧地内の水戸街道には、往来する人が道に迷うことがないよう、道しるべとして千本の松が植えられていました。この付近は最後まで松並木が見られたそうです。

疫病退散・無病息災のご利益があるといわれる「八坂神社」。放牧地内の水戸街道には、往来する人が道に迷うことがないよう、道しるべとして千本の松が植えられていました。この付近は最後まで松並木が見られたそうです。

今谷上町の「稲荷神社」。茅葺屋根のオシャレな社殿で、写真映えスポットです! その脇には弁財天もいらっしゃり…。

今谷上町の「稲荷神社」。茅葺屋根のオシャレな社殿で、写真映えスポットです! その脇には弁財天もいらっしゃり…。

アップするのは控えさせていただきますが、弁天様は殿方と同棲中でいらっしゃいます。子宝祈願・恋愛祈願の方はぜひ!

アップするのは控えさせていただきますが、弁天様は殿方と同棲中でいらっしゃいます。子宝祈願・恋愛祈願の方はぜひ!

国内最大級の二重野馬土手へ

ここから、線路の反対側に向かい、新水戸街道(国道6号線)沿いに、柏駅まで戻っていきましょう。
柏と流山の境には、国内で最も保存状態が良い野馬土手のひとつといわれている「南柏特別緑地保全地区・松ヶ丘特別緑地保存地区」の野馬土手があります。

かつては大型ゴミが不法投棄されていましたが、「豊四季むらを知る会」の方々が中心となって、定期的に清掃活動をおこない、美観が保たれています。

↓↓野馬土手について詳細を知りたい方はこちらをご覧ください↓↓

写真右側の低い土手が柏市(牧)、左側の高い方が流山市(村)となっています。

写真右側の低い土手が柏市(牧)、左側の高い方が流山市(村)となっています。

昨年、「豊四季むらを知る会」の方々の尽力によって、開墾の歴史を記載した看板が建てられました。

昨年、「豊四季むらを知る会」の方々の尽力によって、開墾の歴史を記載した看板が建てられました。

最後は柏駅西口近くの、旭町「香取神社」へ

柏駅の近くまで戻ってくると、旭町に香取神社があります。
明治22年(1889年)に、豊四季に入植した人々の鎭守として、現在の東葛飾高等学校の敷地に建設され、大正14年(1925年)に現在の地に移築されました。

香取神社のご祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)。
武力に優れた神様なので、試合・試験・交渉事などにご利益があるといわれています。

 境内には、大鳥神社も合祀されていて、毎年11月の酉の日には、商売繁盛を願った縁起物の熊手を販売する露店が出たりして賑わいます。

境内には、大鳥神社も合祀されていて、毎年11月の酉の日には、商売繁盛を願った縁起物の熊手を販売する露店が出たりして賑わいます。

かしわ七福神の恵比寿天がいらっしゃいます。商売繁盛の神様として知られていますね。

かしわ七福神の恵比寿天がいらっしゃいます。商売繁盛の神様として知られていますね。

再び線路にかかる陸橋を渡って柏駅東口に戻ります。

再び線路にかかる陸橋を渡って柏駅東口に戻ります。

ランチは白いカレーで!

柏駅東口の旧そごう前、自転車をレンタルした柏駅東口第二駐輪場の近くには、「カフェカルディー」という老舗の喫茶店があります。
ちゃーりんぐ柏のメンバーもお気に入りの喫茶店です!

カフェカルディーの入口。カフェ内の壁はガラス張りになっていて、外の景色を眺めながら、まったりできます!

カフェカルディーの入口。カフェ内の壁はガラス張りになっていて、外の景色を眺めながら、まったりできます!

ここの名物が「白いカレー」。クリーミーでまろやかなお味ですが、やっぱりカレーです! 筆者はいつもこのカレーをオーダーしちゃいます。

ここの名物が「白いカレー」。クリーミーでまろやかなお味ですが、やっぱりカレーです! 筆者はいつもこのカレーをオーダーしちゃいます。

ランチセットにはサラダや食後のデザートもついてきます。ボリューミーなサラダに、初めての人はびっくりするかも!?

ランチセットにはサラダや食後のデザートもついてきます。ボリューミーなサラダに、初めての人はびっくりするかも!?

終わりに…

いかがでしたでしたでしょうか?
駅チカに、こんなにたくさんのユニークな神社があるのをご存じでしたか?
こんなに濃いコンテンツのコースでも、自転車だったら、所要時間はランチタイムも入れて約3時間半!
思い立ったが吉日!
今年のさらなる運気アップに、新旧水戸街道めぐりはいかがですか?

カフェカルディーの豊富なコーヒーメニューのなかでも、筆者がいちばん好きなのは、芳醇な香りの高い「森のブラジル」。ザラメの砂糖もウレシイですよね。

カフェカルディーの豊富なコーヒーメニューのなかでも、筆者がいちばん好きなのは、芳醇な香りの高い「森のブラジル」。ザラメの砂糖もウレシイですよね。

カフェカルディー

  • 【住所】千葉県柏市柏4-8-1 金子ビル2F
    【電話】04-7164-1051
    【営業時間】9時~18時(日曜日9時~17時)
    【定休日】なし

諏訪神社

柏神社

豊受稲荷本宮

旭町香取神社

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「ちゃーりんぐ柏」代表石井雅子

柏生まれ柏育ち。編集者・箏(こと)奏者。市民活動家の両親が2015年前後に他界したことをきっかけに、柏に興味を持つようになる。2021年、柏の歴史スポットを自転車で巡る「ちゃーりんぐ柏」プロジェクトを立ち上げ、2022年市民公益活動団体として登録。2023年5月、補助金申請や情報発信、連携などをサポートする中間支援団体「ジセダイ歴史文化継承研究所」を設立、事務局長を務める。

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