みなさん、こんにちは。ジモトミンの村島由夏です。
今日は、前回アップした記事「【松戸】市内最大規模の松戸市美術展開催中です」の展覧会に実際に出展された作家さんの声をお届けしたいと思います!
山下清を彷彿とさせる絵画(洋画)
今回インタビューに応じてくれたのは、マスキングテープで風景を描くのが得意な米丸航生さんです。
――まずは、佳作受賞おめでとうございます。
「ありがとうございます。昨年の秋から搬入前夜まで制作に時間がかかりました。ひたすら完成させたいという信念でやり遂げました。完成して出せれば合格と思っていましたが、賞ももらえて嬉しいです。感謝します。」
――山下清を彷彿とさせる絵ですね。
「はい、藤城清治さんや山下清さんの貼り絵を意識して制作しました。印象派の点描も意識していて、遠くから見ても近くで見ても楽しめる絵を目指しました。」
――この作品を作るきっかけは何だったのですか?
「2年前、函館の夜景をマスキングテープで制作し、松戸市美術展で佳作を受賞したのをきっかけに、この次の作品も夜の景色にしようと考えていました。そこで、2019年に水戸の偕楽園にある千波湖で観た花火大会を絵にしようと決めました。湖に反射する花火の光がとても綺麗で、今回、花火の絵を作る際にその感じを作品にしたいなと思い選びました。」
――どうやって作りましたか?
「黒いスチレンボードに、写真を拡大印刷したものにトレーシングペーパーを使って鉛筆で下書きした後、絵の下の方にある水面から黒いマスキングテープを貼って、その上に色のついたマスキングテープを貼っていきます。空の花火も、それとは違う黒いマスキングテープを貼って下地を作り、その上からグラデーションのある色のついたマスキングテープを貼ることにより、花火とその煙を表現しています。」
――こだわった部分はどこですか?
「マスキングテープのちぎり方も、花火の形によって変えています。勢いのあるところは細く長めにカットし、花火の儚い部分は小さくカットしています。テープを何度も足したり引いたりしながらバランスを考えて貼りました。かわいくならないように綺麗に見えるように意識しています。あとは、ハサミを使わないとか、同じ種類のマスキングテープしか使わないなど、自分の中で縛りを決めて作りました。」
以上、マスキングテープの作家の声をお届けしました。
他にも、魅力ある作品がたくさん展示されております。
みなさんも、この「松戸市美術展」で、作家一人ひとりが丹精込めて作った作品たちにぜひ、会いに来てください!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
第56回松戸市美術展覧会 詳細
- 会期:12月7日(火)~12月19日(日) 10:00~18:00
※12月13日(月)は休館、12月19日(日)最終日は~15:00まで
会場:松戸市文化ホール(松戸市松戸1307-1松戸ビルヂング4F)
(松戸駅西口から徒歩4分。駐車場ありキテミテマツド)
観覧料:無料(会期中、どなたでも自由にご覧になれます)
主催:松戸市教育委員会 松戸美術会
問い合わせ:松戸市文化ホール 047-367-7810(生涯学習推進課)
※新型コロナウィルス感染症拡大防止のため変更又は中止となる場合がありますのでご了承ください。 URL:https://www.city.matsudo.chiba.jp/kurashi/kyouiku_sports/bijyutsuten.html
★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
ジモトミン村島由夏
生まれも育ちも出会いも住処も千葉県松戸市出身の松戸ラヴァー。実際に見て、行って、体験して、良いなあ!誰かにおすすめしたいな!というお気に入りスポットやお店、イベントなどを中心に記事を書こうと思います。